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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへレビュー数17件
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私は音楽に造詣が深いわけではありません。
むしろ作中に出てきたほとんどの曲と曲名とが一致しません。 音符も読めない楽器も弾けない私が、 文字を読むだけでピアノの音が頭の中で響き渡りました。 四名の登場人物が一つのピアノコンクールを舞台に描かれた群像劇。 脇役も含めて登場人物は全員魅力に溢れています。 素晴らしい作品を世に出してくれた作者に感謝します。 |
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またも凄い作品に出会えたものです。
ミステリー小説というよりはハードボイルド小説なのですが…! 広島の架空都市を舞台に暴力団同士の抗争を止めるべく、 違法な取引や方法で悪徳刑事が動き回るだけでも十分に面白いのですが、 広島弁全開のやりとりがリアルな任侠の世界を堪能できます。 この男くさい世界を女性作家が書いたことに驚かされます。 更に姐さんたちの喪服の描写などは女性ならでは細やかさも楽しめます。 章ごとに書かれた日誌の意味を理解した時、 プロローグとエピローグが繋がった時、 この小説と出会えたことに感謝しました。 |
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久々の一気読み。久々に震える瞬間に出会えた作品。
法廷サスペンスでも有りミステリーでもある本作は、 テン良し、中良し、終い良しで逆に欠点を探すほうが難しい程の素晴らしい出来だと思います。 クロスカッティングで描かれる本編は、 ともすれば場面の切り替わりに読者がついていけなくなる場合がありますが、 読みにくさは全く感じさせないだけでなく、緻密に計算された構成に驚かされることになります。 更に伏線回収、読後感ともに完璧。 こういう作品に時々出会えるからこそ読書がやめられなくなってしまいます。 文句なしで10点満点です。 |
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読み終わった瞬間に即座に映像化希望と思い、
あとがきを読んですでに映画化していることを知りました。 過去と現在を交互に描くミステリーにはありふれたスタイルですが、 過去パートの青春ステージが秀逸で、 単独でもかなり上質のエンタメ作品ができそうな出来です。 極上の青春群像劇を見事にミステリー仕立てに仕上げた素晴らしい作品だと思います。 切なさとほろにが感が最後に残るものの、文句なしの満点評価の作品です。 続編も是非読みたいと思います。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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なんという優しく美しい作品でしょう。
殺人事件が起こるわけでもなく、派手なアクションが描かれているわけでもありません。 あるのは2人の主人公と一枚の絵と一冊の小説。 そしてそれらをとりまく人々たち…。 一気に読み進めたいのに、物語中に出てくる美術作品の検索に夢中になってしまう楽しさとジレンマ。 美術品を題材とした純文学としても魅力充分なのですが、 更にふるえる瞬間が何か所も設置されている素敵なミステリー仕様。 久々に出会えたお気に入りです。 傑作だと思います。 |
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これは面白い作品です。
SFミステリーという性格上好き嫌いはあるかもしれませんが、 設定、文章構成ともに文句なしの傑作だと思います。 さらにラストは見事な伏線回収でまさにお見事の一言です。 |
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第一章で受ける衝撃…全編をモノローグで綴る構成に対しての『告白』というタイトルのネーミングセンスの良さ。
ダークな内容は賛否両論で好みが分かれると思いますが、 各章で視点を変えながら少しずつ物語の全貌が見えてくる緻密なプロットづくりは見事で非常に面白いと思います。 私は傑作の一つだと思います。 |
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笑いあり涙あり感動ありの極上エンターテイメント作品です。
登場人物のキャラ設定、題材、文章構成どれをとっても非の打ちどころがありません。 数ある傑作と呼ばれる作品も少なからず賛否両論あるのが普通ですが、この作品に関しては誰が読んでも面白いと思うのではないでしょうか? そう思えるほど素晴らしい完成度の作品だと思います。 |
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私はこの作品が今のところ横山秀夫の最高傑作だと思っています。
各班長のキャラ設定の秀逸さに加え文章構成も文句なし。 これだけの水準の短編集にはそうは出会えないと思います。 中でも白眉は表題作の「第三の時効」。 読み終わった瞬間久々にふるえました。 |
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素晴らしい小説です。
死刑囚と冤罪事件を舞台に死刑制度のリアルすぎるストーリーでありながら、 サスペンスではなくて緻密に計算された上質のミステリーとして完成度の極めて高い作品です。 |
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これは面白い。
クローズドサークル物として設定が秀逸です。 エンターテイメントとして非常にクオリティが高い作品です。 |
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乾作品はイニシエーションラブの方がネームバリューは上ですが、最高傑作はこちらだと思います。
SF設定をこんな形でミステリーに融合させてしまうとは…本当に素晴らしい作品だと思います。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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初めて読んだのは20年近く前ながらいまだに色褪せない作品。
今ではこの作品を超える作品に出会うために小説を読んでいるしだいです。 いまだに出会えないのですが… |
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