群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。

血塗られた赤い舟を、鎧武者が漕いでいる。これは幻なのか?服部は思わず駆け出していた…。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

自殺とされた資産家夫人の不審死。彼女に呼び寄せられるかのごとく、法要のたびに少女が殺される。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。

独自の「本格ミステリー論」を提唱する島田荘司と気鋭の継承者小島正樹。

若き警視を乗せた警察車両を先導していた白バイが、突然消失した。

東京の多摩湖畔で、巨木の高枝に挟まったウエットスーツ姿の女性の死体が発見される。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。

佐藤誠。八十六件の殺人を自供した殺人鬼。

探偵役は鹿児島弁の抜けない弁護士川路弘太郎。

警視庁の特別捜査対策室五係と、民間の「怪譚社」を舞台に全五話の連作短篇。

ある母娘を脅かす「悪魔の声」。

“やりすぎミステリー”の旗手が贈る、100パーセントの推理小説!“血の池”に浸かった死体には両手首がなかった。

十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。

目撃された殺人と消えた犯人、そして目の前を落下する女、鍵を飲み込んだ被害者に雪の足跡…いつの間にか現れた「彼」の前に開かない「扉」はない。

大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。

敗戦に志を折られた物理波矢多は、九州で炭坑夫となる道を選ぶ。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

死後に注目された萩生仙太郎の絵画が、30年ぶりにオークションへ出品されることになった。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

タイムリミットは6時間。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

昼とは全く別の姿をした、真夜中の東京“大都市T"。

小さな町の菓子店で、何者かが商品に毒入りチョコレート・ボンボンを混入させ、死者が出るという惨事が発生した。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

青山墓地で発生した幼女惨殺事件。その被告人は、独房で奇妙な独白を始めた。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

訪れた者の命を次々と飲み込む魔の館! 殺人者が仕掛けた究極の罠とは!? メフィスト賞受賞の人気シリーズ、最新刊! テーマは「ゲーム理論」!? 狂気の建築家が建てた、訪れた者を死に誘う館──教会堂。

階段から落ちた恋人・亜矢子は意識不明のまま昏睡状態に陥る。

首のない死体が一つ。浮遊する首が一つ……。

建物に憑く哀しき霊を鎮魂する男・仙龍 VS. トンネルに巣食う『黒の犬神』 犬神の呪いから春菜の命を守れ! 死体は全身噛み痕だらけだった。

科学知識を駆使したミステリを描いた、日本SFの先駆者・海野十三。

第15回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品の本作は、“白いどんでん返し"です! 僕が大学とバイトを終えてアパートに帰宅すると、部屋の前に見知らぬ美女がしゃがみこんでいた。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

神宮外苑に放置された盗難車両から、青年の変死体が…その婚約者が大量の血痕を残し謎の失踪…連続殺人?の容疑者には大阪駅にいたという鉄壁のアリバイが…。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

おかしいのはこの家か、わたしか―夫の転勤に伴う東京生活に馴染めずにいた果歩は、幼馴染の平岩と再会する。

初読はミステリ、二度目はホラー。この島の謎に、あなたもきっと囚われる。

小学校時代の同級生ピーターズが病死したという新聞広告を見たわたし、アルバート・キャンピオン。

大正歌壇の寵児・苑田岳葉。二度の心中未遂事件で、二人の女を死に迫いやり、その情死行を歌に遺して自害した天才歌人。

クライマーの滑落事故が発生。現場は地図にない山奥の瀑布で、近づく者に死をもたらすと言われる「首洗い滝」だった。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

放浪の数学者探偵、降臨! "堂"シリーズ文庫刊行開始! 新たな理系&館ミステリ。

二重鍵状の館、“Double Torus”。警察庁キャリア、宮司司は放浪の数学者、十和田只人に会うため、そこへ向かう。

因縁物件専門の払い師・仙龍 VS. 永遠に祓えない『死の花嫁』 恋敵は怨霊!? 恐怖と恋の怪異譚。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

北陸・敦賀湾沖の海難事故で、ロシア・ロマノフ王朝のダイヤモンドが忽然と消えた。

放浪の数学者、十和田只人は美しき天才、善知鳥神に導かれ第三の館へ。

時は明治末期。政府重鎮の妻君・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。

『涙香迷宮』の流れを汲む、鬼才が放つ圧巻のサスペンス・ミステリ。 土砂降りの雨の夜、湯河原の町で起きた轢き逃げ事件。