「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。

かつて一世を風靡した美貌の女優・野崎有利子。彼女に魅せられたエリートサラリーマンが、殺人と詐欺の容疑で逮捕された。

少女漫画 『青い瞳のジャンヌ』 をこよなく愛する”青い六人会”。

同日に同じマンションで、二人の独身キャリアウーマンが殺された。

タワーマンションの最上階、四〇一二号室に暮らす人気作家、三芳珠美は、人生の絶頂にいながら満たされずにいた。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。男女五人を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。

プールで謎の死を遂げた世界的流行作家“ジョー・コモリ”。

フリーライターのなっちゃんは、編集者の依頼にいつでも応えられるよう、多くのアイディアをパソコン保存していた。

昔のあの出来事、セクハラにあたるのでしょうか?…西城秀樹が好きでたまりません!占いは当たるのでしょうか…すべては“あなたの悩み”から始まった―。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

「私の息子は、犯罪者になるに違いない」 1962年、西新宿・十ニ社の花街にある洋館「鸚鵡楼」で殺人事件が発生する。

連続結婚詐欺&不審死事件の容疑者―稀代の毒婦、佐竹純子。

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。

内見したマンションはおしゃれな街のおしゃれな造り、環境も間取りも条件も申し分ない。

カンタベリーへの道中、同じツアーの参加客が各自、とっておきの不思議な話を披露し合うことに。

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。

高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。

―君のこと忘れたこと、なかったよ、これから先も、百歳になっても。十六年前に起きた『西池袋事件』。

両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。

父親が被害者で母親が加害者--。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

第13回小説現代長編新人賞受賞作。 長野の冬は長く厳しい。

2026年、京都で大暴動が起きる。「京都暴動=キョート・ライオット」だ。

わたしが人殺しになったのは、この街のせい――。

出版社で働く派遣社員の倉本渚は、ある日AV女優連続不審死事件の容疑者が遺したルポ「アルテーミスの采配」を手にする。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。

母と娘。二種類の女性。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

十二年前、敬愛していた姑が失踪した。その日、何があったのか。

関東の地方都市で起きた連続猟奇殺人事件。

法の網をすり抜け、街なかに紛れる犯罪者たちー。

第17回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作です。

神紅大学ミステリ愛好会に所属する葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究会の夏合宿に興味を抱き、同じ大学に在席する美貌の探偵、剣崎比留子と共に紫静荘を訪ねた。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

この悪女、制御不能! シリーズ累計12万部突破の大ヒット作、待望の文庫化! 巧みな話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる―― 稀代の悪女・蒲生美智留が世間を震撼させた凶悪事件から三年。

第５７回江戸川乱歩賞受賞作　　　　　　　呪いで人が殺せるか。

タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。

まるで吸い寄せられるように二人の男が訪れた廃車置場。そこにうち捨てられた冷蔵庫の中にいたのは、死にかけた裸の幼女だった。

訳アリの遺品と「不幸」をコレクションするオギーの依頼を受けた俺は、我が子の首を切断した母親の元に赴く。

あなたに、いつか「恩返し」をしたかった──「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」わたしは恋人に人生初のおねだりをした。

流産した哀しみの中にいる夫婦が捨て猫を飼い始める。

別居している妻の潜伏先を察知した男が、応対に出た姉のほうを撲殺―一一〇番通報の時点では単純な事件と思われた。

我が家を地獄につきおとしたのは、母でした――娘の口から明らかになっていく、母の異常犯罪とは。

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける"――。

小学生の頃のクラスメイトからかかってきた一本の電話。「覚えている?会おうって約束したこと」。

1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。

一九七四年生まれの二人の「陽子」。

結婚パーティーの最中、カリスマブロガーの月村珠里亜が倒れ、昏睡状態に。

“シュール”かつ“泥沼”のような状況を乾いた“ユーモア”とともにお届けする、異才の作家・平山夢明“最悪劇場”全四話。

「本当のことを教えてくれよ」―『そして父になる』の是枝裕和監督作品、真実の小説化。弁護に「真実」は必要ない。