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幻夏



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【この小説が収録されている参考書籍】
幻夏 (単行本)
幻夏 (角川書店単行本)
幻夏 (角川文庫)

幻夏の評価: 7.93/10点 レビュー 14件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.93pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全10件 1~10 1/1ページ
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻夏の感想

冤罪事件をテーマとした社会派ミステリー。
これはとても圧巻の作品でした。「面白い」以上に「凄い」と思ったのが率直な感想。緻密なストーリー、社会的なテーマ、そしてミステリー仕立ての構成。完成度の高さに唸らされます。素晴らしい作品でした。

読後にシリーズ作品で2作目である事を知りましたが問題なく楽しめました。2作目から読んだ為、どの人物に対しても先入観なく疑いながらの読書。序盤は行方不明者の人探しから始まり、23年前に起きた事件に関係してくるのですが、ここら辺はまだ序の口。どこに着地するのか先が見えない展開が続き500ページ近い本なのに一気に読めた次第。1作目、3作目も上下巻の凄いボリュームで躊躇しますが早めに追っ掛けようと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻夏の感想

犯人は誰だ的な探偵小説というよりは,社会派ミステリーという感じでしょうか.


▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

予想外の展開に

ストーリーは予想外に展開する。
よって後半は特にページを捲るスピードも上がる。
ただ、事件が都合よく展開するあたりが少々目立つので、重厚さ緻密さにかける面もあるが、その事を差し引いても、面白かった。

日本の司法制度では、こうした悲劇が起こっているんだろう。
主人公の少年にとって、悔いの残る結末だった。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻夏の感想

複雑に入り組んだ内容の話のはずが、きちんと整理されていて読みやすく、とても面白かった。

こばーん
HQ3B68GC
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

日本の司法制度の矛盾に、真っ向から異議申し立て

「犯罪者」でデビューした著者の第2作。冤罪事件をテーマにした書き下ろし社会派ミステリーの力作である。
修司を仲間にして興信所を運営する鑓水が依頼されたのは、23年前に行方不明になった、当時小学6年生の水沢尚を探してくれという奇妙な依頼だった。しかも、依頼者である尚の母親は関連資料を渡したあと、鑓水たちの前から姿を消してしまった。調査費を受け取った以上、仕事するしかないと諦めた鑓水と修司は、失踪当時の尚に関する聞き込みから調査を始めることにした。一方、交通課に左遷された相馬は、元高級検察官僚の孫娘が誘拐された事件の末端で足を棒にして不審車両の目撃情報を集めていたのだが、事件現場に立ち寄ったとき、ある模様が残されているのを見つけ、激しい衝撃を受けた。それは、23年前に当時友だちだった尚が姿を消した場所で目にしたものと同じだったのだ・・・。
23年前に起きた事件と、その8年前の事件、それに現在進行形の事件が重なり合って描き出されるのは、「罪を犯したものが正しく裁かれている」という司法制度への信頼は本当なのか?という、スケールの大きな問いかけである。加害者、被害者の心理、信念などではなく、事実を争うはずの裁判が本来の機能を発揮できているのかという問いかけは、司法にたずさわるものだけではなくすべての国民に向けられている。
社会派ミステリーのファンには絶対のオススメ。なお、物語としては独立しているのだが、主人公たちのキャラクターを理解した方が楽しめるため、前作「犯罪者」を読んでから手に取ることをオススメする。

iisan
927253Y1
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻夏の感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

幻夏の感想

前作の犯罪者で著者のファンとなっていた私は、
再び修二、相馬、鑓水の三人と再会できたことをうれしく思いました。
一つの冤罪事件が元でいくつもの事件が起こることとなるのですが、
なんとも切ない話でした。
現実にあった事件をヒントにしながら描かれた今作は、
日本の警察、検察、裁判所の在り方を考えさせられる良作です。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幻夏の感想

冤罪発生に至るまでのカラクリを知って、不謹慎ながら、復讐劇に肩入れしたくなってしまいました。
「ゴメン」じゃ済まないわけですからね。
重大犯罪の高検挙率を誇る治安大国日本の実態っていうか、裏の顔を垣間見た感じですね。
「不起訴は黒星」とかくだらない事競ってんじゃないよ、って思いますね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

こんな司法は怖い

前作『犯罪者』がすごく面白かったので、読んでみました。今作もすごく良かったです。修司、鑓水、相馬の主人公三人が絶妙なバランスでいいです。ストーリーは過去の冤罪事件に端を発して、二転三転するストーリー。序盤からの謎の提示により、すごく先が気になる展開に仕立てられています。そして終盤も緊迫感のあるストーリー。こんな司法だったら怖いなと思う一方で、確かにそうかもとも思い、ある意味考えさせられました。

タッキー
KURC2DIQ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

幻夏の感想

ありがちな展開ながらも、最後の結末まで濁すことなく丁寧に描かれた作品です。

kmak
0RVCT7SX

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