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(短編集)

儚い羊たちの祝宴



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【この小説が収録されている参考書籍】
儚い羊たちの祝宴
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴の評価: 7.57/10点 レビュー 28件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.57pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(9pt)

雰囲気最高

全体の雰囲気とか空気感が最高。短編集なのにそれぞれが面白かった。特に玉野五十鈴の誉れか大好き

MEI
GD5UZMNE
No.7:
(9pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

素晴らしい。
静謐の中の狂気が垣間見える。
『北の館の罪人』と『玉野五十鈴の誉れ』が一押し。

テルテル
9638XNHX
No.6:
(9pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

読み返してしまいます


AI159WAP
No.5:
(9pt)

儚い羊たちの祝宴

「バベルの会」という読書サークル(?)にまつわる短篇集で、5話収載されていますが、どれも素晴らしい。
話はすべて、最後の一行のために綿密に作りこまれており、読み手の頭は作者の思い通りに誘導されてしまいます。
そして読み終えた時、心と体が震えるでしょう。
10点にしなかったのは、苦手な人もいると思うし、僕もこの作品だけで結構です。

Hidezo
GX0TU62Y
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

どこであるとか、いつの時代であるとかハッキリとせず、昔話を語って聞かせるような文体で書かれているのがこの本の良さです。
『身内に不幸がありまして』 とてもブラックなオチが用意されている、笑いそうになるが笑えない怖いお話です。

『北の館の罪人』      イソップのような深い思惑が沈んでおり、探偵小説のスタイルを模して隠された意味が最後に強烈に胸に突き刺さる、そんな衝撃に見舞われるオチが読んでいてある意味爽快です。

『山荘秘聞』        そうだろうと、予想させておいて最後に違う手口で見せて結果は同じという離れ技が効いたシュールなお話。

『玉野五十鈴の誉れ』    個人的にはいちばん好きな物語。もの悲しく哀れさと怖さと不条理さがない交ぜになったお話で、やるせない想いが心に残るラストと心情の描写が秀逸。

『儚い羊たちの晩餐』    食は文化。その文化を逆手にとって不気味で怪しげな雰囲気の物語で最後に怖いオチを見せる作者のセンス。

              「バベルの会」がキーワードになっている連作ミステリですが、最後の一行にこだわった内容で、このような短編集はとても貴重です。作者のセンスの良さがあって初めて書かれる小説と言えるでしょう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

連作短編集ですが全作クオリティーの高さは文句なしで素晴らしいです。
「北の館の罪人」と「玉野五十鈴の誉れ」の2作品が特に好みで、どちらも凍りつくような一撃を見舞ってくれます。
米澤穂信作品は後味の悪さが持ち味の作品が多いですが、この作品は集大成ではないでしょうか。
これほど清々しい後味の悪さは中々出会えないのでシリーズ化希望です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

黒い笑いが漏れる、五つの短編を扱った作品。ラストの衝撃というものがイメージできず、とりあえず1話読み終えゾクリとニヤけさせられました。中でも逸材だったのが「玉野五十鈴の誉れ」、周到な伏線と序盤の和やかな展開から生み出されるラストには鳥肌

ほっと
2XKXV6EI
No.1:
(9pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

表紙からして今までの米澤作品とは違う雰囲気がありましたが・・・すばらしい短編集でした。
最後の1行の意味が本当に深く、何度も読み返させてくれる作品です。

granite
RJUQO5T4

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