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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへレビュー数303件
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学生アリスシリーズの第二弾で前作よりも出来は良いと思います。
本格物のお手本のような作品だと思います。 動機がはっきりとしているため犯人の見当がつきやすいため、 フーダニットよりもハウダニットを楽しんだ方が良いと思います。 論理的解答は納得でしたが、いまいち登場人物に魅力を感じませんでした。 双頭の悪魔を読む前にこちらを読んだ方が良かったと思いました。 |
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読みやすく非常に面白い作品です。
『そして誰もいなくなった』『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』これらの古典名作のオマージュでありながら、 大胆なトリックはかなりの驚愕でした。 ただ…動機が残念すぎて評価を下げてしまいました。 正直動機無しの無差別殺人ホラーにした方が良かったのでは?と思う程でした。 賛否は分かれそうな作品ですが個人的には好きなタイプな作品だけに本当に惜しい気がしました。 |
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今回も軽快な文章は読みやすく面白いのですが…。
表題作以外の話が実在人物をモデルにしているのが残念でした。(かなりあからさま) このシリーズはあるわけのない症状があたかも本当にありそうだなぁっと思わせるところが面白いのに、 症状だけ使用して特に実在人物をモデルにする必要はなかった気がします。 それでも充分面白いんですけどね。 |
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シリーズ物の続編というのはどうしても前作からの期待値が高くなってしまうため、
前作を越えられない作品が大半だと思うのですが、 この作品はその難易度の高い壁を越えた稀有な例だと思います。 伊良部先生のハチャメチャぶりは相変わらず、むしろ更にエスカレートしています。 そんな中で前作よりも患者の症状が少し現実的になったことがこの作品を一段上の作品へと押し上げたのではと個人的に思っています。 ミステリーではありませんが手軽に読めるエンターテイメント作品としては最上級の部類に入ると思います。 |
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本格というよりもバカミスに近い気がします。
『見えないダイイングメッセージ』は悪くなかったのですが、 全体を通じてトリックがいまいちな感じです。 もう一点残念なのが気弱な探偵という設定を生かし切れていないので、 普通の探偵でも良い気がしてしまいました。 読みやすいので、気楽に暇をつぶしながら読むにはよいかもしれません。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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ミステリーではありませんが、読みやすくて面白いです。
星新一のショートショートの現代版のような趣きでしょうか? 伊良部というハチャメチャな精神科医を生み出した作者の発想は称賛に値すると思います。 少し度の過ぎた展開が多いですがなんとなくラストはほっこりする作りなので、 息抜きにちょうど良い感じです。 機会を見て続編も読もうと思います。 |
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不思議な読後感と呼べば良いのでしょうか?
作品の中に散りばめられた小さな謎や疑問点が、ラストで解けていくさまは非常に上質なミステリー作品なのですが…。 その肝心の謎や疑問点がオカルト的な要素を含んでいたこともあって、物語にいまいち引き込まれませんでした。 そのため綺麗に収束させたラストの魅力を半減させてしまう読み方になってしまい少し後悔しました。 読後に感じるほろ苦い感覚は他の米澤作品に通じるものがあり個人的には好きです。 |
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姫川シリーズの6作目。
読み物としての水準はシリーズ通じて高いので間違いはありませんが、 新しい驚きは姫川と菊田の関係ぐらいで、 物語としての奥行は前作の『インビジブルレイン』や1作目の『ストロベリーナイト』の方が好みです。 作者のガンテツへの愛情をふんだんに感じるのでシリーズのファンは必読ですが、 シリーズを読んだことがなければいまいちかもしれません。 |
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なんという優しく美しい作品でしょう。
殺人事件が起こるわけでもなく、派手なアクションが描かれているわけでもありません。 あるのは2人の主人公と一枚の絵と一冊の小説。 そしてそれらをとりまく人々たち…。 一気に読み進めたいのに、物語中に出てくる美術作品の検索に夢中になってしまう楽しさとジレンマ。 美術品を題材とした純文学としても魅力充分なのですが、 更にふるえる瞬間が何か所も設置されている素敵なミステリー仕様。 久々に出会えたお気に入りです。 傑作だと思います。 |
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加賀恭一郎シリーズの有名作品です。
この小説の最大の魅力は単純なフーダニットやホワイダニットを巡る推理小説としてよりも、 加賀恭一郎を中心として描かれる様々な登場人物の群雄劇にあると言えます。 各章が連作短編のような繋がりをみせる見事な構成で、 人情味溢れるストーリーは読んでいて非常に心地が良いです。 ドラマを見ていたので大体の話はわかっていたのですが、 そのことが逆に東野さんの文章力の凄さをを見せられた気がします。 |
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モデルとなる人物や企業が多数登場するのでそこそこのとっつきやすさはあるものの、
注釈なしで経済の専門用語連発に序盤苦しみました。 物語自体は悪くないと思いますが、個人的には完全なるフィクションの方が好みなので、 主人公は魅力的だからこそ実際の事件のオマージュではなくてオリジナルストーリーで読みたかったです。 |
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D機関シリーズの第三弾。
安定感抜群の読みやすさと内容なのですが…。 シリーズ物の宿命とも言えるパターンの類似性のため真新しさがなく、 面白いのですがどこか二番煎じ感が残ってしまいました。 第一弾の『ジョーカーゲーム』の完成度の高さゆえのジレンマかもしれません。 D機関スパイが登場する長編を読んでみたいです。 |
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物凄く高評価だったので期待して読み始めたのですが…。
残念ながら自分には合わなかったようです。 最初から最後まで舞台設定に入りきることができませんでした。 |
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D機関シリーズの第二弾。
前作が物凄く面白かっただけに期待して読んだのですが…。 他の作家なら充分に及第点と言える内容だと思いますが、一作目の印象があるだけにハードルがかなり上がっていました。 前作とは違い視点がD機関側ではなく外部からD機関を見るというのはそれなりに楽しめるのですが、 個人的にはD機関の凄腕スパイが魔法のような技術と結末を披露する図式の方が好みです。 |
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なんの予備知識も無く読み始めたところ驚く程の面白さで一気に読んでしまいました。
シリアスで硬派な文章と世界観は一見読みにくそうですが、 一話一話の長さがちょうど良くテンポよく読めるところに作者の力量がうかがえると思います。 短い話の中に切れ味鋭いラストは、私が大好きな横山秀夫さんに匹敵すると思いました。 全話ハズレ無しの短編は久々に出会った気がします。 主人公の結城中佐という人物も魅力たっぷりで満足の一冊でした。 |
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