フランス白粉の謎

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初版刊行(参考)
種別
長編
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5,649回
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2
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40
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あらすじ

2012年09月27日 フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫)

五番街にある“フレンチズ・デパート”のウィンドウに展示された寝台から、女性の死体が転がり出た。被害者はデパートの取締役会長の後妻。遺体のくちびるには口紅が塗りかけで、所持していた別の口紅からは謎の白い粉が発見される…。この怪事件から唯一無二の犯人を導き出す、エラリーの名推理。巨匠クイーンの地位を不動のものとした“国名シリーズ”第二作。(「BOOK」データベースより)

評判

フランス白粉の謎の評価:

6.71/10点 レビュー 7件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点6.71pt

フランス白粉の謎の総合評価:

8.18/10点 レビュー 40件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.33
(3pt)

犯人を当てるためのヒントから犯人を導き出せるか。

ローマ帽子の謎に比べると、ちょっと退屈な話でした。
エラリーの名探偵ぶりはよくわかった。
あまり話に引き込まれなかったので、自ら推理しようという気になれず、後半ちょっと面白くなってきましたが、ダラダラ読んで最後になるほどと思って終わりました。
フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104371
No.32
(5pt)

次の『オランダ靴の謎』に勝るとも劣らない推理の妙に酔いしれました。ラスト五十頁、ぞくぞくしましたわ。

ラスト五十頁。有罪を証明する証拠を丹念に組み上げ、消去法で犯人を絞り込んでいくエラリーの推理が素晴らしかったなあ。まるで、将棋の〈王様〉が詰まされる様を見ているかのよう。ぞくぞくしました。

本書を読もう思ったんは、飯城勇三(いいき ゆうさん)『エラリー・クイーン完全ガイド』(星海社新書)のなか、本作品に影響を受けた作品として、青崎有吾『水族館の殺人』の名前が挙がっていたから。
青崎有吾作品がとても面白かったのと、クイーンの〝国名シリーズ〟の次の作品『オランダ靴の謎』が読みごたえあったんで、本書にも手を伸ばした次第。期待以上の出来栄えに大満足っすね。手にとって良かったです。

それと、巻末の芦辺 拓氏の解説文のなか、次のくだりには「ほんま、そのとおりやね!」と思いました。感謝しつつ、引かせていだきます。
《読者におかれては、どうかこの解説ページの直前をチラ見したりされませんように。できれば、終盤六十ページほどはパラパラめくるのも禁止です。そして、全編の一割以上を占める解決編をたんのうするためにも、それまでのときに退屈と思えるかもしれない問題編を熟読されることをおすすめしておきます。》p.473
フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の謎【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488104371
No.31
(5pt)

ローマ帽子よりずっと良い

ローマ帽子に比べてほんとうに登場人物(特に脇役の刑事達や地方検事)がすっきりした。登場はしているが、誰も彼も個性と出番を無駄に主張していない。収まるところに相応しく収まった感じ。数段読みやすくなっている。かわいいジューナがロマ族の孤児だったという事実も新登場。段々肉付けがされて出演者がイキイキとしてきた。

そして数々の謎解きがスキルアップしてるー!
色の違う口紅ケースと塗りかけの口紅。剃刀の刃。アパートメントの鍵。縞瑪瑙のブックエンド。出血量。
もう、いちいちうなずきながらなるほどなるほどと読み進んだ。
警視クイーンは必要以上に年寄りに描かれているように違和感があるが、今の時代だと50代なんて全然御老体ではないが、90年前でアメリカ人だったら確かに50代半ばすぎれば疲れ切ってるかもしれない。
相変わらず舞台がノスタルジックで良い。昔NYのメーシーズに何度か行ったが、あのようなクラッシックなデパートとショーウインドウを思い浮かべながら読んだ。 オランダ靴も楽しみだ。
フランス白粉の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の秘密 (角川文庫)より
404100344X
No.30
(5pt)

邦題にも秘密がある。

『ローマ帽子の謎』に続く「国名シリーズ」。たった一つの殺人事件とそれに付随する(と思われる)失踪事件を巡る物語であり、夥しい証拠や証言、そして手掛かりが示されていく過程が紙幅の大半を占める。にもかかわらず最後の最後まで真犯人が判然とせず、そして結末における論証の進め方も見事という他はない。その上書名そのものが実は最大のヒントになっているという大胆さである。邦題を考えた人は相当に悩んだと思われる。作中には「白粉」は出てこないので厳密に言えば誤訳なのだが、これをストレートに翻訳するとネタバレしかねないギリギリのラインを責めたという意味で名訳と言えるだろう。
フランス白粉の秘密 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の秘密 (角川文庫)より
404100344X
No.29
(3pt)

夢の中の犯罪捜査、二種類の作風 などなど。

クイーンのような人気作家なら 放っておいてもたくさんレビューが付くので、私ごときが投稿する必要もないのですが、過去に12作も読んでいるからにはひとこと綴っておくのも悪くないと思い、記憶を頼りに書いてみました。
 「カナリヤ殺人事件」以来すっかりヴァン・ダインにはまってしまったそのあとは、当然似た作風のエラリー・クイーンに期待して、バーナビー・ロス名義も含め初期12作を読んだものです。最後に読んだのが「Yの悲劇」(講談社文庫版)で、かれこれ30年以上も前ですが・・・。
 うち特に面白く読めたのはその「Yの悲劇」「レーン最後の事件」「ギリシャ棺の謎」3作で、あとはちと微妙・・・。ヴァン・ダインでは平明な文章と実録風の記述によって最低限度の現実感がしっかり担保されているのに比べ、クイーンの諸作はあたかも夢の中の物語のように、舞台設定も登場人物も存在感が薄く、最後までふわふわした奇妙な浮遊感に悩まされたものです。なんだろう、これは?
 国名シリーズのうち、この「フランス白粉の謎」は、気合を入れて 犯人のめぼしがつくまで3回も”読者への挑戦状”の直前までを繰り返し読んだあげくギブアップしたことをおぼえています。しかるに、解決篇を読み終えてもいまいちピンと来ず、”そういう手がかりの解釈の仕方もあるんだね~”という微妙な感じでした。パズラーは、難解なものよりも 適度に犯人を言い当てやすいレベルの作品のほうが 印象に残りやすいように思います。本作はやや難解ですね。
 初期作品だけで見る限り、クイーンの作風には二種類あると感じます。「ギリシャ棺の謎」と「Yの悲劇」は似ています。明るさがあり、謎解きに力点が置かれている感じです。おそらくマンフレッド・リーがメインで書いたもの?「エジプト十字架の謎」と「Xの悲劇」は、暗くサスペンスが強い作風で、おそらくこちらはフレデリック・ダネイが書いた?私と相性が良かったのは前者で、後者は少々こけおどし気味かなあ。
 これが私がクイーンについて語れるすべて。とりとめがなくて恐縮です(◞‸◟)
フランス白粉の謎 (1961年) (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: フランス白粉の謎 (1961年) (創元推理文庫)より
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