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本好き! さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.57pt

レビュー数347

全347件 1~20 1/18ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.347:
(8pt)

やっぱり犬は知っているの感想

ファシリティドッグのピーボが、事件の真相を理解しているかのように、捜査にいき詰まりそうになると、彼の動作が解決のヒントを与えてくれる。「事件」だから仕方がないのだろうが、警察内部の闇の部分が本当にありそうで、全編胸くそ悪い雰囲気が流れているが、ピーボがそれを和らげてくれている。
その辺を読み取ってもらう狙いとしてあるのかな?
やっぱり犬は知っている
大倉崇裕やっぱり犬は知っている についてのレビュー
No.346:
(9pt)

英雄の条件の感想

テーマがドーピング疑惑だけに、シビアなストーリー。野球界にはびこるシリアスな問題にここまで突っ込んで描かれた小説は著者ならでは。現実には起きてもらいたくない問題ではある。
英雄の条件 (新潮文庫)
本城雅人英雄の条件 についてのレビュー
No.345:
(8pt)

犬は知っているの感想

セラピードッグとは少し異なるファシリティドッグのピーボ。その任務は初めて知った。犬にその任務をさせることには賛否あるだろうが、犯罪捜査における彼の活躍は目を見張るものがある。ハンドラーの笠門の少々居丈高な物言いは少し気になったが、犬好きには納得の5篇ではないかな。続編も出てるから読んでみよう。
犬は知っている
大倉崇裕犬は知っている についてのレビュー
No.344:
(8pt)

ハイ・フィデリティの感想

レコードショップを営む主人公・ロブの女性遍歴、仕事仲間との不和……。彼の情けなさを見てると、自分に重なる部分が少なからずあり、共感を覚えることしきり。でも年代的にもよく知る音楽やアーティスト、映画のタイトルが多数登場。音楽の脳内再生を繰り返しながら読むと、なんともいえない快適さを感じた。洋楽をさらに聴いてみたくなる欲をかき立てる後押しもしてくれた。また、訳者によるあとがきは実に秀逸。
ハイ・フィデリティ (ハヤカワepi文庫)
ニック・ホーンビィハイ・フィデリティ についてのレビュー
No.343: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ぼぎわんが、来るの感想

さすがホラー小説大賞受賞作品だけあって、これぞザ・ホラー小説。こういった作品は現実感は必要なく、いかにホラー色を文面で表現するかにかかってくるのだろう。日本古来の伝承も巧みに絡め、この世界観を小説という文字だけで表現したのは賞賛に値する。(しかしホラー小説を映像化すると途端に安っぽく感じてしまうのはなぜだろう。)
ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)
澤村伊智ぼぎわんが、来る についてのレビュー
No.342:
(8pt)

とどけチャイコフスキーの感想

約2年半ぶりの岬洋介シリーズ。
ロシア・ウクライナ情勢と音楽ミステリをうまく融合。前半はミステリ部分が大半で、岬洋介もあまり顔を出さなかったが、後半で本シリーズ特有の演奏シーンが登場しひと安心。著者お得意のどんでん返し(?)もまずまず。
ミステリ部分もさることながら、演奏シーンは本シリーズの特徴でもあるから、次回作でも期待しています。
とどけチャイコフスキー
中山七里とどけチャイコフスキー についてのレビュー
No.341: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

プラスティックの感想

約10年ぶりに読んだ井上夢人。30年程度前の作品ということで時代感はあるものの、その構成、54からなるファイルの意味、半分程度読み進めたところで判明してくる真相etc…
さすがは井上夢人!と感銘をうける。氏の最高傑作といっても過言ではないだろな。最近になって再評価されているのも充分うなづける。
本文に出てくるとある海外の作品もぜひ読んでみたい。

プラスティック (講談社文庫)
井上夢人プラスティック についてのレビュー
No.340: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

百年の時効の感想

昭和、平成、令和と連綿と続く複雑な事件を追う奥の深い、骨太な小説。それぞれの時代の誰の記憶にも残る象徴的な出来事や事件を絡めて、リアリティ溢れる作品だった。「百年」の長さ・重さを思い知ることができた。
登場人物では、鎌田と藤森の両刑事が特に印象的。藤森菜摘にはどこかで再登場してもらいたいな。
百年の時効
伏尾美紀百年の時効 についてのレビュー
No.339: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ロスト・トレインの感想

コアな鉄オタは、こういった鉄道をテーマにしたファンタジーミステリを素直に受け入れるかな?現実感は皆無だが、幻想的な世界に誘ってくれる鉄道小説として、読み心地よく、各場面が丁寧に描かれていて好感がもてた。代表的な鉄道小説として心に残るであろう作品でした。
ロスト・トレイン
中村弦ロスト・トレイン についてのレビュー
No.338: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

源家物語の感想

歴史好きは源義家をどう見るか。数々の戦で功績を残した武士か、極悪人か。本作を読めば義家の生涯に感銘を受けるのではないか。教科書にはまず出てこない義家とその近親たちを描くのが巧みな著者により、その魅力を堪能できた。
源家物語
真保裕一源家物語 についてのレビュー
No.337: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

乱れからくりの感想

評価の高い著者の代表作だけあって、ストーリー仕立てには感銘を受けた。
時代感はあるものの、完成度は高いと思われる、
洞窟の場面はどこか横溝正史の世界を感じさせられたのは私だけ?
乱れからくり【新装版】 (創元推理文庫)
泡坂妻夫乱れからくり についてのレビュー
No.336: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

読むと死ぬ本の感想

言ってみれば、「ザ・モキュメンタリー」あるいは「ザ・ホラー小説」。タイトルからして興味を持たせはするが、現実感はなく、怖がらせ感をこういう形で表現したのだな、と。モキュメンタリーとしての完成度は高いが、結局はごく当たり前のこと(人は必ず死ぬということ)を回りくどく言ってるだけ、とも取れる。
読むと死ぬ本
彩藤アザミ読むと死ぬ本 についてのレビュー
No.335: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

虚池空白の自由律な事件簿の感想

〈自由律俳句の伝道師〉虚池空白が「野良句」と呼ぶ自由律俳句に秘められた謎を解明していく連作短編。句に秘められた謎解きは、暗号解読ミステリとの融合ともいえる。いつも自由律俳句を投稿している自分としては、楽しみながら参考にさせてもらった。少なからず句創りに役に立つ作品だった。
虚池空白の自由律な事件簿
森晶麿虚池空白の自由律な事件簿 についてのレビュー
No.334: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

殺し屋の営業術の感想

乱歩賞史上最高といってもいいほどの完成度。通常殺し屋は敵役で最期はやられるものだが、これはいわば敵役vs敵役、正義の味方が出てこないダークな世界でのダークな展開。リアリティ云々は言いっこなし、プロの営業マンと殺し屋稼業をミックスさせた完全なフィクションだからこそ最後まで楽しくハラハラできた痛快作なのである。鳥井と鴎木の対決が実に痛快!
勧善懲悪ならぬ勧悪懲悪!?
殺し屋の営業術
野宮有殺し屋の営業術 についてのレビュー
No.333: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

走らなあかん、夜明けまでの感想

大阪を舞台にした面白い作品を検索して行きついた。心の故郷・大阪の地名がふんだんに出てくるし、弱虫ヒーロー・坂田がヤクザ相手に活躍するし、たった一晩でそこまでできるか?とも思うくらい、いろいろ起こるけど、理屈抜きで楽しい作品でした。
「坂田勇吉シリーズ」、次も読んでみよう。
新装版 走らなあかん、夜明けまで (講談社文庫)
大沢在昌走らなあかん、夜明けまで についてのレビュー
No.332: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

砂の女の感想

現代人たちは、今の状況、どこか閉塞感を感じながら現状に甘んじ、諦念を持って生きているのだろうと思う気持ちが強くなった。何とか現状から逃れたいと思うが、簡単ではないので今の状況に甘え、諦めているのである。(諦めきれずに逃れたいがその方法を間違う輩は犯罪を犯すのである)そんな現代人の心理を比喩的に描いた本作、名作といわれる理由がよくわかる気がした。
砂の女 (新潮文庫)
安部公房砂の女 についてのレビュー

No.331:

飛越(ジャンプ)

飛越

馳星周

No.331: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

飛越の感想

あまり注目されることの少ない障害レースに命を賭ける2人の障害騎手と2頭の絶対王者。どちらが真の王者か、人間と馬の壮絶なドラマが胸を打つ。
平地以上に危険と隣り合わせのレースシーンもさることながら、レースにかける騎手の心情、クセ強の馬の癖馬っプリがしっかりと伝わる。
最後の2頭と2人の死闘は圧巻。(2人の女性のキャラは可愛げがないのが草(>_<)
あの障害王者・オジュウチョウサンを思わせるところもあってリアリティ十分。
飛越(ジャンプ)
馳星周飛越 についてのレビュー
No.330: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

覆面作家の感想

大沢作品は初めてかも。大沢氏本人を思わせる「私」が実際にあったかも知れない事件に遭遇するといった8編の短編集。ミステリ度はそれほど濃くないが、どれもレジェンド作家ならではの手腕で読ませてくれる。特に表題作「覆面作家」はなるほど!と膝を打つほど。肩肘張らずに読めるところが良い。
また「イパネマの娘」はぜひ曲を聴きながら読んでみるのもいいかも。
覆面作家
大沢在昌覆面作家 についてのレビュー
No.329:
(9pt)

出版禁止 女優 真里亜の感想

数あるモキュメンタリー作品の中でも、上位にくるくらいのめりこむ感がハンパなかった。
「出版禁止」シリーズの中でもトップクラスだろう。取材者の手記形式がモキュメンタリーの面白さをさらに高めているし、長江氏の手腕が花を添えてもいる。
ほどよくオカルト的要素が盛り込まれ、期待を裏切らない読後感であった。
次回の「出版禁止」、楽しみがまた増えました。
出版禁止 女優 真里亜
長江俊和出版禁止 女優 真里亜 についてのレビュー
No.328: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

灯火の感想

馬主や調教師と騎手の間を取り持つエージェントの仕事とその苦労がよくわかる。騎手同士の駆け引きやお互いに抱いているもの、そんな人間模様がうまく出ていたと思う。勉強になったし、競馬に関わる人たちの苦労と勝ったときの喜び、敗れたときの悔しさなどがよく伝わってきた。
灯火 (単行本文芸フィクション)
本城雅人灯火 についてのレビュー