婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

あと二日で、四人死ぬ―― ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾! その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

空也が小夜子のスマホを拾ったことで、ふたりは運命的に出逢う。小夜子は学生時代に事故によって左目に義眼を入れていた。

新しい相棒は冴えないロートル、でもタダ者じゃない 捜査共助課見当たり捜査班出身── 渋谷署に分駐所を置く警視庁第二機動捜査隊所属の高丸。

狂乱し鬼と化す女。名桜を愛でる老貴族を襲った災難。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

埼玉で小五女子が失踪。県警の奈良も捜査に入る。

「死者の提示する謎を、先生が解き明かしてくださいーー」 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎【こうげつしろう】は、心に傷を負った女性、城塚翡翠【じょうづかひすい】と出逢う。

親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

20年前、大リーグのニューヨーク・フリーバーズでプレーをしていた藤原雄大。

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

衆議院議員の宇田清治郎の孫娘が誘拐された。犯人の要求は「記者会見で罪を自白しろ」。

舞台はドイツ。

世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”によるソウダイなる追跡劇。

楽しさを追求したら、こういう小説になりました。

「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。

法務官僚が殺害された。

恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。

警視庁捜査一課の“お荷物"刑事・志麻由子は、張り込み中に首を絞められる。

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。

低迷に喘ぐかつての名門球団〈スターズ〉は、副都心・新宿の新球場で開幕を迎えた。

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。

バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。

人気シンガーソングライターの上条梨乃は、ある朝、渋谷のゴミ捨て場で目を覚ました。

一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。

昔ばなし、な・の・に、新しい! 鬼退治。桃太郎って……え、そうなの? 大きくなあれ。

前作で、捜査一課から南大田署に異動し、管内で起きた殺人事件を解決した〝事件を呼ぶ”ベテラン刑事・岩倉剛。

国民を管理する首輪型嘘発見器の除去を生業とする少年にはどうしても外したい首輪があった……本年度小説推理新人賞に輝く超大型新人の二つ目の栄冠となった第五回アガサ・クリスティー賞受賞作

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

希望の大学に合格、憧れの地での新生活。

その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。舞台は1980年代。

慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。

一番近くにいるのに 誰よりも遠い。 海釣りに出たまま、二度と帰らなかった夫。

逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密「カンナカムイ」をめぐり、 軍需工場の関係者が次々と毒殺される。

20年前ほど前の連続殺人事件<ハッピーデー・キラー>以来、事件も事故もめったにないのどかな町――だったはずの辛夷ヶ丘で、悪徳(?)警察官の砂井三琴は今日も大忙し。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

新作短編も収録!人気作家とともに歩んだ〈古典部〉のすべてがここに! ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、 過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

青春は気まずさでできた密室だ――。 今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。

警察官であるより前に、一人の人間として、常に正しくありたいんだよ―「警察官の鑑」と誰からも尊敬されていた熊倉警部。

大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。

新宿の街に巣くう毒虫どもを仕置きするという「歌舞伎町セブン」。その彼らの元に舞い込む依頼とは……。

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。

「できることが目的じゃないよ。

第42回小説推理新人賞受賞作を含む全5篇の連作短篇集。

わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。

歩容解析――人間の歩き方で個人を特定する技術。

人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。

平成15年に発生した一家殺人事件。最有力容疑者である次女は薬物の過剰摂取のため浴室で死亡。

大学病院で激務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。