エジプト十字架の謎

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種別
長編
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4
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あらすじ

2016年07月21日 エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

クリスマスの早朝、ウェストヴァージニアの小村の丁字路で、T字形の道標にはりつけられた男の首なし死体。この怪奇な事件は半年後、第二の首なし死体の出現をもって、全米を震撼させる一大事へと発展する! 「T」の意匠に彩られた連続殺人に相対するは、青年作家エラリー・クイーン。推理の連打と壮絶な追跡劇の果てに、名探偵が神域の論理により看破する驚愕の真相とは? 国名シリーズに堂々屹立する、本格ミステリの金字塔。(「BOOK」データベースより)

評判

エジプト十字架の謎の評価:

5.50/10点 レビュー 6件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点5.50pt

エジプト十字架の謎の総合評価:

7.67/10点 レビュー 45件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(6pt)

シリーズ中、かなり異端な作品

エラリー・クイーンの国名シリーズを幾つか読んできましたが、本作はこれまでの作品と毛色が違うと思いました。
一つは、何をおいても事件の猟奇性。丁字路に磔にされた死体――それだけでも猟奇的じみてますが、その死体には頭部がありません。それまでのクイーンの作品でこれほどまで残虐な死体は出てこなかったので、かなり珍しいと思いました。
思えば、手術を受ける患者がオペ前に殺されていた『オランダ靴の謎』や、劇の最中に観客の一人が殺されていた『ローマ帽子の謎』同様、読者の好奇心を見事に誘う出だしだと言えましょう。
二つ目は、スリリングな要素。エラリーが、次なる犠牲を阻止しようと駆けめぐる描写に、かなり惹き込まれました。

エジプト要素がないから国名シリーズに相応しくないというレビューがありました。たしかに、現場はアメリカで、エラリーがエジプト要素を持ち出すも、結果的に関係ないという話が序盤で明らかとなります。けれど私が初めて読んだオランダ靴の謎で、オランダ要素が皆無とわかっていたので、そこはご愛嬌と、あまり気になりませんでした。むしろ、エラリーがエジプトの蘊蓄を並べたことが、結果的にオチに繋がっていて、なかなか凝ってるし遊び心を感じられます。

ただ、ミステリ要素としては、ありがちだなと辛めにレビューしておきます。当時は珍しい仕掛けだったのでしょうか。けれど本作の仕掛けが幾つもある推理小説において、結末を予想でき、やっぱりなと思った読者は多いと思います。
古典小説なのだから現代人に通じるドンデン返しを求めるのは贅沢と言われるかもしれませんが、少々強引かなと思いました。
古典ついでに言えば、監視カメラが数多く設置されてる現在、死体を堂々と道標に磔にする大胆さは、古典小説ならではの発想の柔軟さだと思いました。監視カメラやらあらゆる技術の進化が、現在のミステリ作家を苦労させるなと、同情しました。

ついでに、エラリーやら検事やらが警戒するなか、みすみす連続殺人を起こさせてしまったのがマイナス評価でした。
探偵といえど完璧でない、けれど、次に狙われる可能性がある人物を殺されるのは、間が抜けてると言わざるをえません。

本書は創元推理文庫で読みました。直訳のような堅苦しい文章ですが、角川版と違って表紙が好みなので、創元推理文庫を贔屓にしてます。国名シリーズの未読は『ギリシャ棺の謎』を残すのみ。他の国名シリーズも文庫化をゆっくり待ち続けてます。

bamboo
NU17PFML
No.2
(5pt)

タイトル「Tの悲劇」の方が良くないですか?

「エジプト」という国名はその文字だけで、人々の様々な想像を引き出し、魅力を感じさせますが、この作品にはエジプトは1ミリも関わりませんので、間違っても『ナイルに死す』みたいな内容を期待してはいけません(笑)

首切りトリックの教科書のような内容で、綿密なロジックといい、発表が80年以上前ということを踏まえれば、完成度や質は非常に高い推理小説だと思うのですが、単純に読んでて「面白くない」と思いました。
とにかく理屈ばかりでなかなか話が進まず、退屈な内容でした(そういうのが好きな人は好きなんでしょうが)

その退屈さを紛らわせる要素のつもりなのでしょうか、途中で話に組み込まれる「ヌーディストの島」ですが、正直これに関しては物語上の必要性が全くわかりません

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.1
(4pt)

エジプト十字架の謎の感想


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.39
(5pt)

公正公平です❗️

最初に「本格物」(「犯人当て」)を楽しむには丁度良い作品だと思います。エラリークイーンの作品の中で最も公平に情報提供がなされている作品だと思います。わりと早い段階で先の筋が読める可能性が高いですので、それがピタリと分かれば、エラリークイーンにハマってしまいますよ。
エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104401
No.38
(2pt)

ネタバレ注意

以下、ネタバレ注意

終盤の追跡劇をよくよく見返したら、犯人を逮捕出来たのはあくまで関係者一同の連携プレーによる力技であって、別に主人公の推理は関係無いよなあ。
あと素朴な疑問ですが、犯人単独で首無し死体をT字に張り付け状態にするのって、
体力もさることながら相当な時間を要する作業のはずだけど、
誰かに見つかったらどうするつもりだったんだろう?
夜中とは言え居住地域ど真ん中の屋外ですぜ?
エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104401
No.37
(3pt)

講師の推薦

特になし。
エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104401
No.36
(4pt)

初期エラリークイーンの傑作

子供の時に一度読んだのですが、新訳でもう一度ということで購入しました。
ど派手な連続殺人とその謎解きで、本格推理物好きには満足です。
後期エラリークイーンの、心理に主眼を置いた作品と対比すると、興味深いと思います。
エジプト十字架の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の秘密 (角川文庫)より
4041007941
No.35
(5pt)

すり替え物の原点

国名シリーズで最も人気があるのがこの「エジプト十字架」だと思います。いわゆる「タウ」ですね。探偵学園Qにまで紹介がで出来てちょっと驚きでした。

すり替え物の原点というべき作品で、島田荘司の占星術殺人事件にも通じるもののを感じます。何しろ1900年代の初めの方でこの作品のレベルの高さは驚きです。推理小説マニアが通らねばならない一冊です。
エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104401

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