きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。

『元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります』彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。

私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。

大好きだった妻の澪が亡くなって1年、身体にさまざまな不具合を抱えた巧は、町の小さな司法書士事務所に勤めながら、6歳になる一人息子の佑司とひっそりと暮らしていた。

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。

巨大な妄想力の持ち主。主人公のひねくれた学生生活が描かれた、笑撃のデビュー作。

「自衛隊員の皆さんに恋愛や結婚の経験談を語ってもらいたいんです」。

200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。

バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。

京都の大学院から、遠く離れた実験所に飛ばされた男が一人。

幽霊が視えるようになったぼくは地縛霊の館川小梅さんと出会う。

二十五歳の浦沢敦志はたった一人で探偵業を営んでいる。

スタッフの熱い想いを乗せ、構想4年をかけて、堂々たるTVアニメ化! 原作もアニメも楽しめるガイド。

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。

小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。

全寮制の名門女子高「純和福音女学院」を次々と怪事件が襲う。

城林大ミステリ研究会で、年末恒例の犯人当てイベントが開催され、サークル一の美人・赤江静流が、長身の彼氏を部室へ連れてきた当日、部室の本の上には、あるものが置かれていた。

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。

十歳で突然死んだ幼なじみの真広は、臨時の養護教諭になった二十五歳の紗絵の前に、いまも姿を現す。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。

20歳の茉莉は、数万人に一人という不治の病にかかり、余命が10年であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

『イニシエーション・ラブ』の衝撃、ふたたび。1983年元旦、僕は春香と出会う。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。

4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。

「私、100万回生きてるの」読後にわかる“きみ”の意味に涙が止まらない 美桜は100万回生きている。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー 「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

時間を巻き戻せるチャンスは10回。

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

25歳童貞のたけしが、脱ニートを目指し探偵見習いに。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。

夜になると、僕は化け物になる。 寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。

さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。

村内先生は中学の臨時講師。言葉がつっかえて、うまくしゃべれない。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

病の原因を突き止め、命をつなぐ――創薬探偵。創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。