風の殺意・おわら風の盆
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西村京太郎先生の祭シリーズの作品です。富山県のおわら風の盆を巡る殺人事件のミステリーです。おわら風の盆の土着的祭りの雰囲気の描き方が、素敵です。そこに幽霊を登場させ、胡弓の哀調をおびた音色を響かせます。そして、八尾町の町民全てが関わっている町ぐるみのたくらみに得たいの知れない怖さを感じさせます。ミステリアスな一作だと思いました。評価は、星5つとしました。 | ||||
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おわらに行く前に予習。 感激。 | ||||
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面白い❗ ともかく面白い❗ 一気に読んでしまった‼ 引き込まれる描写は、八尾の風景だけでは勿論無い❗ 町を挙げて、しかも、警察さえも巻込んで巡らす策略が、あたかも実現できると思わせる人間心理に踏み込む。 | ||||
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2004年9月に発表されたお馴染み十津川警部シリーズの秀作です。日本の推理小説はメインの殺人事件捜査やフーダニットの謎解きの興味以外の面でも一風変わった趣向で楽しませてくれるなあと本書を読み終えて改めて感じましたが、この作品については舞台が現実の町でそこに住む人々が真相に大きく関わって来るという事もあって、真実の町の住人の方々はこれを読んでどう思っただろうか?とその点が気懸かりでかなり心配になりましたね。勿論単なる作り話さと笑って済ませる方が大半でしょうけれど中には気分を害される方もおられたかも知れないと思うと、著者は中々に思い切ったストーリーを書かれたものだなとその大胆さに正直驚きましたね。まあ人それぞれに考えはあるでしょうけれど、やはり全ての事情を勘案すると本書の舞台は架空の町に設定するのが望ましかったなと私は思いますね。(尚些細な事ですがせめてもの配慮として本レビューには町名は記さないでおこうと思います。) カメラマンの田村は知り合って3ヶ月になる恋人の小野寺ユキが突然に失踪してしまい彼女の行方を捜す内に「おわら風の盆」で踊る彼女の写真に辿り着き手掛りを求めて富山県へと向かう。一方、十津川警部も管轄外ながらも沖縄で起きた写真家殺害事件の謎を追う内に田村の存在に行き当たり同じく富山県へと導かれるのだった。 本書の推理は第六章「告白」の後半に至るまではおそらく十津川警部と同様に何が何やらさっぱり不明で謎また謎の連続に唯々首を捻りながら事件の推移を見守るしかないのですが、漸く真相の一端が何と驚くべき事に犯人側から示されると全ての意味がピタッピタッと腑に落ちて納得した次第で、それにしてもこんな異例の構成で勝負する手法は誰にも真似出来ない著者ならではの「はなれわざ」だなと感嘆しましたね。唯一つ言える事は「殺人ミステリー」以外の部分については100%絶対に有り得ない絵空事でしょうね。それは例えどんな事情があろうとも(人として)こんな非合法な正規のルートを通さない方向に進むとは到底考えられないからです。それからこんな風に一枚岩で結束できるとは思えませんし(中には良心の呵責に悩む人もいるでしょうね)、細かい点で言えば沖縄の殺人事件の模様を端折って書き過ぎと思えるのが不満ではありますが、それ以外の点では実に巧く考えられていて真にトリッキーな異色作として満足しました。失踪した女性の謎を冒頭に持って来ながら結局は完全にすかして敢えてその意味について最後まで書かない点も洒落ているなと思いましたね。最後に本書の主役であるカメラマンの田村はラストで自分が事件に果たした役割とその意味について全てを十分に理解した上でそれでも尚彼女を寛大に許してあげている気配に、ほのかな「愛」を感じて私にはそれが最も嬉しかったですね。 | ||||
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失踪した女性。 その女性の写真を取っていた写真家が殺された。 女性の知人の別の写真家と, 殺人事件を追っている十津川警部が, 富山県の八尾のお祭りにやってくる。 不可解なことがたくさん。 違和感もたくさん。 最後の結末もやや未消化。 | ||||
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