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(短編集)

往復書簡



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【この小説が収録されている参考書籍】
往復書簡

往復書簡の評価: 3.61/5点 レビュー 110件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(3pt)

気軽に読める、良品集

作者には申し訳ないが、どうしても告白の面白さと比較してしまう。
面白さという点ではやはり告白が圧倒的に上。
新しい方向性を探っている感覚があるが、まだそれを見いだせていないような印象を受けました。

ただ、手紙を書くということの趣を教えられたのは、とてもよかったです。
もし私であれば、だれと往復書簡を交わし、何を告白するだろう?と想像してみるのはとても楽しいです。

小説の内容はまあまあ、小説から受けるインスピレーションは良質でした。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834
No.3:
(3pt)

タッチを変えているのかなあ?

湊かなえさんといえば、ぞっとする程、冷酷で嫌な人間を淡々と描いて後味が悪くって・・・という印象からスタートしてたのですが、最近どんどん柔らかくなってますね。この作品は特に読後感も悪くなかったりして、新堂冬樹の書くラブストーリーを思い出してしまいました。でも湊さんの特徴は独特の「独白」でストーリーを展開することでしょうか。ひとりの時もあるし、最近のように手紙形式で複数絡むこともあるけれど・・・気持ち悪くなかったら、彼女の特色が無くなるような気もするし、かといってああいうストーリーは決して好きではなかったし、複雑な気分です。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834
No.2:
(3pt)

パターン化してきた?

湊かなえさんの作品を読むのは「告白」、「贖罪」に続いてこれが三作目です。相変わらずグイグイ惹きつけられて、一気に読んでしまいました。上記二作と異なり、短編(中編?)三部で構成されています。最後でつながるのかな?とも思いましたが、完全に別物みたいです。内容は確かに面白かったのですが、正直「またこのパターンか…」と思ってしまいました。ひとつの事件に対しての誤解から生まれる心のすれ違いと歪み、というのを湊さんは毎回のテーマにしていると思うのですが、そのテーマがパターン化されてしまっていて、なんというか、展開が読めてしまう。 今回三編とも展開が読めてしまったのが残念でした。 あとサブタイトルが内容に合ってないような気がします。「告白」の衝撃が大きかっただけにちょっと物足りなかったです。これからに期待して☆3つ。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834
No.1:
(3pt)

軽く読める点は評価しますが、もう少し奥行きが欲しかった

帯には、連作ミステリとありますが、手紙だけの小説という手法が共通しているだけで、内容の繋がりはありませんので、厳密には連作ではありません。長編小説が好きな私としては、連作ならという思いで読んだので、実際には中編3作という内容に少しがっかりしました。幻冬舎さんは言葉の使い方に気をつけてほしいものです。さて、内容ですが、手紙だけで小説にしてしまうという、湊さんらしいやり方は、素直に良くできていると思います。手紙だからこそ成り立つ、嘘や方便、詭弁などが上手に解きほぐされていって、最終的に謎が解かれる。3作とも見事に出来上がっていました。ですが、手法を抜きにして、ミステリとしての出来映えを語るなら、どれも「惜しい」と思います。なんというか、3作とも展開が同じに感じられて新鮮みが無いこと、湊ファンなら予想できる結末で意外性が無いこと、が理由です。「Nのために」が非常に良かったので、どうしてもそれと比較してしまうと少し落ちる感は否めません。中編3作とはいえ、全編手紙なので、文章が短く、あっという間に読了してしまって、物足りなさを感じます。まあ、その軽さを評価する方もいるでしょうけど、私は湊さんの長編の力作が読みたいですね。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834

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