青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。

四月吉日午前三時の爆破決行を予告する手紙が、国鉄総裁宛に届いた。

私立探偵・橋本への依頼は「殺人で服役中の男の無実を証明してほしい」という奇妙なものだった。

北海道の海岸から、三組の新婚旅行客が相次いで失踪した。

毒舌で有名なプロ野球解説者が、甲子園球場の近くで刺殺された。容疑者は低迷するチームのヘッドコーチ。

寝台特急「ゆうづる13号」と青函連絡船で、二人の男が殺された。

北海道の海岸から、三組の新婚旅行客が相次いで失踪した。

大学時代の友人・永田から、十津川警部の自宅にかかってきた電話。

警視庁捜査一課の西本刑事が、群馬県の世界遺産・富岡製糸場で毒殺された。

東京駅に着いた寝台特急「さくら」の個室から、男女の射殺死体が見つかった。さらに所持品から五千万円の札束が。

フランスで開かれた「世界都市警察大会」に出席した十津川警部は、パリに向うTGVの中で大富豪・大越専一郎の女性秘書が射殺される事件に遭遇する。

今度の日曜日、ブルトレが八分間停まった時、人を殺す―腎臓結石の痛みに耐えかねて緊急入院した亀井刑事は、レントゲン室から漏れてくる男女の話し声を聞いた。

鳥取砂丘に出現した神秘の湖で、アマチュアカメラマン・三谷は、女性の絞殺死体を発見した。

闇に包まれた都会の夜には犯罪という罠が待ち受けている。今夜もどこからか脅迫者たちの足音が聞えてくる…。

化粧をほどこされた美女の死体が、ねぶた祭りの大太鼓の中から発見された。

東京・上野でホームレスのテントが燃え、十六人が焼死した。

東京・渋谷のマンションで十九歳の大学生が毒殺された。現場に残されたオモチャの江ノ電。

イベントで再来日したエリエント急行。しかし、中から百丁のトカレフ拳銃と白骨化した手首が発見された…。

元刑事で私立探偵の橋本は、ある女性から河西弘という男を探して欲しいとの依頼を受け城崎へ向った。

エリート官僚の妻・青木美加が殺され、十津川らの極秘の捜査が始まった。

「小樽へ行ってくる」と言って家を出た62歳の老人が、東京で死体で発見された。

財団法人“日本の自然と伝統を守る会”理事長が、十津川と名乗る男に殺された?!捜査に乗り出した十津川警部は、自らの名前が騙られたことに驚き戸惑いながらも奈良県十津川村へ向った。

伊豆海岸に転落した車から、男性の死体と、東京で現金輸送車から強奪された紙幣の一部が発見された。

胸に刺さったサバイバルナイフと死体の顔に描かれた赤い小さな二重丸。

東京郊外で若手カメラマン誘拐事件が発生。しかし犯人からの要求はなく、三日後にカメラマンは無事保護された。

高校時代の友人で画家の本山に誘われて熱海を訪れた十津川。

細野新司は、金沢の女子大生竹内綾と遠距離恋愛中。北陸新幹線開業日に綾と東京から乗車する計画を立てる。

西本刑事は婚約者と長島温泉に泊まった。翌朝、二人が借りたレンタカーが何者かに爆破され、ボーイが死亡する。

ダムの底から発見されたカメラマンとミス・郡上八幡の死体。

東京・三鷹で白骨死体が発見された。死体のポケットには、未使用の「ワイドビューひだ13号」名古屋発高山行きの切符が。

能登の古墳で若い女性の惨殺死体が発見された。

下町のおもちゃ工場で働く晋一は耳の不自由な青年だった。ある日、心臓病で寝たきりの母が怪死する。

犯人一人あたり二百万円を強奪する、妙な事件が連続した。十津川は、若い男女七人のグループ「ロマンの残党」の存在をつかむ。

時限爆弾による爆破事件が、新宿のデパートで発生した。

「東京発「さくら」全乗客の安全と引き換えに、二億円を用意せよ!」殺人を繰り返す凶悪犯から届く、悪夢のような連続脅迫状。

兇器、アリバイ、動機―完璧な条件で行なわれる完全殺人。しかし、やがて訪れる時効の向う側には…。

母親孝行がしたくて、九州の名所を巡る超人気豪華列車「ななつ星」ツアーに悪知恵を働かせ紛れ込んだ小悪党・賀谷大三郎。

青森駅に到着した「ゆうづる5号」の二人用個室寝台で、女の死体が見つかった。犯人は一緒に乗っていた男なのか。

一年前、サンタ姿の若者が殺された。

妻との北海道旅行の帰り、十津川警部は、札幌駅で大阪行「トワイライト・エクスプレス」を待っていた。

十津川の部下西本刑事が、怪しい男につけられているので家まで送って欲しいと、若い女に声をかけられた。

女優・中村美矢子は、土佐中村への一人旅の車窓から、河原で男が襲われる現場を目撃する。

上野に到着した青森発上り急行「津軽」の車内で絞殺死体が見つかった。

京都を走る嵐電（らんでん）こと京福電鉄と京都の町を愛する会員7名の「嵐電会」が、寺社巡りをし、終点の嵐山まで行くという企画を立てた。

青森から大阪まで。日本海沿いをひた走る寝台特急で専務車掌が絞殺された。

部下の田中刑事が十津川警部に突如辞表を提出、失踪した。

沖縄で起きた写真家殺害事件を捜査する十津川警部。失踪した女友達の行方を追うカメラマンの田村。

十津川警部の大学時代の友人・岡部が妻殺害の容疑で逮捕された。現場は旧婚旅行先の九州・高千穂だった。

沖縄県八重山。ニライカナイ信仰の島を訪れた新聞記者の田島は、そこで五体の白骨を発見する。

箱根から新宿に向かう特急ロマンスカーの座席で、青年実業家が死んでいた。不仲の妻と和解するための旅行中だったという。

額に✕印が刻まれた若い女性の死体が続けて発見された。

六本木のクラブホステス・広瀬ゆかりが刺殺体で発見され、現場近くの駐車場では、警視庁十津川班・片山明の死体が!? 捜査の結果、片山による無理心中とみられたが、部下の無実を信じる十津川は、片山の故郷・福井県小浜に飛んだ。

「あなたに愛想がつきました」帰宅した十津川警部は愛妻・直子が残した書置を発見、家庭を顧みなかった己に煩悶する。

「東京駅に行ってくれ」。商社社長小川憲之は運転手に行先の変更を命じて姿を消した。

会津鬼怒川線開業記念のバッジを持った男が浅草で血に汚れて倒れていた。

上信電鉄千平駅。下仁田行き始発電車の運転士がホームで俯せに倒れている老人を発見した。