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隻眼の少女



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隻眼の少女
隻眼の少女

隻眼の少女の評価: 6.19/10点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.19pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全8件 1~8 1/1ページ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

賛否両論納得の問題作!?

探偵役が表紙のコスプレしている写真の女の子のイメージのまんま、常に牛若丸みたいな格好している、ツンデレ気質な中性的な美形の隻眼(オッドアイ)の少女という、厨二要素満載な時点ですでに、惹かれる人と拒絶反応示す人が分かれそうな作品です。(ちなみに自分は好きです)
さらに作中で主役が代替わりをして、三代の因縁の物語になるという、少年漫画のようなストーリーです。
横溝先生の名作を連想させる(というか明らかにパロ)な舞台設定も雰囲気に一躍買っています。

突っ込みどころも多い作品ですが、一気に読ませる勢いとインパクトの強さは確かな作品でした。
自分がもし高校生ぐらいの年齢でこれを読んでいたら絶賛していたんじゃないかなと思います。



▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

隻眼の少女の感想

2016年初読み。旧家で起きた連続殺人という国内古典ミステリ風の筋立てで、「手がかりの真偽の見分け方」に挑んだ作品。次々に出現する手がかりからロジックを組み立てていく流れは臨場感があり、フーダニットの部分が特に面白く読めました。アンチミステリの皮を被った正統派パズラーでした。

水生
89I2I7TQ
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

隻眼の少女の感想

以前に読んだこの作家の作品「メルカトル~」は、兎に角 下品で胸糞の悪くなる作品で途中で放棄、二度とこの作家の作品を読むことはないと思っていたが、ひょんなきっかけからこの作品を手に取ってしまった。

読み進める上で前述の作品とは打って変わって、本格推理に変貌を遂げていた。

概要とすれば2部構成となっている。

第一部は、主人公で冴えない自殺を考えて鄙びた温泉宿に来た青年と隻眼の探偵少女が出会うところからスタート。

連続殺人事件に遭遇し いったんは解決を迎えるだけの話であるが、内容的にもなにかしっくりとせず、また文体筆致も読み進めづらく、面白くはない。

それが、第二部は突然18年後にぶっ飛ぶのだが、前部とすべてがガラリと変わる。

ストーリーとしては、18年前 事件解決後に自殺に失敗したものの記憶喪失になって別人と暮らしてきた主人公と新聞で事故死した名探偵となった隻眼の少女、という前提からはじまるのであるが、始めからは雰囲気がガラリと変わる。

郷愁もあり再び温泉に向かう主人公が出会うのは、瓜二つの隻眼の少女の娘。そこでまた事件が始まり。。。

後半はとにかくスピーディーで、過去と現在の問題が同時並行で進んでいく。そうして前半の違和感も徐々に払拭されていくのだが、これこそ本格推理という具合に、意識は犯人探しにやっきりになっている。

どんでん返しがあることが予測できるので、その伏線を意識して読み進めるも 結末は凌駕するはず。

奇を衒った様相は 正に現代版横溝正史で、あくまでレベルの高い本格推理小説と呼ぶにふさわしい、なっとくの1冊であった。  了

とも
4ND5R58B
No.5:
(8pt)

隻眼の少女の感想

ミスリードミスリード&ミスリード。
最後まで真相を見抜けなかったです、恐れ入りました。

▼以下、ネタバレ感想

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ちんちろりん
NLFRSLFL
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

惜しむらくは

毎回この人の作品には恐れ入る。
これは分からん。

▼以下、ネタバレ感想

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レッダーン
JX3FQ5JY
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

隻眼の少女の感想

かなりインパクトのある作品です。
古典的な世界観の中で語られるフーダーニットを巡るストーリーに加え、
2部構成で綴られる少女探偵の戦いと結末は見事の一言です。

▼以下、ネタバレ感想

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歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

隻眼の少女の感想

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞作だそうです。美少女探偵が警察から情報を貰いながら捜査する、と言う設定ですのでリアリティは全くありません。ただ、現代の横溝正史風な感じと思えば良いのかなと、1部終了の頃にはそれなりに面白く納得してました。そして2部へと続きますが、ラストで明かされる衝撃の真相には愕然としました。コレは凄いですね、後味の悪さが半端ないです。
スマートなミステリーを希望の方にはおススメ出来ませんが、少々変でも驚きたい方は是非お試し下さい。
今作以降を書いた続編が出れば、読んでみたいと思います。あくまでも2部終了以降の話を。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

解釈の多様性と探偵問題

表紙の雰囲気が素晴らしいですね。
まずそう感じました。

素人探偵みかげの口から
探偵の存在についての力強いメッセージを受け、
ミステリにおける探偵とは何か?
真相とは何か?
を考えさせる内容だったと感じました。

実は、本書の結末は1つの解答例なだけで、
夏冬や神様ゲームのように
裏の真実を描ける麻耶雄嵩ならではの別の真相があるんじゃないか?
と深読みしてしまう作品でした。

探偵が語る真相が真実ではない。
本書の解答も真実ではない。

読み終わってから自分で真実を探る。
そんな麻耶雄嵩の魅力が本書でも感じました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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