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恐怖の存在
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【この小説が収録されている参考書籍】
恐怖の存在の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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困難なテーマに真正面から取組んだ非常に挑戦的な作品。 "地球温暖化"問題を表に持って来る中で、現代社会が有する根源的な問題が浮彫になっている。 社会問題を小説の題材にしたものは数多く有るが、この作品では問題の有り方を問題にしており、作者の着眼の鋭さを感じた。 この様な、明確なメッセージを有する小説では、ややもすると説教臭い印象が漂うが、ここではその様な事は無くきっちりと書き切っている。 | ||||
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未知のウィルス、遺伝子再生による恐竜の復活、量子的タイムトラベル・・・ 過去に扱ってきたテーマが次々と話題になるマイケル・クライトンの最新作! 今回のテーマは「地球温暖化とは何か?」 テーマがテーマだけに、いろいろ批判が広がっているようですが、純粋 におもしろいですよ〜〜!! 息つく間のない、ハラハラドキドキのストーリーテリングの巧みさは、 今作も健在!まずはたっぷり楽しんで、そしてその後で「地球温暖化と は何か」を、じっくり考えてみましょう。 | ||||
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~ 量子コンピュータを題材とした「タイムライン」や、ナノマシンを扱った「プレイ」も決してつまらなくはなかったものの、そうは言っても実現はまだまだ先といった背景や映画化を意識したアクション描写過多な内容に、少し辟易した向きも多かったのではないかと。その点、「恐怖の存在」は今まさに我々が陥っている地球温暖化というまったなしの恐怖を、これ~~でもかという資料の応酬で一刀両断、クライトン久々の快作と言って良いかと思います。 クライトンが常時発しているメッセージ、人間は自然に対して無知であり、自然の振る舞いを予測することは困難であるというテーマは今作にあっていっそう揺るぎなく。クライトンがお好きな方にはホフマン教授登場時など、やっぱり出たか安楽椅子探偵といった楽しみも。$N~~$ 酒井昭伸氏の翻訳も安定して素晴らしい。邦題は本文中にある「恐怖の国」のほうがより相応しかったかとも思われますが、そう言うと恐怖を煽るメディアの仲間入りでしょうか。クライトン自身の売り上げも、そうしたメディア上の恐怖にいくばくかの恩恵を受けているという社会の矛盾と合わせて、これはお買い得です。~ | ||||
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ものすごいスピードとスケールの展開と相まって、知的にも最高に刺激的です。リスクだ危険だと騒ぎすぎて安全を追い求める余り閉塞状態に陥っている現代欧米社会(そしてそれに追従している日本社会)にグサリとメスを入れてます!胸のすく一冊。本編のディスカッションは骨太で読み応えたっぷりでした。クライトンの個人的なコメントと巻末の参考文献も必見です!一般人よ、もっと情報を見る目を養おう。「それはほんとにそこまで怖れるべきものなのか?」 | ||||
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今までの彼の作品の中ではもしかしたら一番の傑作かもしれない。(いや彼の場合出た本を読む度にそう思ってきたので、多分彼の次の作品こそが僕にとっての一番の傑作になるでしょうけど。。)終わりに今回の本を書くにあたってマイケルが読んだと言っている参考文献のリストが分厚く、しかもほとんどの参考図書に彼の丁寧なガイドがついていてそれだけでも感動します。例えば、ジュラッシックパーク一つをとってもそうなのですが、彼の奇抜なアイディアって、これら膨大な参考図書を徹底リサーチすることによってクリエイトしているんだなという事が分り感銘を受ける。今回の作品も徹底的にエンターテイメントしているが、そこで終わらず彼自身の環境問題に対するスタンスが明確に出ているところが素晴らしい。共鳴しましたよ。人によって受け取るイメージが違うだろうし、物議を醸し出す内容になっていますが、それこそがマイケルクライトンの真骨頂だし、センセーショナルでなければ彼の本には成り得ないですからね! ただ間違いなく言えるのはマイケルは環境保護の運動そのものに反対している訳ではなく、メディアその他の情報源に踊らされる事なく、正しいデータを正しくとって正しく状況分析することが大切だと言っている。そこがポイントだと思います。 | ||||
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I have been a Michael Crichton fan for years. He is a writer whose stories should be taken seriously. They are very insightful. In this fascinating page turner, the author makes his readers to learn interesting things about their world, in a the subject matter whose influence nobody can avoid. 'State of Fear' revolves around environmental extremists with an agenda that threatens to destabilize the status quo and a small group dedicated to unravel a plot. The characters are succinctly drawn to give the story the credibility that it deserves. Through the person of the young protagonist, Peter Evans, Crichton presented this story of global warming perfectly. The discussions about global warming and the pitfalls of media-geared scientific investigations are succinctly exposed. Crichton's case is strong. This is a thriller that is steeped in reason with a message for the environment. And Crichton concludes it with his by declaring his s position and a footnote to links to this issue. The book has a lot of integrity.Also recommended: DISCIPLES OF FORTUNE , GOD'S POLITICS, THE UNION MOUJIK | ||||
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地球温暖化に異論を唱えるマイケル・クライトンの新作、という評を聞いて、そんな馬鹿な、と読み始めた。やっぱりそのとおりで、「地球温暖化を科学的に理解していない政治・メディア・環境団体などへの異論」をベースにしている。表題のState of Fear の意味は、451頁から読むとわかる。核戦争、共産主義、冷戦、環境汚染などというFear を政治やメディアに押し付けられてきた我々。地球温暖化もそういうFearにすぎないのではないか。人間は、どれだけ自然の事がわかっているのか。イエローストーン公園の歴史は、人間の浅知恵で自然へ干渉して、ことごとく裏切られて失敗してきた歴史だ(484頁)。科学スリラーという触れ込みで、場面展開は映画向きだけれど、南極のクレバスやソロモンの津波はスリルに欠ける。食人の場面も余計だ。でも、巻末にある「著者のメッセージ(地球温暖化に対する立場の表明)」と付録1の20世紀前半の優生学を事例にしたPoliticized Science の危険性の部分は、いかにもまじめなマイケル・クライトンらしい。 | ||||
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分厚いので、最後まで飽きずに楽しめるかと思っていたけど、読み終えたときはもうちょっと書き続けろよ、これで終わるなよ、という感じで面白い。常識や先入観を、これでもかってデータや論理を突きつけて打ち破ってくれます。凡人が主人公でスーパーマンが脇役という設定もgood.NGOの正体とか、地球温暖化とか、データや統計の嘘とかに興味のある人にお勧め。もちろんスリルとサスペンスとアドベンチャー十分。 | ||||
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Michael Crichtonのfiction本は全て読んでる、Crichtonファンです。State of Fearもやっぱり読み出すと止まらず、2日で読破してしまいました。おかげで寝不足ですが、it was worth itです! | ||||
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