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そして粛清の扉を



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【この小説が収録されている参考書籍】
そして粛清の扉を

そして粛清の扉をの評価: 3.75/5点 レビュー 60件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 21~40 2/3ページ
No.40:
(5pt)

湊氏の「告白」が話題なので読んでみました

こっちの方が面白かったです。「告白」よりもかなりホラー色強いです。どう決着つけるのだろうか?と、ぐんぐん引き込まれました。以下、ネタばれになるかもしれませんが…ラスト、まるでポアロの「アクロイド殺し」のようなどんでん返しの後、もうちょっと掘り下げて欲しかった。続きを読んでみたいという意味で。
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No.39:
(5pt)

もっと良くは出来るが、それに勝る内容だった。

 女性の先生が自分のクラスの生徒29名をナイフや銃で一喝する。先生の性格が180度変わった様子に不良生徒達は戸惑った。先生は生徒にこう言う「愚かな行為を何度となく繰り返すあなた達を、社会に放流する訳にはいかないじゃないですか?担任の責任に於いて、あなた達の卒業を阻止する義務が有るのです。緊急措置を取って然るべきです。」彼らの今までの犯罪を詳細に調べ上げていた先生に、もはや躊躇いはなかった。
 一人の生徒に身代金二千万を要求する。「お約束の時間です」「・・・4億六千万は、本当に揃ったんですか?」お金を工面できない親もいた。先生は、その生徒に「・・・あなた達は、本当に惨めな存在ですねえ・・・根っから愛されていなかったのか、それとも、途中から愛されなくなってしまったのか・・・ご両親を恨みなさいね・・・」そう言って殺した。そして、TVスタッフを教室に招きいれこう言った。「・・・私の娘は、去年のクリスマス・イブの夜、暴走族のバイクに撥ねられて亡くなりました・・・親一人子一人の、本当に優しくていい娘で・・・犯人は、暴走族の少年です。」「・・・この3人の顔を見て下さい。私は、この3人を指名手配したいと思います。賞金は、今グラウンドに在る3億6千万円を充てます。どうぞ、もう一度3人を映してください。」
 室内は、地獄だった。弦間の横には、屍肉を包んでいる制服が、こんもり山を成している。しかも、生徒の生存者は、もう4人しか残っていない。・・・続く
 話の内容、構成、描写力ほぼ完璧です。最後の結末は地味で、もっと強く余韻が残せる。買おうかなこれ。
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No.38:
(3pt)

スピード感で押し切ったものの

裁かれないモンスターチルドレンと崩壊学校、復讐する女教師・・・冒頭の衝撃性にくらっと来ない人はいないと思うのですが、バックグラウンド抜きに描写するにしては、少年達の悪行も、先生のターミネーター度もやり過ぎて、滑ってしまっています。トリックや動機も、答え合わせに終わっていて、やられたっ!と思わせるものが乏しかったです。
少年達がもっと犯罪者らしく命に執着をもって狡賢くやってくれれば、先生がもっとサービスたっぷりに絶望させてから撃ってあげれば、そしてこんな少年達のほんの数名でもノンフィクション的なリアリティを持ち、自分の娘のいる教室にもいるかもというひやりとした感覚を持たせてくれたら・・・あっちの作品なんて消し飛ぶほどの傑作になっていたでしょう。映像化のときはぜひこのあたりに補強を希望します。
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No.37:
(3pt)

バトルロワイヤル系

時期が悪かったのかたまたまなのか私が読んだ限りではBRの模倣というか二番煎じという感想です。
ただ学級崩壊を止めるにはこれくらい思い切った事をしなくてはダメかもしれないと考えさせてもらった作品でもあります。
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No.36:
(4pt)

高校教師が教え子のクソガキ30名を虐殺する痛快な小説

教室に立て篭もり、警察も相手にするが、
ナイフ、拳銃、地雷も駆使して、
警官も同僚教師も保護者もブチ殺します。
「バトルロワイヤル」と比較される事が多い本書だが、
殺す方の教師が主役であり、
クソガキとクソガキを守ろうとする奴が
悪しき敵として描かれているのが素晴しい!
子供は無条件に守られる必要がある、
矯正の可能性があるという、
古き良き時代の思考を引きずっている時代遅れは、
諏訪哲二 の「オレ様化する子どもたち」 でも読んで、
本書の子供観の正しさを認識して下さい。
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No.35:
(4pt)

実に痛快、その一言に尽きる

 レビューを見てではなく、書店で(私の場合は主に古書店だが)見かけて気になった本が当たったときというのは妙に嬉しかったりするのだが、今回がまさにそれ。
 「少年」という言葉で何をやっても許されるこの世の中に真っ向から立ち向かった作品である。多くは語らない方がよかろうが、大きな顔をしてのさばり、はびこっている「ガキ」が次々と倒されていくのを読むのは実に痛快であった。「トラウマ」という言葉に対する警鐘も、育った環境のせいにできるのも限度があるということを端的に指摘しているあたり、なかなかである。人質にされた我が子が殺されてほっとする、あるいは身代わりになれと言われて誰も名乗り出ない、という「親」の描き方も最高。やってくれるぜ。
 星を一つ減じたのは、スクールジャッカーに対する警察側の正義感が鼻についたから。こんな使命感に燃えた人間、今の警察には絶対いないと断言できるね。
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No.34:
(4pt)

チャラついた学生に嫌悪感を持つ人はスッキリする。

映画化しても面白そうなバイオレンスホラー。
作者が抱いている世の中の学生、若者に対する不平不満を一気にぶちまけた感じ。
テンポよく進むのですぐに読みきることが出来る。
エンタメとしては面白いが、文学的に価値があるかというと、そうでもないと思う。
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No.33:
(5pt)

緊張感があった

犯人と警察のやりとり、生徒を殺害する理由、身代金をめぐる生徒の両親の態度、犯人の狡猾さなど詳細に表現されていたため、読んでいてかなりの緊張感があった。最後の結末にも驚かされたが、現状の少年犯罪の問題点に対する考察も述べられており、興味深かった。
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No.32:
(5pt)

心に残る作品でした

非日常的な内容のホラーサスペンス小説。
しかし、その非日常的な猟奇殺人が日常的に起きてしまうのが現在の日本。
肉親を平気で殺し、さらには死体に対しての様々な猟奇行為。
その日がたとえ命日だろうと、朝日は淡々といつもと変わらずに昇ります。
人間は心身の危機に直面した時、サブリミナルで拒絶反応が起こると言われます。
全身の硬直や、一時的に声が出なくなったりなど。劇中では生徒達が馬鹿にしたような態度をとりますが、これも一種の拒絶反応でしょうか。
下の方で、反応ができないのが落ち度と書かれた方がいますが、自分は全くそんなことを思いません。
自分が全くあれと同じシュチュエーションであれをやられたら、劇中と同じ行為をすると思います。瞬間的に現状を判断し、その状況に見合った最良の適正反応をとることができるのは、精々、軍人さんかマンガのなかの戦士だけでしょう。
人が人として描かれる猟奇殺人。
その裏にある人間の深層心理を、みなさんも一度手にとって読んでください。
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No.31:
(1pt)

再発防止策を考える(生徒はトロ過ぎ)

バトルロワイヤル(映画)
バージニア工科大学31人虐殺事件
そして、この小説。
これらに共通する落ち度は、
「ケンカを売られた時の被害者アクションが遅すぎる」
バトロワなら、「殺し合いを」と言った時点で
バージニア大虐殺なら犯人がマシンガンを構えた時点で
この小説なら先生が殺害発言を言い出した時点で
音で全員を気絶させる手榴弾を教室のどこにでも投げれば、耳栓をしている者を
除いて、全員が気絶する。逃げ出す時間ならいくらでも作れる。
 快楽殺人犯(と言っていいでしょう)にまともに勝負するのが無理なら、
確実に逃げる方法を用意しておくのが、肝要かと思いました。
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No.30:
(2pt)

微妙

未成年であることを盾にのさばる悪者をどんどん殺していく爽快感が唯一の長所か。作品の根底にある問いかけはどこかで聞いたことがあるようなもので新鮮味に欠け、安っぽい青年漫画を読んでる気分がしました。陳腐さを補うはずの文章力はごくごく平凡なもので、惹かれるものをさっぱり感じませんでした。
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No.29:
(4pt)

ラストが気になりイッキ読み

前々より雑誌の書評などを読んで、一度読んでみたいとは思っていましたが・・・やはり、かなり衝撃的な内容でした。
ある女教師が自分のクラス全員を人質に「一人づつ殺していくぞ」と立てこもり・・・という展開で、まさにその「理由」が知りたくてラストまでイッキ読みでした。この本の影響で、今まで見る気もしなかった映画「バトルロワイヤル」見てしまいました。設定は似ているものの中身は、全く違うんですがね。
本の最後にあるホラー大賞選考委員の宮部みゆきさんも確か言っていましたが、この内容なら、もっとそれぞれの登場人物について深く書き込んで、もっと分厚い本になってもいいはず。
そう、もっと深く抉れば抉れるだけのものはあったはず、と思いましたが、とりあえず、怒濤のごとく展開していく話に1日で読み終えさせる力はあったと思います。
気になるのは、この本で粛清にあう年代の方が読んだらどう感じるのかな?
ある意味で、(人生を少し経験した)大人だからこそ、冷静に読み込めるのではないかと思うのですが。
私は、今の年代で読んで正解だと感じましたが、学生の時期だと違う感じ方があったかも知れません。
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No.28:
(4pt)

面白かった!!!!

たった一日で読みきってしまいました。
とにかく展開が速く、映像的で、大変面白かったです。
よく考えれば、主人公はとんでもない殺人者なのに、終わりまで貫いてほしいと思いながら読んでいました。
いい意味で裏切られることばかりで、スリルとサスペンスに満ちていましたね。
とはいえ、D組の子達があまりにも度を過ぎたワルばかりであるとか、持っている武器火器の類がふんだんすぎるとか、
また、主人公の娘が死ぬところがあまりひどい状況でないため(もちろん親の立場であればどんな死も許せないのだけど)
あれほどの大犯罪を犯すほどのきっかけがちょっと薄いと思われるところなど、ツッコミどころはあるのですが、
それでも、こんなドキドキ感はひさしぶりだったので、☆4つです!!
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No.27:
(5pt)

価値ある2時間

バトルロワイヤルと設定が似ていますが、個人的にはこちらの方が断然おすすめです。みなさんが書いているようにめずらしく一気に読み終われる本でした。日頃人間関係でストレスがたまっている人にはおすすめです。(私の事?)むかつくジャリがえらそうな事を言い終える前に撃ち殺されるのはなかなか新しいのでは?
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No.26:
(4pt)

普通に面白い。そして怖い。

タイトルやカバーイラストがちょっと抵抗感ありましたが、結構のめりこむように読んでしまいました。ちょっと極端?な人物ばかりが1箇所に集まってような気もしましたが、それは良い意味で「小説っぽい」感じがしました。普通にサスペンスものに飽きたら、是非。
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No.25:
(4pt)

荒削りな文章を補って余りあるスリリングなストーリー展開

本書のテーマは、未成年犯罪とそれに伴う仇討ちであろうか。文章的には、場面説明や表記の荒削りさはあるものの、小説ならではの、スリリングなストーリー展開にワクワク、ドキドキ楽しめた。宮部みゆき氏をして「よくこんな小説を書ききった」と云わしめただけのモノはあると思う。
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No.24:
(4pt)

やってくれます

主人公「亜矢子」が受けた深い悲しみは強い怒りとなって爆発し、悪をもって悪を征する復習がはじまる。私たちが日常生活で遭遇する些細な迷惑行為にも、つい見て見ぬ振りをしてしまう自分に対するフラストレーションや、社会に潜在する理不尽への鬱憤を、この作品は常識を度外視した方法で晴らしてくれる。現実の重大事件においても、理不尽極まりない理由で命まで奪われてしまった被害者に比べて、加害者は人権擁護だの少年法だのによって手厚く保護される感があり、犯罪によって残された者の苦しみと憤りは、法の裁きなどでは決して許すことのできない想像に余りあるものであろう。そんな誰もが感じている無責任への憤りを、「子供」を隠れ蓑に犯罪に手を染める若者を標的として、無関心な親、無力な警察、煽り立てるだけのマスコミに対しても突きつけている。蛇足ではあるが、この作品は小説としての完成度が高いが故に成り立っているのであって、映像にならないことを願う。単にショッキングなシーンが売り物の駄作になりかねない。
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No.23:
(4pt)

読み出したら止まらない・・・。

現代社会をするどく描写している作品です。残虐なシーンもありますが、読み出すと自然とページがめくられていきます(笑)。小説ではありますが、非常にリアリティがあります。物語の大まかなあらすじは皆が、ただの凡庸な高校の女教師と思っていた主人公が、突然教室をジャックする、というものです。主人公がそうなってしまった経緯、また、警察との戦い、人間の脆さといったものが冷静な視点で語られています。第一回ホラーサスペンス大賞受賞作です。どうぞ読んでみてくださいね♪
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No.22:
(4pt)

一気に読むことができました

やや文体に作者の作家としての若さを感じるが、それを補ってあまりある展開。一気に読むことができた。亜矢子の短期間での能力向上、生徒の横並びの悪辣さなど現実離れおり、それが殺戮中心のストーリーにも清涼感を与えるものと思われる。
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No.21:
(1pt)

うむ

肩に力が入りすぎているのか、なかなか文章に乗れない。「何気に」など幼い表現が目立つわりに、「未だ」「乍ら」「矢張り」「何時迄」などは漢字が使われ、その落差に目がくらむ。こういう表現が気になって作品に没頭できないのは、いけないのかもしれないが。
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