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仮面劇場の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
仮面劇場の殺人
仮面劇場の殺人 (創元推理文庫)

仮面劇場の殺人の評価: 3.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

450ページで事件1つは辛すぎた

久々のカー、しかも復刊ではなく新訳である。この前の『喉切り隊長』が結構面白かったのもあるし、フェル博士物でもあるということで期待したが・・・。

今回はカーネギー・ホールなどに代表される欧米の劇場が舞台ということでボックス席がどういう物かを漠然としか想像できなく、登場人物の行動の推移が何が何やら十全に理解できなかったことが大きい。
しかし、それだけでないのも確か。450ページ弱を要して殺人事件が1つ、しかもネタ的には短編小説並みのものでしかないというのが結構痛かった。
最後の最後でトリックは明かされ、なるほどと思うが、450ページを引っ張るほどの魅力は無かった。

本筋から関係のない脱線気味の笑劇もあり、カーのサービス性がどうも悪い方向に働いたようだ。
なぜ平成の世になって漸くこれが訳されたのか?この問いの答えは様々だろうなぁ。

Tetchy
WHOKS60S

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