死んでほしいと思っていたパワハラ上司が死んだらしい。 容疑者は――部下、全員。

育った家がごみ屋敷となり果て、久しぶりに戻った美佐。家を片づけていく過程で金庫を発見する。

『今すぐ人生がどうにかなってもいい人募集中!』web発・日常侵食ホラー 実母のせいで貯金も住処も失ったタカヒロは、住み込みでマンションの一室を管理する仕事の求人を見つける。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

【罪を犯した「本当は良い子」の少年たち。奪われた命が、彼らの真実を浮かび上がらせる。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。

「僕はこの家から逃げられへん身にさせられてしもうた」 大正十四年、大阪。

「彼女いない歴=年齢」だけど〈恋愛の神様〉扱いされている岩永朝司、17歳。

1985年、バブルに沸く日本。

大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。

天羽カインは憤怒の炎に燃えていた。本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いた。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

個別指導塾・一番星学院桜台校のアルバイト講師、不破勇吾（28）。

数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に―ー。

物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。

震災さえなければ、この人生は違ったのだろうか？　大震災直後に殺人を犯し、死刑を覚悟しながらもある人物を探すため姿を消した青年。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

「俺は世界を戦慄せしめているか？」 自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。

我々は、なぜ小説を読むのか。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

亀戸で複数の死傷者を出した無差別殺傷事件が発生。犯人の深瀬という男は逮捕後、「死刑になりたかった」と供述している。

「変な怪談を聞きに行きませんか？」会社の部下に誘われた大学のオカルト研究会のイベントで、とある怪談を聞いた日を境に高山カレンの日常は怪現象に蝕まれることとなる。

なんか、怖い話ない？ 異界が覗き、怪異の似合う古い街。 男たちが喫茶店に集ってすること、とはーー。

ミステリ作家やミステリファンに熱い支持を受ける“葉村晶”が帰ってきた──！ タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。

ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。 死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。

中学卒業と同時に親元から飛び出し歌舞伎町にたどり着いた15歳の少女・七瀬。

市立図書館で大規模火災が起き、焼け跡から死体が発見された。

永き眠りを妨げる殺人者は誰だーー？ 時を超えた”奇想”が爆発するーー壮大無比な特殊設定ミステリ 若くして妻を喪い失意に沈むクランは、人類初の冷凍睡眠（コールドスリープ）実験に参加する。

伊坂幸太郎デビュー25周年記念書き下ろし作品。

「とにかくヘンな小説をお願いします」 そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。

「このクラスには『いじめ』がありました。

――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。

「その旧家の男子は皆、十二歳で命を落とす――」映像制作会社でディレクターとして働く杉田佑季は、プロデューサーの小隈好生から、モキュメンタリーホラーのプロットを託される。

宮城県沿岸部のとある高校。そこで起こるささやかな謎の中心には、いつだって彼がいた。

1921年冬のアイルランド。

親友が、シリアルキラーになった フリーライターの世良未散のもとに「女子中学生墜落死事件」の執筆依頼が入った。

妻との離婚以来５年ぶりに会った愛娘とともに、テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。

ほろ苦くも瑞々しい、科学と、恋と、ミステリー。 思うに〈青春〉というのは、よくできた推理小説のようなものだ。

小学校卒業以降初めて、東京の居酒屋で再会した同級生三人。

――この小説は私の黒歴史であり、これからの黒歴史になるだろう。

「人を轢いたかもしれない」 厳格な父親からの一本の電話。

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。 精神科医の象山は家族を愛している。

新たなアメコミ的ヒーローが出現? 超能力の代わりに使う武器とは? 乱歩賞・直木賞作家が挑む、書下ろしダークファンタジー小説! バーナム・クロネッカーはアメリカ合衆国ユタ州のウィットロー高校に通う17歳の少年。

目の前の女性はまっすぐ裕也に訊いたーーあなたは、わたしの祖父ですか？　祖父を探していると女性は言った。

男に騙され、会社も辞める羽目になってしまった元OLの神戸美菜代は、 凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」幼馴染の島崎みゆきにそう宣言したのは、中学二年生の成瀬あかり。

誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にもー。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

麻薬と暴力で荒廃した近未来の東京。

ああもう、本当に、世界が滅びるなんて最高だ。

中学の国語教師・檀（だん）は、猫を愛する奇妙な2人組の小説原稿を生徒から渡される。

「普通じゃないのよ、この家は」 十字屋敷の主人・頼子がバルコニーから転落死して四十九日。

戦国時代以来の封印が解けて復活し、現代人を呪い殺すつもりが、ブランクが長すぎて間違えて人々を幸せにしてしまった呪いの人形・お梅。

みんな死ぬよ　誰も帰れない ホラー映画撮影スタッフを襲う悪夢のような事件。