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沈黙法廷



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【この小説が収録されている参考書籍】
沈黙法廷
沈黙法廷 (新潮文庫)

沈黙法廷の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

沈黙法廷の感想

面白かったです。
序盤は現場の周辺描写が細かくてメンドクサ感がありましたが、山本がどんな人物なのかが明らかになってくるプロセスは読み応えありました。

kmak
0RVCT7SX
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

警察小説+法廷小説

佐々木譲初めての法廷小説という紹介もあるが、より正確には前半は警察小説、後半は法廷小説と言うべきか。いずれにせよ、傑作であることは間違いないエンターテイメント作品である。
東京・赤羽で一人暮らしの初老男性が殺害され、重要容疑者として、フリーの家事代行業の女・山本美紀が浮上した。赤羽署員が女の自宅を訪ねると、埼玉県警大宮署の係員が先着し、彼女の身柄を確保していた。山本美紀の周辺では、何人かの一人暮らしの老人男性が死亡しており、第二の首都圏連続婚活殺人事件かと騒がれる事態となった。
山本美紀の弁護人となった矢田部は、検察側の証拠が状況証拠ばかりであることから自信を持って裁判に臨んだのだが、ある瞬間から山本美紀は一切の証言を拒み黙秘するようになった。このままでは無期懲役以上の判決になってしまうのは明白なのに、それでも沈黙を守る理由は何か?
amazonなどのレビューでは、物足りない、どんでん返しがない、中途半端などの辛口な評価もあるが、ストーリー展開も事件の背景も、キャラクター設定も巧みで、警察小説としても、裁判小説としても読み応えがある作品に仕上がっている。まさに、佐々木譲が新境地を開いたと評価したい。
これまでの佐々木譲の警察小説ファンにはもちろん、さらに幅広いミステリーファンにオススメできる。

iisan
927253Y1

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