フランス白粉の謎

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初版刊行(参考)
種別
長編
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5,646回
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2
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40
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あらすじ

2012年09月27日 フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

五番街にある“フレンチズ・デパート”のウィンドウに展示された寝台から、女性の死体が転がり出た。被害者はデパートの取締役会長の後妻。遺体のくちびるには口紅が塗りかけで、所持していた別の口紅からは謎の白い粉が発見される…。この怪事件から唯一無二の犯人を導き出す、エラリーの名推理。巨匠クイーンの地位を不動のものとした“国名シリーズ”第二作。(「BOOK」データベースより)

評判

フランス白粉の謎の評価:

6.71/10点 レビュー 7件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.71pt

フランス白粉の謎の総合評価:

8.18/10点 レビュー 40件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(8pt)

いつもながら圧巻の推理

国名シリーズ第二弾。読んでいてこれも全て伏線なんだろうなぁと楽しく読み進められます。全編伏線に満ちていて、エラリーの理詰めの推理が冴え渡ります。特に最後の60ページで犯人に対して有無を言わさず、論理的に迫っていくこの迫力は圧巻の一言!古典と言われながらも、現在の数多くの作家をも凌ぐ実力であることを痛感。ただこの作品で唯一、残念なのは犯人のインパクトが薄いこと。それ以外は満点の出来に感じました。

タッキー
KURC2DIQ
No.4
(7pt)

面白かった

大団円がよかった。

わたろう
0BCEGGR4
No.3
(7pt)

フランス白粉の謎の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.2
(8pt)

フランス白粉の謎の感想

国名シリーズの二作目にあたります。衝撃的なデビユー作から、それを上回るような、もしくは同等のレベルの二作目を書けずに消えていった作家は数多くあります。そういった意味では
エラリー・クイーンはやはり並みの作家ではなかったと言うことがこれで証明されます。センセーショナルな事件の始まり。動機は?アリバイは?関係者の証言と動き。閉じられた部屋が幸いして
手つかずの遺留品が山ほど。ともすれば見過ごしがちな品々をひとつひとつ吟味してその意味を考えるクイーン。暗号までも使ったパズルゲームに堪能させられます。何故そこに死体が?
調べたことをすべて繋ぎ合わせるとある一点を差す。論理的帰結の妙味。今の感覚で読むとこんな親子は鼻に付きます。時代の差ですからしょうがありません。でも、クイーンの思考の道筋を追っていくのは
楽しいです。関係者を一堂に集めて「さて、皆さん・・・・・・。」古き良き探偵小説を楽しみましょう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1
(7pt)

フランス白粉の謎の感想

国名シリーズ第2作。

数多い登場人物から消去法により犯人を絞り込んでいくという手法で、パズラーにはたまらないフーダニット作品になっています。
犯行現場→犯人の性別→共犯/単独犯→関係者による犯行→そして・・・という無駄のない怒涛の論理展開で非常に好感度の高い推理小説。
そして今作に限って言えば、よくありがちな強引なロジック操作もありません。
しかし逆に、推理小説をよく読まれる方にとっては既視感ありありで当たり前だろと思えること、例えばこの作品で言えば「犯行現場の特定」に対して長々とページを割いており「・・・なので犯行現場はここでは有り得ないのです(ドドーン)(一同驚嘆)」なのですが、「・・・30頁くらい前から知ってるって(汗)」ってツッコミを入れたくなります。
DNA鑑定やルミノール検査が出来ない歯がゆさもありますね。
まぁそれが「古典」だとも思うので減点の対象にはできませんが・・・

この作品では警視が人間関係の軋轢の中存在感がなく、エラリーが完全に推理の主導権を握っています。
普通なら最後の最後までダンマリを決め込むはずが捜査過程で喋る、喋る。
読者への挑戦が挿入された後、事件関係者を集めての大団円があるのですが、本来なら「待ってました」のはずが、そこでの謎解きが、殆ど読者にとって既知なのです。
「さっき聞いたよ」なのです。本来最後の謎解きで生まれる「驚き」が、既に捜査の過程で明らかになった時に「驚き済み」なのです。
そこが少し残念でした。
最後の最後に・・・ってのは中々洒落た演出だと思いましたけど。

あとロジック重視で動機が後から取ってつけたような感じなのはいただけないかなぁ。
あの「粉」の正体が明らかになった時、真っ先に疑われるべき人物は明白なのに一言も触れないのも不自然ですかね。
まぁ細かいこと言ってもきりがないので・・・前作の「ローマ」よりはかなり完成度高いように思います。

梁山泊
MTNH2G0O

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.33
(3pt)

犯人を当てるためのヒントから犯人を導き出せるか。

ローマ帽子の謎に比べると、ちょっと退屈な話でした。
エラリーの名探偵ぶりはよくわかった。
あまり話に引き込まれなかったので、自ら推理しようという気になれず、後半ちょっと面白くなってきましたが、ダラダラ読んで最後になるほどと思って終わりました。
フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104371
No.32
(5pt)

次の『オランダ靴の謎』に勝るとも劣らない推理の妙に酔いしれました。ラスト五十頁、ぞくぞくしましたわ。

ラスト五十頁。有罪を証明する証拠を丹念に組み上げ、消去法で犯人を絞り込んでいくエラリーの推理が素晴らしかったなあ。まるで、将棋の〈王様〉が詰まされる様を見ているかのよう。ぞくぞくしました。

本書を読もう思ったんは、飯城勇三(いいき ゆうさん)『エラリー・クイーン完全ガイド』(星海社新書)のなか、本作品に影響を受けた作品として、青崎有吾『水族館の殺人』の名前が挙がっていたから。
青崎有吾作品がとても面白かったのと、クイーンの〝国名シリーズ〟の次の作品『オランダ靴の謎』が読みごたえあったんで、本書にも手を伸ばした次第。期待以上の出来栄えに大満足っすね。手にとって良かったです。

それと、巻末の芦辺 拓氏の解説文のなか、次のくだりには「ほんま、そのとおりやね!」と思いました。感謝しつつ、引かせていだきます。
《読者におかれては、どうかこの解説ページの直前をチラ見したりされませんように。できれば、終盤六十ページほどはパラパラめくるのも禁止です。そして、全編の一割以上を占める解決編をたんのうするためにも、それまでのときに退屈と思えるかもしれない問題編を熟読されることをおすすめしておきます。》p.473
フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104371
No.31
(5pt)

ローマ帽子よりずっと良い

ローマ帽子に比べてほんとうに登場人物(特に脇役の刑事達や地方検事)がすっきりした。登場はしているが、誰も彼も個性と出番を無駄に主張していない。収まるところに相応しく収まった感じ。数段読みやすくなっている。かわいいジューナがロマ族の孤児だったという事実も新登場。段々肉付けがされて出演者がイキイキとしてきた。

そして数々の謎解きがスキルアップしてるー!
色の違う口紅ケースと塗りかけの口紅。剃刀の刃。アパートメントの鍵。縞瑪瑙のブックエンド。出血量。
もう、いちいちうなずきながらなるほどなるほどと読み進んだ。
警視クイーンは必要以上に年寄りに描かれているように違和感があるが、今の時代だと50代なんて全然御老体ではないが、90年前でアメリカ人だったら確かに50代半ばすぎれば疲れ切ってるかもしれない。
相変わらず舞台がノスタルジックで良い。昔NYのメーシーズに何度か行ったが、あのようなクラッシックなデパートとショーウインドウを思い浮かべながら読んだ。 オランダ靴も楽しみだ。
フランス白粉の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の秘密 (角川文庫)より
404100344X
No.30
(5pt)

邦題にも秘密がある。

『ローマ帽子の謎』に続く「国名シリーズ」。たった一つの殺人事件とそれに付随する(と思われる)失踪事件を巡る物語であり、夥しい証拠や証言、そして手掛かりが示されていく過程が紙幅の大半を占める。にもかかわらず最後の最後まで真犯人が判然とせず、そして結末における論証の進め方も見事という他はない。その上書名そのものが実は最大のヒントになっているという大胆さである。邦題を考えた人は相当に悩んだと思われる。作中には「白粉」は出てこないので厳密に言えば誤訳なのだが、これをストレートに翻訳するとネタバレしかねないギリギリのラインを責めたという意味で名訳と言えるだろう。
フランス白粉の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の秘密 (角川文庫)より
404100344X
No.29
(3pt)

夢の中の犯罪捜査、二種類の作風 などなど。

クイーンのような人気作家なら 放っておいてもたくさんレビューが付くので、私ごときが投稿する必要もないのですが、過去に12作も読んでいるからにはひとこと綴っておくのも悪くないと思い、記憶を頼りに書いてみました。
 「カナリヤ殺人事件」以来すっかりヴァン・ダインにはまってしまったそのあとは、当然似た作風のエラリー・クイーンに期待して、バーナビー・ロス名義も含め初期12作を読んだものです。最後に読んだのが「Yの悲劇」(講談社文庫版)で、かれこれ30年以上も前ですが・・・。
 うち特に面白く読めたのはその「Yの悲劇」「レーン最後の事件」「ギリシャ棺の謎」3作で、あとはちと微妙・・・。ヴァン・ダインでは平明な文章と実録風の記述によって最低限度の現実感がしっかり担保されているのに比べ、クイーンの諸作はあたかも夢の中の物語のように、舞台設定も登場人物も存在感が薄く、最後までふわふわした奇妙な浮遊感に悩まされたものです。なんだろう、これは?
 国名シリーズのうち、この「フランス白粉の謎」は、気合を入れて 犯人のめぼしがつくまで3回も”読者への挑戦状”の直前までを繰り返し読んだあげくギブアップしたことをおぼえています。しかるに、解決篇を読み終えてもいまいちピンと来ず、”そういう手がかりの解釈の仕方もあるんだね~”という微妙な感じでした。パズラーは、難解なものよりも 適度に犯人を言い当てやすいレベルの作品のほうが 印象に残りやすいように思います。本作はやや難解ですね。
 初期作品だけで見る限り、クイーンの作風には二種類あると感じます。「ギリシャ棺の謎」と「Yの悲劇」は似ています。明るさがあり、謎解きに力点が置かれている感じです。おそらくマンフレッド・リーがメインで書いたもの?「エジプト十字架の謎」と「Xの悲劇」は、暗くサスペンスが強い作風で、おそらくこちらはフレデリック・ダネイが書いた?私と相性が良かったのは前者で、後者は少々こけおどし気味かなあ。
 これが私がクイーンについて語れるすべて。とりとめがなくて恐縮です(◞‸◟)
フランス白粉の謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の謎 (1961年) (創元推理文庫)より
B000JANI6O

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