盤面の敵
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
盤面の敵の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
盤面の敵の総合評価:
7.50/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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しかし、これがあんまり面白くない。最後になって少し読ませる感じはあるが、おしなべて退屈だった。クイーンらしいロジックの妙も、「親指の指紋がなぜ手紙の上の隅に集中しているのか」という謎の解明において少し感じられる程度で、物足りない。
何より、作中でエラリイ自身が居心地のわるさを訴えている。「すべてが、どこかのまったく頭のわるい見知らぬ他人に起こったように思えてくる。その知らない他人というのは、科学技術が彼からゲームの相手を奪ってしまったために、なにかほかのものを相手にしなければならなくなった人間なのだ」(P371)
「探偵小説を『お化け屋敷』の掛小屋からリアリズムの外に出したかった」と言ったのは松本清張だが、本作にもそんな試みがあるように思う。今となっては「みんなちがって、みんないい」だが、本作は同じ作家による同じ主人公のシリーズにおいて追求された多様性としては、異彩を放っているかもしれない。