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本好き! さんのレビュー一覧
本好き!さんのページへ| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.58pt | ||||||||
レビュー数342件
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約2年半ぶりの岬洋介シリーズ。
ロシア・ウクライナ情勢と音楽ミステリをうまく融合。前半はミステリ部分が大半で、岬洋介もあまり顔を出さなかったが、後半で本シリーズ特有の演奏シーンが登場しひと安心。著者お得意のどんでん返し(?)もまずまず。 ミステリ部分もさることながら、演奏シーンは本シリーズの特徴でもあるから、次回作でも期待しています。 |
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約10年ぶりに読んだ井上夢人。30年程度前の作品ということで時代感はあるものの、その構成、54からなるファイルの意味、半分程度読み進めたところで判明してくる真相etc…
さすがは井上夢人!と感銘をうける。氏の最高傑作といっても過言ではないだろな。最近になって再評価されているのも充分うなづける。 本文に出てくるとある海外の作品もぜひ読んでみたい。 |
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昭和、平成、令和と連綿と続く複雑な事件を追う奥の深い、骨太な小説。それぞれの時代の誰の記憶にも残る象徴的な出来事や事件を絡めて、リアリティ溢れる作品だった。「百年」の長さ・重さを思い知ることができた。
登場人物では、鎌田と藤森の両刑事が特に印象的。藤森菜摘にはどこかで再登場してもらいたいな。 |
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コアな鉄オタは、こういった鉄道をテーマにしたファンタジーミステリを素直に受け入れるかな?現実感は皆無だが、幻想的な世界に誘ってくれる鉄道小説として、読み心地よく、各場面が丁寧に描かれていて好感がもてた。代表的な鉄道小説として心に残るであろう作品でした。
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歴史好きは源義家をどう見るか。数々の戦で功績を残した武士か、極悪人か。本作を読めば義家の生涯に感銘を受けるのではないか。教科書にはまず出てこない義家とその近親たちを描くのが巧みな著者により、その魅力を堪能できた。
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評価の高い著者の代表作だけあって、ストーリー仕立てには感銘を受けた。
時代感はあるものの、完成度は高いと思われる、 洞窟の場面はどこか横溝正史の世界を感じさせられたのは私だけ? |
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言ってみれば、「ザ・モキュメンタリー」あるいは「ザ・ホラー小説」。タイトルからして興味を持たせはするが、現実感はなく、怖がらせ感をこういう形で表現したのだな、と。モキュメンタリーとしての完成度は高いが、結局はごく当たり前のこと(人は必ず死ぬということ)を回りくどく言ってるだけ、とも取れる。
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〈自由律俳句の伝道師〉虚池空白が「野良句」と呼ぶ自由律俳句に秘められた謎を解明していく連作短編。句に秘められた謎解きは、暗号解読ミステリとの融合ともいえる。いつも自由律俳句を投稿している自分としては、楽しみながら参考にさせてもらった。少なからず句創りに役に立つ作品だった。
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乱歩賞史上最高といってもいいほどの完成度。通常殺し屋は敵役で最期はやられるものだが、これはいわば敵役vs敵役、正義の味方が出てこないダークな世界でのダークな展開。リアリティ云々は言いっこなし、プロの営業マンと殺し屋稼業をミックスさせた完全なフィクションだからこそ最後まで楽しくハラハラできた痛快作なのである。鳥井と鴎木の対決が実に痛快!
勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪!? |
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大阪を舞台にした面白い作品を検索して行きついた。心の故郷・大阪の地名がふんだんに出てくるし、弱虫ヒーロー・坂田がヤクザ相手に活躍するし、たった一晩でそこまでできるか?とも思うくらい、いろいろ起こるけど、理屈抜きで楽しい作品でした。
「坂田勇吉シリーズ」、次も読んでみよう。 |
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現代人たちは、今の状況、どこか閉塞感を感じながら現状に甘んじ、諦念を持って生きているのだろうと思う気持ちが強くなった。何とか現状から逃れたいと思うが、簡単ではないので今の状況に甘え、諦めているのである。(諦めきれずに逃れたいがその方法を間違う輩は犯罪を犯すのである)そんな現代人の心理を比喩的に描いた本作、名作といわれる理由がよくわかる気がした。
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あまり注目されることの少ない障害レースに命を賭ける2人の障害騎手と2頭の絶対王者。どちらが真の王者か、人間と馬の壮絶なドラマが胸を打つ。
平地以上に危険と隣り合わせのレースシーンもさることながら、レースにかける騎手の心情、クセ強の馬の癖馬っプリがしっかりと伝わる。 最後の2頭と2人の死闘は圧巻。(2人の女性のキャラは可愛げがないのが草(>_<) あの障害王者・オジュウチョウサンを思わせるところもあってリアリティ十分。 |
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大沢作品は初めてかも。大沢氏本人を思わせる「私」が実際にあったかも知れない事件に遭遇するといった8編の短編集。ミステリ度はそれほど濃くないが、どれもレジェンド作家ならではの手腕で読ませてくれる。特に表題作「覆面作家」はなるほど!と膝を打つほど。肩肘張らずに読めるところが良い。
また「イパネマの娘」はぜひ曲を聴きながら読んでみるのもいいかも。 |
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数あるモキュメンタリー作品の中でも、上位にくるくらいのめりこむ感がハンパなかった。
「出版禁止」シリーズの中でもトップクラスだろう。取材者の手記形式がモキュメンタリーの面白さをさらに高めているし、長江氏の手腕が花を添えてもいる。 ほどよくオカルト的要素が盛り込まれ、期待を裏切らない読後感であった。 次回の「出版禁止」、楽しみがまた増えました。 |
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馬主や調教師と騎手の間を取り持つエージェントの仕事とその苦労がよくわかる。騎手同士の駆け引きやお互いに抱いているもの、そんな人間模様がうまく出ていたと思う。勉強になったし、競馬に関わる人たちの苦労と勝ったときの喜び、敗れたときの悔しさなどがよく伝わってきた。
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佐藤究「トライロバレット」に触発されて本作を読む。
文庫本の解説と併せて読むと、カフカの言いたいこと、伝えたかったことがわかるような気がする。 彼の生涯、置かれていた環境が本作に比喩的に表わされているのでは、と感じた。 ぜひ「トライロバレット」とセットで読んでみることをおススメする。 |
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震災を経験している著者だけに、震災の被害を受けた登場人物や状況の描写はピカイチ。被災者の恐怖感、絶望感がよく出ていたのは著者ならでは。今までの著作からも期待どおり。
ただそれ以外の部分はよくあるミステリのストーリーになっていた感があったのは少々残念。 |
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さすが鬼才と呼ばれるだけあり、最後まで惹き込まれた。高校での銃乱射事件を題材に、主人公は?彼の唯一の友人は?と次の展開が予想できないほど。後を絶たない銃乱射事件に警鐘を鳴らす作品ともいえるか。これまでも他の作家にはない独特の世界を楽しませてくれた著者。今回も打ちのめされた。次回作はどれだけ鬼才ぶりを見せてくれるか?
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ノンフィクションとフィクションを巧みに織り交ぜて、競馬史の勉強ができる、競馬ミステリーとも競馬歴史小説ともいえる作品。終盤は競馬の面白さ・奥深さを感動的に伝えてくれる。
実際にこんなローテーションで走る馬がいたら見てみたいけど、現実には不可能でしょう。フィクションとしては面白く読めた。文庫版の細江純子さんの解説が花を添えてくれている。今後の競馬がどのように発展していくか、楽しみをもたらしてくれた一作。 |
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「名前」というものに大変興味があり、私自身とある人気アーティストと同姓同名ということもあって、犯罪者と同姓同名な人たちがどんな思いをもっているのか?と、面白く読ませてもらった。ともすれば複雑でややこしくなるものをわかりやすく描いているいるのも好感が持てた。
また、少年法や容疑者への対応などの問題点も取り上げられ、日ごろ疑問をもっていることも考えさせられたのは共感。 短編「もうひとりの同姓同名」も短編ならではの内容でGood! |
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