そして粛清の扉を



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初公開日(参考)2000年12月
分類

長編小説

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そして粛清の扉を

2000年12月31日 そして粛清の扉を

一人の女教師が学校に血の戒厳令!卒業式前日、人質の生徒処刑が始まった。一人、また一人…。もう誰も逃げられない―。周到な計画、警察との攻防。強行突入か、説得か。タイムリミットが刻々と迫る。TV生中継のなか、ついに教師は用意された身代金で、前代未聞の「ゲーム」を宣言した…。第1回ホラーサスペンス大賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)




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No.60:
(5pt)

残虐だが爽やかさが残る小説

読んだ作品だったのだが、8割は忘れていたので新鮮だった。平凡な女性教師がプロの殺し屋なみのナイフと拳銃の扱い、異常な頭の良さに現実離れしていると感じたが、その謎はラスト数ページで明らかになる。しかし人質として惨殺されていく高校生たちは普通の顔をして人間の屑だった。殺されるべくして殺される。湊かなえ「告白」と比較される本作品だが、読後の爽快感は間違いなくこちらの方が上だ。
そして粛清の扉をAmazon書評・レビュー:そして粛清の扉をより
410443101X
No.59:
(3pt)

現実では、出来ないからこその「粛清」

卒業式を明日にひかえた極悪非道の不良たちが巣食う高校で、生徒たちを人質にした立てこもり事件が発生。犯人はそのクラスの担当教師、近藤亜矢子。いたって地味な中年女教師であったが、どこで手に入れたのか、拳銃とナイフを教室内に持ち込み、いきなり生徒二人を殺害、その後教室に入ってきた男性教師ひとりを拳銃で撃ち殺し、さらに生徒たちを銃殺、その死体を窓から投棄。冒頭は、いきなりこんなショッキングな展開を見せる。

それまではおとなしく生徒たちに軽んじられるだけの中年女性教師が、いったいなぜこのような凶行におよんだのか、そして彼女の真の狙いは何なのか?教室内の出来事と、

今回の事件を解決するために動き出した警視庁捜査第一課を中心とした、教室の外での出来事を交互に映し出すことで展開していくこの物語、普通に考えれば、悪人は間違いなく彼女のほうであり、まるで警察の動き

を先読みしているかのように、次々と先手を打って彼らの動きを封じていき、巧妙にマスコミや人質の親たちに揺さぶりをかけていく、きわめて用意周到で駆け引きに長けている。犯罪者を、警察がいかにして取り押

さえるのか、という点に注目されそうになるのだが、本書を読みすすめていった読者は、次第に人質になった生徒たちよりも、むしろ犯人のほうに感情移入し、彼女の味方をしたくなるような、そんな気持ちになって

いくに違いない。

「……世の中には、法律とは別に、暗黙の内に心の中に引かれた共通のルールが存在します。あなた達が、そこに自分専用のルールを持ち出すなら、こちらも、自分のルールを持ち出す迄です……」

通り魔強盗、麻薬の売買、売春行為、陰湿な脅迫やたかり、電車への置き石行為――生徒を殺害するたびに「緊急措置」と称して彼女があきらかにする、生徒たち犯罪行為の数々は、どれも少年犯罪というにはあまりに凶悪で身勝手極まりないものばかりであり、彼女がいわば、被害者の代表として加害者となり、それまで一方的に加害者であった生徒たちを被害者の立場に無理やり置き換えようとして引き起こした立てこもりであることが見えてくる。被害者と加害者の逆転――この書評の冒頭で取り上げた事件に対していだいた複雑な気持ちが、この作品に対してもわきあがる。
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No.58:
(1pt)

説明不足

全体的に説明不足でただ淡々と教師である主人公にモブが殺されていく。
そもそもこれだけ登場人物がいるのにたったこれだけのページ数で描ききれるはずもない。
生徒が29人登場するが、いずれも掘り下げが甘く、識別記号として姓名の与えられたモブにしかなっていない。
サイコパスでもない主人公が生徒を皆殺しにするストーリーであれば、その契機となるような各生徒から受けた酷い仕打ちを掘り下げて描写するなどして殺害対象の生徒へのヘイトが向くようにし、少しでも主人公に感情移入できるようになっているべきだと思う。
しかも主人公の娘を殺した犯人は担当クラスにおらず、いよいよなぜこのような殺戮に至る必然性があるかがわからなくなる。
さらにごく普通の中年女が拳銃での狙撃やサバイバルナイフでの近接格闘などをそつなくこなしているのは違和感しかない。おかげで途中からFPSのプレイ動画を見ているような錯覚に囚われる。これだけ戦闘をこなせるのだったらハリウッド映画のように単身で犯人に立ち向かった方が良かったのではないか。
また、クラスで最初に生徒が殺されたとき、なぜ他の生徒らが主人公に群がって反撃しなかったのかも腑に落ちない。「ごくせん」顔負けの不良揃いでしかも主人公にナメた態度をとっている生徒ばかりなのに、咄嗟に団結して反撃に出なかったのは謎である。
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410443101X
No.57:
(5pt)

すごい!

ドキドキしながら読みました。
これは面白すぎる。
ある意味期待を裏切られた感じでした。
そして粛清の扉をAmazon書評・レビュー:そして粛清の扉をより
410443101X
No.56:
(1pt)

とにかく薄っぺらい

文庫になったばかりの頃に読みました。とにかく設定に現実感がなさ過ぎる。また、悪役の生徒達があまりにステロタイプすぎて、深みがない。ラストにしてもカタルシスはない。なぜ、こんな薄っぺらい話が賞を取ったのか、今だに不思議でなりません。
多少ネタバレになりますが、主人公の中年女性教師の戦闘力が高すぎる。平々凡々に暮らしてきた平均的な日本女性が、たかだか数ヶ月の訓練であそこまでになるのは現実味がなさ過ぎ。元々の設定や展開が非現実的な大ボラなんだから、こういう細かなところこそ現実的にきちんと詰めるべきだった。
もう一つ、人を殺した経験がない人間が初めて人を殺す時、そこにはなにがしかの葛藤があると思うんだけど、そういう描写もない。全体的に薄くて、不快感しかない作品でした。
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