母親を高校の同級生・渡部に殺されたライターの銀次郎。

ライター・銀次郎は、元妻・聡美が引き起こした医療ミス事件の真相を探ることに。

いまだかつて、これほど哀しいホラーはなかった。これほど恐ろしいファンタジーはなかった。

富士樹海近くで合宿中の高校生文芸部員達が次々と殺されていく。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

糖尿病の妹・理奈がいる敦士は、妹が群馬県の川で見たイルカを探すため、彼女と友人とともに群馬へ向かう。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。

オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

”原作者”と”盗作者”の緊迫する駆け引きに息を呑む。

何の変哲もない家で、主婦の死体が発見された。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた―。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

何者かに拉致された犬塚拓磨はワゴン車の中で目を覚ます。車内には互いに見知らぬ5人。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

都立K高校三年四組、天童玲美。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

平凡な大学生・淳平が目覚めると、そこは見知らぬ船室。鉄の扉には、血のような真っ赤な塗料で「5」の文字が書かれていた。

一学期の終業式、彼女は教室から飛び降り自殺を図った。夏休みが終わろうとするある日、親友の沙耶は一通のメールを受け取る。

中2の太刀川照音は、いじめられる苦しみを「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねた。

ある日突然、婚約者の里美を事故で失った漫画家の陣内は、衝撃のあまり、連載中の漫画のヒロインを作中で殺してしまう。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

一党独裁の管理国家である“この国”は非戦平和を掲げることで経済成長を遂げた。

エンジェル投資家・小池規彦の前に現れた大学院生・田島祐也。

「僕を殺してくれる?」 あのとき、そう願った少年。 二十年ぶりの邂逅によって、謎は解き明かされる。

結婚式当日、何者かに襲われた祥子。婚約者のユウ君と手分けをしながら、祥子は真犯人を目指した。

目が覚めると、そこはワゴン車の中だったーー。拉致された、互いに見知らぬ6人。

そのテロ組織の名は「V（ブイ）」。 目的は、流血によらず現政府への不信感を国民に抱かせ、その転覆をめざすこと。

血塗られた赤い舟を、鎧武者が漕いでいる。これは幻なのか?服部は思わず駆け出していた…。

「この子は近い将来、自殺する」。初対面の少女の運命をなぜか私は知っていた。

新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才の映画監督・大柳登志蔵。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

十五歳の僕と十四歳にして名探偵のルンババは、家も隣の親友同士。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

ライターの銀次郎の同業者、青葉が殺された。青葉が特ダネを追っていたことを知った銀次郎はそのネタを探り始める。

突然この世を去ってしまった、義兄・最上圭一。

たんぽぽ探偵事務所(略してタンタン)の翔太とマリンは、横浜・馬場道で亡くなった女性の第一発見者となる。

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。

猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。

愛は祈りだ。僕は祈る。

アイコは金田陽治への想いを抱えて少女的に悩んでいた。

群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。

若き警視を乗せた警察車両を先導していた白バイが、突然消失した。

「苦しさを感じるなら、僕なんて愛さなくていいんだ」 聖書や創世記などの見立て連続殺人を主旋律に踊る、世界をゆるがす超絶のメタ探偵の魂の旅。

『悪夢のエレベーター』の鬼才が描くババ抜き勝負! 女王ゲームとは命がけのババ抜き。

十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

大学卒業旅行としてトレーラーハウスでの一泊のキャンプを計画した男女9人。

洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

父は亡くなる直前、雨降る病院の庭をなぜ靴を脱ぎ歩いたのか?(『はだしの親父』)。

大雪に閉ざされた山荘に招かれた6人の男女。同窓会と思いやって来た彼らを待っていたのは、変わり果てた恩師の姿だった。

身に覚えのない上司殺しの罪で刑に服した江木雅史。事件は彼から家族や恋人、日常生活の全てを奪った。