屑の結晶
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最近ちょっとまさきとしかに嵌っている。推理小説でありながら、家族の愛憎、葛藤を深く掘り下げた 作品が多く、非常に読み応えがあるからだ。この作品「屑の結晶」も、クズ男と呼ばれた犯人の 動機を推理小説の大きな背骨にしながら、彼や彼が関係する人間たちの人間形成の大きな要素と なる家族間の葛藤が非常に深く描かれる。二人の女性を殺めた男小野宮楠生。彼は逮捕後も笑顔で ピースをするなど名前をもじって「クズ男」と呼ばれる。この楠生に貢いできた女たち。彼女たちは決して 彼のことを悪く言わない。その彼女たちに雇われて楠男の弁護をすることになる貴子。この楠生が 述べる動機や、態度の不可解なアンバランスさを不思議に思った彼女は彼の周りや過去を徹底的に洗う ことになるが。作者がしばしば描く筆舌に尽くしがたい過酷な環境で育つ少年。その彼が唯一 希望を抱いたある少女のとの出会い。最後まで惹きつけられる巧みなストーリー。決してハッピーエンドで 終わらぬ結末。切なく哀しい。敢えて言うなら結末でもう少しピリッとした切れが欲しかったとは思うが。 | ||||
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『あの日、君は何をした』 『彼女が最後に見たものは』 を読了した後に読みました。 最初の方のライトな感じからどんどん展開していき、最後まで重厚な作りで素晴らしい。東野圭吾や中山七里を彷彿させ、ある意味では両者が書けない内容だと思います。 本当に面白かった。素晴らしい。 | ||||
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「あの日、君は何をした」「彼女が最後にみたものは」に比べるとやや、面白みにかける。とくに、「彼女が最後に見たものは」は非常に完成度が高く、読みながら泣いてしまったほどでした。とはいえ、この小説もしっかりオチはあるので、楽しめる一冊です。 | ||||
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まさきさんの本は全部読んでます。 今作個人的に一番でした。 タイトルにやられた、いろんな意味で。 人の悩みなど比べられないだろうけれど、生い立ちによってこんなにも差が出てしまうのが悲しい。 差があることに気づけないほど感性が違ってしまうのが悲しい。 人として究極に駄目なことをして、それを別の意味で「歓喜」とまでに捉えられるほどになってしまうのが悲しい。 悲しいけれど読むことを止められなかった。 | ||||
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