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約束



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【この小説が収録されている参考書籍】
約束 (創元推理文庫)

約束の評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

スコット&マギーは脇役だった

ハンドラーのスコット巡査&警察犬マギーのコンビがデビューした「容疑者」の続編という売りだが、正確には私立探偵コール&パイクシリーズ(未読)の16作目と言う方が当たっている。
メリル・ローレンスという女性から「行方不明になった同僚のエイミーを探してほしい」と依頼されたコールは、少ない手がかりを追って、ロスの小さな住宅を訪れたのだが、家は真っ暗だった。そのうち、警察のヘリコプターが周辺を照らし、パトカーも集まって逃亡者の追跡がはじまり、コールが訪ねた家から不審な男が逃げ出してきた。その男を捕まえようとしたコールは、逆に警察から事情聴取され、容疑者と見なされてしまった。時を同じくして、逃亡者を追って同じ家にたどり着いたスコットとマギーは、不審な男に遭遇したのだが疑問に思うことは無かった。ところが、すぐあとにマギーが、その家で逃亡者が殺害され、大量の爆発物が隠されていたのを発見した。
謎が多いエイミーを不審に思ったコールは、相棒のパイクとジョンに協力を求めて調査を進め、息子をテロで殺されたエイミーがある危険な計画を立てていることに気がついた。一方、不審な男の唯一の目撃者として捜査に協力していたスコットは、マギーともども不審な男から命を狙われるようになった。コールとスコットは、警察から不信感を持たれながらも、それぞれの思惑と使命感に駆られて事件の真相を究明しようとする・・・。
主役はあくまでもコール&パイクにジョンが加わった探偵側で、スコットとマギーは主要登場人物ではあるが、あくまで脇役であり、スコットとマギーの活躍を読みたいと思っていると肩透かしを喰らう。とはいえ、構成もストーリーも良くできた作品で、コール&パイクシリーズのファンにはもちろん、私立探偵小説ファンにはオススメだ。

iisan
927253Y1

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