この呪いを解き明かすのは、あなた。 冠村には窒息の家がある。

ーー決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。

東京都内で発生した連続変死事件を追う、ジャーナリストの前沢恵子と葉月有理は、死者の共通点が「南極深層の氷」にあることを突き止める。

“サマーゴースト”という幽霊が現れるという。 夏、使われなくなった飛行場、花火をすると、彼女は姿を現すらしい。

哀しみの先には、何があるのだろう──。

幸福な作家など存在しない――山白朝子による業界密告小説。 私の職業は小説家である。

幼少の頃から、自分だけに見える幻覚「蛞蝓女」に悩み続けてきた女子大学生・芽衣。

さようなら。ありがとう。

「まだ？」と声が聞こえるたび、佐々木るみはそっと目を開いて、絶望に囚われるーー。最強の拝み屋・物部斉清が死んだ。

破綻しかけた家庭の中で、親を選択することを強いられる子どもたちの受難と驚くべき結末を描いた表題作ほか、「時間跳躍機構」を用いて時間軸移動をくり返す驚愕の物語「地球に磔(はりつけ)にされた男」など全11編、奇想と叙情、バラエティーにあふれた「ひとり」アンソロ

「どこかでお会いしましたっけ?」。そして気づく。

教わってもいない経を唱え、行ったこともない土地を語る幼い息子。逃げ込んだ井戸の底で出会った美しい女。

第一話　ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。

出ては迷う旅本作家和泉蝋庵。荷物もちの耳彦とおつきの少女・輪、三人が辿りつく先で出会うのは悲劇かそれとも……。

何度も同じような悪夢を見る。それはさまざまな女をいたぶり殺すことでエクスタシーを覚えるという夢だ。

4人家族の大黒柱である尼子拓真は、新築一軒家を購入し幸せの絶頂だった。

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

希望も潰える恐怖がここに。全編書き下ろしの超豪華アンソロジー! 「考えうる、最大級の恐怖を」。

多数の熱狂と興奮を喚んだ現代の「奇書」がついに文庫版で登場。

御手洗潔シリーズ書き下ろし長編。

元祖たてもの怪談。加門七海の場所にまつわる最恐怪談実話。

時間がないです、私、殺されます――錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。

「おばけは怖くありません。機械ですから」 彼女にはいくつかの優れた機能がある。

角川ホラー文庫30周年を記念し、最大の恐怖を詰め込んだアンソロジー、待望の第3弾。

みんな死ぬよ　誰も帰れない ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。

「こんな結末は耐えられない」絶対に読んではいけない、禁忌の本が誕生。 こんな結末は耐えられない――。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

”小説” ならではの企みに満ちた“怪談” 全7編。

SNSを中心にカルト的人気を誇る、怪談ネットラジオ「禍話」。

新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。

誰もが一度は人生のなかで、忘れられない作品と出会ったことがあるのではないでしょうか。

〈あらすじ〉 　首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。

鬼才、覚醒。 矢部嵩の前では、すべてが平等だ。

美しすぎる彼が来て、俺はおかしくなった――。

シングルマザーの美苗は、兄夫婦と両親、祖母が引っ越したばかりの家に幼い娘とともに身を寄せる。

「僕はこの家から逃げられへん身にさせられてしもうた」 大正十四年、大阪。

対怪異アンドロイド開発研究室の白川教授が、怪異を調査するために生み出した高性能アンドロイド・アリサ。

何なんだこれは!天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。

やしきがみーだんち【ヤシキガミ団地】[名]実在する場所を指すものではなく、怪奇現象を引き起こす物件を総称する暗号。

幼い頃に家族バラバラになり、親代わりの祖母とも死に別れた天涯孤独の青年・出淵恭二は、生活に困窮し、山で穴を掘るだけで日当十万円というバイトに参加する。

「被疑者の言うことを唯一信じてあげるのが弁護人でしょう」 犯罪被害者家族でありながら、 刑事弁護に使命感を抱く持月凛子。

神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、上司より私立小学校での特別授業をするよう頼まれた。

視力をなくし、独り静かに暮らすミチル。職場の人間関係に悩むアキヒロ。

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。

東京でピアニストとして活躍していた柏木ユリが音楽教師として長崎にある中五島中学校へ赴任してきた。

なんか、怖い話ない？ 異界が覗き、怪異の似合う古い街。 男たちが喫茶店に集ってすること、とはーー。

名探偵になってみませんか？ 六人の推理作家から読者への挑戦状 謎を解く愉しみが満喫できる 犯人当て小説アンソロジー 謎を愛し推理を愛する読者の皆様は、問題編の文章を読んで、真相に辿り着けるでしょうか。

二百年前の人骨のDNAが 四年前に失踪した妹のものと一致!? ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。

累計80万部突破!「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ著者が描く 消防×ミステリー 船上で業火に包まれる1623名、全員を救出できるのか!? 横浜市消防局港消防署の女性消防士、高柳蘭。

連続殺人事件に隠された、女子高生の秘密とは…!? 不登校の女子高生・七緒は、スナックの雇われママをしている母親と二人暮らし。