■スポンサードリンク


】【】【

白銀荘の殺人鬼



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

白銀荘の殺人鬼の評価: 7.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

決して出来が悪くないだけに漂うチープさがもったいない

吹雪に閉ざされた山荘を舞台に、多重人格の殺人鬼による連続殺人が行われる、サイコサスペンスにして倒叙にして本格推理作品でもあるミステリ。

刹那的で軽い性格の殺人鬼の性格を描写するためか、はたまた元々は「作者当てクイズ」という趣旨もあり元の文章のクセを隠すためか、文章がラノベ的というか非常にチープさやB級感が漂っている作品です。
しかし面白い趣向が複数試みられ、展開もよく練られており決して出来が悪くないだけに正直もったいないと感じてしまいました。(密室トリックとアリバイトリックはしょぼいけど)
性的描写が必要以上に多いのも、無駄なエログロナンセンス感があって人を選んでしまうなぁという感想です。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:
(9pt)

『雪の舞台+殺人鬼』テーマ+多重人格+倒叙物

シリーズ0作目にあたる本作は従来の『雪の舞台+殺人鬼』テーマ+多重人格+倒叙物。
これはとても好みの作品でした。

二階堂黎人&黒田研二でのシリーズ作品は、殺人鬼におびえる被害者視点でのミステリでしたが、
二階堂黎人&愛川晶での本作は、主人公が殺人鬼の加害者側です。

主人公は多重人格者であり、体の中に主人格の普通の男性、副人格として女性とミステリマニアの三人格が混在しています。
副人格の目的は、主人格を精神的に追い詰めて体を乗っ取る事。精神的に追い詰める為には陰惨な殺人を目のあたりにさせてショックを与えればよい。ミステリマニアの人格の協力を得て旅行先で皆殺しを計画する非人道的な作品です。

殺人鬼視点で事件が描かれますので陰惨なシーンが苦手な方は注意。陰惨な内容もただの演出だけでなく、主人格にショックを与える理由付けになっているのも凝っています。

趣向としてはミステリというよりサイコものなのですが、ミステリの遊び心が豊富でとても楽しめた作品でした。結末も好み。真相を知るのは読者のみ。というのも良いです。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0
No.1:
(7pt)

雰囲気作品。

雪の山荘で起こる連続殺人もの。元々は、本書の作風を読んで、この著者は誰か?と言った趣向が面白かった作品。密室や首なしなど本格物が好きならそれなりに読める。オチでがっかりするかは人の好み。

Ariroba78
5M53WTS6

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!