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凍てつく太陽



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【この小説が収録されている参考書籍】
凍てつく太陽
凍てつく太陽 (幻冬舎文庫)

凍てつく太陽の評価: 6.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

凍てつく太陽の感想

作品自体はとても圧倒的。超骨太の濃い作品でした。
終戦間際の戦争小説において、舞台が北海道であるあまり経験した事がない作品。
この本のおかげで、北海道でのアイヌや朝鮮との関係、民族問題や差別、特高警察といった知識を得る事ができました。ミステリを読んで新たな知識を得られるのはとても嬉しいです。

一方、点数について。
好みの問題なのですが、本書は社会・歴史の教科書を読んでいる気分でした。
密度も濃い作品な為、1文1文がとても大事。なので物語を楽しむ前に、内容を把握する事に集中しなければいけない読書でした。人物や場所や状況、時代背景など頭の中で構築していかないと物語に置いてけぼりになる為、読むのが辛かったです。なのでこの点数で。

それにしても著者の作品のクオリティはどれも高い。
好みはあれど、どの作品も緻密な情報と作品への昇華に圧倒されます。改めて思いました。

egut
T4OQ1KM0

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