『君の顔では泣けない』の著者が描く、恋愛を超える愛の物語 道沢一番という名前は、「何事にも一番になれるように」という父の願いで付けられた。

横濱で知らぬ者なき富豪一族、檜垣澤家。当主の妾だった母を亡くし、高木かな子はこの家に引き取られる。

圧倒的リアリティで「入れ替わり」を描く小説野性時代新人賞受賞作! 高校1年の坂平陸は、プールに一緒に落ちたことがきっかけで同級生の水村まなみと体が入れ替わってしまう。

『君の顔では泣けない』著者待望の新刊! 小説野性時代新人賞受賞第一作。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病「ゾンビ」で親友を亡くした女性の不思議な一晩etc. 人生ベストの一編が、ここに。

叔母が空から流れたのは、とても良い秋晴れの日だった―― 静かに滅びゆくコロニーで暮らす女性ふたりが、叔母の弔いのために小さな旅をする表題作。

令和最注目の作家・斜線堂有紀が描く、推し(アイドル)の恋。

こうなることを知っていたら、わたしは探偵をやめていただろうか。

なにもできない二人が、 逃げ、考え、罠にかける! 頭脳戦の楽しみに満ちた爽快な復讐譚! 黒羽烏由宇は、ビルから墜落し死につつあった。

この世界を、私はひとりで生きたい――。わかり合えない母親や、うざいクラスメート。

クラスメイト襲撃事件を捜査する小学校の名探偵。 滅亡に瀕した人類に命運を託された〝怪物”。

2029年、パリで「新革命」が起きた。

秋田県御荷守村に伝わる、超人的な力を持つ「鬼神さま」の正体とは!? 大正、昭和、令和――三世代の謎が絡み合う伝奇ミステリ。

人類は銀河の友に、どう貢献すべきか？ 現代ＳＦの最前線を押し上げる、新世代ハードＳＦ作家の初長篇！ 『法治の獣』でベストＳＦ2022国内篇第1位＆星雲賞国内短編部門を受賞した春暮康一が満を持して放つ、レム、イーガンに匹敵する、驚きの宇宙探査ＳＦ。

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……？ 77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは？ 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説! 射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。

町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。

押し花を受け取った著名人が連続で殺される事件が起きた。

たった3ヵ月のトレーニング期間で、人気アイドル大峰颯太がボディービル大会の上位入賞を果たした。

未知を愛した青年、人間を信じた怪物。 魔術が終わる時代に、ふたりは戦場で出会った。

堅牢な洋風建築の前に立つ西洋人らしき男女――。

市場の空気までも読み取り、莫大なマネーを生み出す人工知能「エアー」。

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。

ぼくたちカニンガム家は曰くつきの一族だ。35年前に父が警官を殺したあの日以来、世間からは白い目で見られている。

アニメのような三世代家族から独立して家庭を持った青年が、コロナ禍の間に立て続けに身内が亡くなった実家に久々に帰る「セメタリー」、過労によるうつ病で医師の仕事をやめて離婚した兄から、その身を案じながら亡くなった母の一周忌を前に再婚の知らせが届

わたしは、この「ちいさな集まり」の一員になったときの母が、もともとの母であるような気がした。

新しい戦前? 否、死者の声は響き続けてきた―― ある殺人事件を機に巻き起こる、国家機密の「K文書」を巡る謎……。

死が、かけがえのない生を輝かせる。 啓栄大学演劇研究会卒業生の元に届いた脅迫状。

救急医・武田のもとに搬送されてきた、一体の溺死体。その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。

我々は、なぜ小説を読むのか。

女性私立探偵・劉雅弦の元へやってきた女学生・葛令儀。彼女は劉に、友人の岑樹萱を見つけてほしいと依頼する。

私は探している、「人を殺せる」怪談を。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。

震災被害者の形見のMSXパソコンが過去と現在をつなぎ、思いもよらぬ光が未来を照らす。

誰も知らないあなたの過去が、もし、小説で暴かれていたらーー。

ここはロンドンの集合住宅の一室。女性がひとり。

日向由衣は裁判官に任官して三年目。念願がかなって志波地方裁判所の刑事部に配属された。

かつて、名探偵の時代があった。

新人スパイのエマ。

1967年末。

東京地方裁判所、104号法廷。

弁護士・村瀬快彦は傷害致死事件を起こした従兄弟の蓮見亮介の身元引受人となり、釈放後に二人は暮らし始める。

第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞! 精緻でビターな連作短編集 私立探偵として活動するみどり。

「私が犯人です！」「俺が犯人だ！」、全員犯人です！ 社長室で社長が殺された。

人気上昇中のピン芸人・ミワ子が、コミカルなエッセイ&ショートショート集を発売した。

十八、終わる夏。

”最恐”&”最強”、ここに大集結! 究極の作家陣、全編最新作。

ヴァイオリン教室に通う児童が白昼、忽然と消えた。

本所一帯を縄張りに、十手を預かる若い岡っ引きの佐吉。

視えてしまった連続殺人。

プロとして、誇り高く転売行為を続ける「俺」。

2021年、名もなきコードがブッダを名乗った。

３３年前ー。群馬県鈴ノ宮町では巨大ダム建設をめぐって、賛成派・反対派が町を二分する壮絶な町長選挙が行われた。

雪の深夜の当直中、刑事の松野徹は不審車両に遭遇し職務質問する。

VR手術を専門とする脳神経外科医の牧野は、少女エリカへの視覚再建装置埋設に成功。