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聖なる黒夜



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聖なる黒夜の評価: 8.25/10点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.25pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(10pt)

聖なる黒夜の感想

相当の期待値をもって読み始めた場合 期待を裏切られることが多い中、あっさりとその期待値を超えてくる力量は、「さすが 柴田よしき」というべきか。


1000ページの大作、登場人物も多く 中盤にダレ気味感はあるものの、それも結果的には必要な部分であり 枚数稼ぎの無駄なページは全い。

ストーリーは、警察組織、やくざ、バイオレンス、夜の世界、冤罪、性、銃、薬、売春と、クライムサスペンスの要素がオンパレードで収拾が取れなくなりがちと思いきや、ありきたりの表現をすればパズルのピースが過不足なく収まっていく。

そのなかで、RIKOシリーズのスピンオフという位置づけの主人公の刑事麻生龍太郎を軸に、素人、玄人が相まみえ入り乱れながらも、緻密なプロットとスピード感。

大作だからこそ可能な人物の書き込みや その人生のリアリティと迫力。

ミステリー部分はおおよそ想定できるものの、そんなことはどうでもいいほどに圧倒させらる作品に仕上がっている。


とにかくは、読んでみるべし。  了

とも
4ND5R58B
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

極みがここにある。

物語は冤罪(無実での誤認逮捕)という重いテ-マにある罪と罰。
ただ、物語は大物ヤクザが殺された事から始まり、その犯人探しのミステリ-との2重構造。

主人公はRIKOシリ-ズからの刑事の麻生とやくざの山内。
とんでもないペ-ジ数だが、次が気になる展開の上手さ、キャラクタ-の魅力は時間を忘れさせる。

圧倒的な登場人物の魅力と、ミステリ-・人間ドラマとしての重圧感はある意味極み。
男が女を、女が男を愛するだけでなく、人間に惚れ愛する事も重要なテ-マとしてある。
表現として同性愛描写があるが、必要な表現として受け入れるべき。

これを読まないのは勿体ない過ぎる。
間違いなく衝撃を受けるだろうし、その後の読書観を変え得る作品と言えよう。

タカタソン
HU0OGV5Q

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