惨劇のヴェール

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種別
長編
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あらすじ

1989年12月01日 惨劇のヴェール (角川文庫)

後から思えば、ウェクスフォードはほんの一足違いで事件を逃したのだった。その同じ偶然が、娘の車に仕掛けられた爆弾でばらばらに吹き飛ばされるのから、間一髪かれを救った。入院したウェクスフォードに代わって捜査の指揮をとってバーデンは、死体発見者の女性の息子を犯人とにらみ、取りつかれたように取り調べを進めた。だがその時かれは母と子の関係の底に隠された、摩訶不思議な、同時に恐るべき影の存在に気づかなかった。そして事件の本当の恐ろしさにも。ウェクスフォード・シリーズ、最大最高の長篇。(「BOOK」データベースより)

評判

惨劇のヴェールの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

惨劇のヴェールの総合評価:

6.50/10点 レビュー 2件。

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No.1
(3pt)

マンネリ打破の試み?

ウェクスフォード警部シリーズ第14弾。

商業施設の駐車場で発見された絞殺死体の謎を追うミステリ。発見者と被害者の周辺を探索しながら真実を炙り出していく。

マンネリ感を脱するためか、ウェクスフォード警部が爆破事件に巻き込まれ、一時、戦線離脱、部下のバーデンが取り仕切ることになる。バーデンが犯人と見込んだ青年の心理描写は、レンデルの得意技。二人の対話シーンは、恐怖すら感じる。

捜査に復帰したウェクスフォード警部と容疑者に固執するバーデンとの軋轢は、本シリーズで初めてだ。

目撃証言を丹念に集め推理を構築していくウェクスフォード警部。一方のバーデンは、見たいものしか見ない状況に陥っていく。

結果、新たな悲劇を生むことになるのだが、そこからのウェクスフォード警部の謎解きはこれまでと違う。推理の再構築繰り返し、真犯人に辿り着くというひねり方。犯人の候補を上げ、動機を導き出し、これは!と思ったところで次々に除外していく。見過ごしてしまうような状況証拠を別にすると、誰が犯人でもおかしくはないか・・・

登場人物たちのちょっとした悪意が事件の様相を混乱させている点では、良く作り込まれた作品と言える。なるほど、真犯人の行動に説得力を持たせるための伏線は張られていたわけね。

ウェクスフォード警部の女優である次女が、父親を巻き込んだ爆破事件の遠因となっているなど、一家に波乱が起きたサブストーリが面白い。
惨劇のヴェール (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 惨劇のヴェール (角川文庫)より
4042541208

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