16世紀ロンドン。法廷弁護士シャードレイクのもとに、従弟殺害の罪を問われている少女エリザベスの弁護依頼が舞い込む。

16世紀イングランド。

1514年夏。

絢爛豪華な謎を彩るパリの歌姫、イタリアから来たカストラート、怪しげな貴族……。

英国中西部の炭鉱の村で、夫婦と幼児が突如失踪した。

19世紀半ばのニューヨークで胴体を十字に切り裂かれる連続殺人が発生。

ケンブリッジの町への帰途にある巡礼一行。

英国史上最も悪名高い王、リチャード三世——彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか？　退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。

1889年、ロンドン警視庁に殺人捜査課が設置された。年間数千件発生する殺人事件に挑む刑事はわずか12人──。

撲殺された美術品ディーラーの持ち物だった黄金製の箱に残されていたのは、パガニーニ宛の古い手紙だった。

教皇のお膝元ローマでアイルランドとサクソンの争いが再燃しかねない事件が発生。

焼失した大修道院の墓地で見つかった遺骨は、伝説のアーサー王夫妻なのか? 真偽判定のため、国王ヘンリー二世に遣わされた女医アデリア第三の冒険を描く傑作歴史ミステリ。

砦に滞在していたローマ派の修道士が殺され、第一発見者のフィデルマは容疑者として拘束されてしまう。

殺人の動機は伝説のストラディヴァリウス? 高級ヴァイオリン売買の知られざる内情、贋作、緊迫のオークション。

ヘンリー二世の愛妾ロザムンドが毒殺された。

膨大な犠牲者を出して、大戦は終わった。 真面目な青年アルベールは、戦争で職も恋人も失ってしまう。

１８４６年の真冬。ニューヨーク市警の警官ティムは兄の家で見つかった女性の死体を隠し、真犯人を追って捜査を開始する。

教会会議を前にアイオナ派の有力な修道院長が殺害された。

11年前の連続少女殺害事件の真相を追う刑事オリヴァーとピア。

ソフィーの目の前に転がる男児の無残な死体。ああ、私はついに人を殺してしまった。

クリスティ、セイヤーズらと並び、四大女流ミステリ作家のひとりに数えられるアリンガム。

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。

疫病が国土に蔓延するなか、王の後継者である兄に呼ばれ故郷に戻ったフィデルマは、驚くべき事件を耳にする。

夫と離婚し、酒浸りの日々を送るレイチェル。

緑豊かなアラグリンの谷を支配する、氏族の族長エベルが殺された。現場には血まみれの刃物を握りしめた若者。

銃撃戦で相棒を失い自らも重傷を負った刑事スコット。心の傷を抱えた彼が出会った新たな相棒はシェパードのマギー。

1992年の静かな2月なかばの朝。

法廷弁護士にして裁判官である美貌の修道女フィデルマが、鋭い推理で数々の難事件を解決する。

オスロ中心部の銀行に、白昼強盗が押し入り、銀行員一人を射殺、金を奪って逃走した。

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。

女子修道院で、頭部のない若い女性の死体が見つかった。

外海に流されようとしていた死体は地元出身の若い新聞記者だった。

敵対していた小国の族長がモアン王国を訪れたそのとき、族長とモアン国王を何者かの矢が襲った。

コペンハーゲン警察の特捜部Qは未解決事件を専門とする部署だ。ある日ここに一本の電話が入った。

十一月の深夜、歴史教師のキャロラスはミンコット荘のレディー・マーガレット・ピップフォードから電話を受ける。

ローン未払いを理由に家を差し押さえられたシングルマザーが、大手銀行副社長撲殺の容疑で逮捕された。

1952年、独裁政権下のバルセロナで上流階級の未亡人が絞殺された。

英国のとある小間物屋で深夜、二重殺人が発生。店主のエミリーと、巡回中のスラッパー巡査が犠牲となった。

名ヴァイオリン職人のジャンニは、ヴァイオリン製作学校の講師でもある。

心臓をえぐり取られた少年。事件を担当する国家刑事警察の殺人捜査特別班に、かつてのトップのプロファイラーが加わる。

海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、因縁深き美術館でまたも人死にが起きたとの報がはいる。

――12世紀、イングランドはシュロップシャ、シュルーズベリ大修道院の修道士達は、副院長・ロバートを先頭にウェールズに向かった。

ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。

ウェスタ神殿の聖火を守る巫女は、十歳未満の少女から選ばれる。

飛び降り自殺に偽装された女性の死。その背後にはさまざまな事件と、二重三重に塗りかためられた嘘があった。

ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された。卿は数日前に届いた手紙に、異常なほどおびえていたという。

自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。

血の福音書を発見した直後にルーンが姿を消した。それと同時に、恐ろしい殺人事件がローマで頻発するようになり──。

時は紀元70年のローマ。

犬の散歩中の女が突如射殺された。ライフルで80メートルの距離から正確に頭部を狙撃されたのだ。

町長不在となったシンフルの町に、二週間前から身分を偽り住んでいるCIA秘密工作員のフォーチュンは、これまでの縁から町長選挙に立候補した婦人会の会長アイダ・ベルを手伝うことに。

主人公レネイ・バラードは、ハワイ出身(ポリネシアとコーカソイドの混血)の三十代のロス市警女性刑事、独身、ボクサー犬ミックスの大型雌犬をコンパニオン・アニマルにしているなど、従来のコナリー作品には登場してこなかったキャラクター。

静かな田舎の村にこんこんと湧き出る泉。これに目をつけたのが、新進気鋭のミネラルウォーター会社だった。

大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。

法廷弁護士にして裁判官の資格を持つ美貌の修道女フィデルマ。