主婦の小浜芳美は、新宿でかつての同級生、一柳貴和子に再会する。

女性二人を殺したとして逮捕された小野宮楠生。

『完璧な母親』著者が放つ慟哭のミステリー 北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。

傑作ミステリ『あの日、君は何をした』続編 クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。

ある大雨の夜、冴えない中年男・戸沼暁男が刺殺された。

兄が死んで、私が生まれた。一歳の誕生日。

50万部!三ツ矢&田所刑事シリーズ第3弾 中野区のマンションの一室で若い女性が頭部を殴打され、意識不明の状態で発見される。

あの手の指す方へ行けば間違いないと思っていた―― 1996年、横浜市内で塾の経営者が殺害された。

澪子は41歳。夫に浮気されバツイチ引きこもり中。

誰もが母親になれるわけじゃない、母性なんて湧き出るものではない。子供は愛しいに決まっているーーだけど。

学校から帰宅し、母親に捨てられたと知った小学生の純矢。

北の小さな島で、代々娘一人を産み継ぐ祈祷の家系に育った熊金一子は、神と畏れられる祖母と「血」から逃れるため島を出る。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

天明四年五月の十三夜。番方・幣原喬十郎は、湯島の路上で男女の惨殺体を発見する。

ありふれた三面記事。見ず知らずの他人の出来事に鏤められた貴和子という女の人生。

同一犯か? 模倣犯か? 群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見! 十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説! 幼女二人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉―― 「約束は守ったよ、褒めて」 吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。

第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作! 戦慄のノワールサスペンス 26歳の守は生活保護受給者のもとを回るケースワーカー。

中堅ゼネコン勤務の父・陽一は仕事でトラブルを抱え、母・裕実子は勤め先の上司と不倫関係に。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

罰を受けても罪は消えない。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

千葉県松戸市の結婚相談所でアドバイザーとして働くシングルマザーの平山亜紀は、仕事で顧客とトラブルを起こして以降、無言電話などの嫌がらせに苦しめられている。

誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。

年の瀬に起きた痛ましい〈地下鉄S線内無差別殺傷事件〉。

不思議な共同生活を送る彼女たちの目的とは。

二〇一七年、東京竹芝で善良な弁護士、白石健介の遺体が発見された。

「圧巻の読み応えにページをめくる手が止まらない。

『ジェノサイド』の著者、11年ぶりの新作! マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。

深い喪失感を抱える少女・美緒。謎めいた過去を持つ老人・丈太郎。

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」 人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―― 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。

『鍵のない夢を見る』から10年、辻村深月が詐欺を描く。幸せが欲しくて嘘にすがりついてしまう人間の哀しみが、心に迫る3篇。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

高齢ドライバーによる死亡事故、それは本当に〈老いの宿命〉だったのか? 高齢男性の運転する軽トラックがコンビニに突っ込み、店員を轢き殺す大事故が発生。

この人は人生をリノベーションするつもりだ――亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。

小6の少女・朋美が誘拐され、殺された。捕まったのは少年3人。

いい気味だ…… 予測不能の展開、予想外の読後感。

第68回江戸川乱歩賞受賞作。 史上最年少、選考委員満場一致。

この美しき妻は、夫の殺害を企んだのか。 息子を殺害した犯人は、嫁である想代子のかつての交際相手。

十二発の銃弾を雨宮リカに撃ち込んだ事件から約二年──懲戒免職になった元刑事の青木孝子は浮気調査専門の興信所に勤めていた。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

低視聴率にあえぐワイドショーのスタッフの圭介は、母校のつてで美人精神科医をコメンテーターとしてスカウトしようとする。

無差別通り魔事件の加害者と被害者。

香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。

十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。

男たちの身勝手さを、一行で打ち砕く桐野文学の極北! 夫公認のもと、元恋人と自由な時間を過ごす妻を描いた表題作「もっと悪い妻」など、計六作の短編を収録。

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。