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本好き! さんのレビュー一覧

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レビュー数347

全347件 341~347 18/18ページ

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No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

最後に明かされるテーマとは...

帰国子女の女子高生の学校生活にまつわるお話と、謎の黒人と一緒に外国人旅行客相手にガイドをして小銭をためている男。このどう繋がるのかよくわからないストーリーが最後に意外な点で結びついてくる。まさに貫井流の”どんでん返しに特化した”(ご本人談)作品。他の貫井作品と違って、かなり軽いテンポで話が進みますが、最終章で明らかになるテーマはやはり貫井流の重みさえ感じます。それを軽いタッチの比較的短い作品で表す、著者の力量に感動すら覚えます。
でもやはり著者の作品はテーマも内容もずっしり重~いものであってほしいというのが本音。

明日の空
貫井徳郎明日の空 についてのレビュー
No.6:
(9pt)

小説の中だけで済まないかも

著者のデビュー作にして、いろんな意味で奥の深~い作品だと思います。
三十路を間近にした主婦と男子中学生の奇妙な道行き。
これと同時進行で綴られる引きこもり中学生のネット生活。
中学生のネット犯罪は現実の世界でも珍しい話ではなく、この小説の正直な感想は、十分に起こりうるお話であるということ。それだけ中学生といえどもこの類の犯罪を起こしてもおかしくないほど恐ろしい世の中であること。
ストーリーも終盤になるに従ってその展開にハマッてしまいました。デビュー作にしてこれだけ引き込む展開が描けるのはなかなかに強者であると。
でも、主婦と中学生がハマッているネットヲタクの世界には全くついていけませんでした。。。著者もこういう分野でも活躍されてますけどね。

せん‐さく (幻冬舎文庫)
永嶋恵美せん-さく についてのレビュー
No.5: 7人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

心が洗われる一冊

ミステリの奥の深さを再認識した一冊。
世界中に蔓延する「十字架嫌悪シンドローム」とその謎を解明しようと奔走する神父。
自分自身が故郷が京都なので、そこを舞台としているところも懐かしさがこみ上げてきてほろっとしたところもありました。学生時代に出会った女性とのエピソードもどこか自分と重なる部分も。
物語後半からの急展開でミステリらしさが一層増してきますが、読後感は何かスッキリしたものが残ります。ある意味、キリスト教の教義を根底から覆すような展開とスッキリした読後感がうまい具合に融合している印象です。
イエスの涙
ピーター・シャビエルイエスの涙 についてのレビュー
No.4:
(8pt)

短編でも”らしさ”は損なわれない

「長く孤独な誘拐」「二十四羽の目撃者」「光と影の誘惑」「我が母の教えたまいし歌」の4編からなる中編集。貫井徳郎は新本格の旗手として人気を不動のものにしていると言えますが、この4編を読めばなるほど納得できるでしょう。
4編が4編とも著者の特徴をよく表していると言えて、読み終わったあとの充足感というか、思わず「ほ~っ!」と感嘆の息を吐いてしまう”らしさ”がよく出ていて、これは他の作家ではそうそう味わえるものでもない。このうち「二十四羽の目撃者」ではこれまでと少々違う貫井徳郎を見せてくれたようで、ますます世界が広がっていくようです。
でも正直なところ、こういった中編・短編でも十分なのですが、著者の作品は個人的には長編の方がよりいいと思っています。長ければ長いほど、重ければ重いほど彼の特徴がはっきり表に出てくると。それだけ内容が濃くなるので、長所が表に出やすいというところでしょうか。
光と影の誘惑 (集英社文庫)
貫井徳郎光と影の誘惑 についてのレビュー
No.3: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

本当に泣ける小説です

巻末の解説で児玉清さんが歯を食いしばって泣いた、と書かれていて、何を大げさな!と思っていましたが、読み終わったら本当に涙が出てきて、最近にない感動作でした。
戦争モノは久しぶりに読みましたが、生き証人たちの証言はそれこそ実際の経験者に話を聞いても同じようなことを話すのではないかと感じたし、その内容たるや、教科書やテレビのドキュメント以上に戦争の悲惨さ、軍部のバカらしさが伝わってきました。
結末もミステリらしいものが味わえて納得の一冊です。
永遠の0 (講談社文庫)
百田尚樹永遠の0 についてのレビュー
No.2:
(7pt)

真保作品らしさは十分です

TVドラマ「外交官・黒田康作」の原作ということですが、ドラマの方は一切見ていません。従って比較などはできませんので、あしからず。
真保作品全体を通してみても、本作も真保裕一らしさは十分に出ていると思います。
人物の心理描写、登場人物が置かれている状況描写の細かさ。
しかし、少々堅苦しさというか、いい意味でのサスペンス的要素はしっかりあるものの、盛り上がりに欠けるきらいがある。クドさも感じた。もう少しサプライズがあってもよかったのでは、という気はします。
天使の報酬
真保裕一天使の報酬 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

女刑事にもう少し魅力があれば...

京都を舞台に女刑事が活躍します。
私も京都の出身(なんと著者は私の学校の先輩!!)なので、懐かしい地名や京言葉(京都弁やおへん!)がふんだんに使われて、好感が持てます。
ミステリとしても、かなり地味な展開ですが、まずまず納得のいく結末です。
あとは主人公の女刑事・片岡真子にもう少し魅力があればなおよかったのですが...
主人公刑事を女性にした効果が少し希薄だったような気がするのがマイナスポイントです。
エクステンド
鏑木蓮時限(エクステンド) についてのレビュー