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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへレビュー数303件
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軽快な文章は相変わらず読みやすく、桑原と二宮のやりとりだけで十分楽しめます。
ただし本編は登場人物が多く人物相関に時間がかかってしまい、 無駄に話が長い印象を受けてしまいました。 一気読みするよりものんびり楽しみながら読むのには丁度良いと思いました。 |
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某テレビ番組で絶賛されていたので期待して読んだのですが…。
私の読解力が足りないのか作者の意図が全くつかめず、独りよがりな文章としか思えませんでした。 性描写も多く私には合いませんでした。 |
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隠蔽捜査シリーズのスピンオフ第二弾。
相変わらず読みやすく面白いです。 警察関係者に限らず社会人経験が長くなればなるほど反比例するかのように、 様々なしがらみにしばられて当たり前のことが当たり前にできなくなっていきます。 だからこそ当たり前のことを最短ルートで且つ最適解を選択できる竜崎伸也というキャラクターに私は魅了されてしまうのでしょう。 今回はスピンオフなので他視点から竜崎伸也を見ることになりますが、 この方がよりリアルに竜崎の凄さを感じることができると思います。 更にいつの間にか戸高が竜崎に匹敵する主役級のキャラクターに育ってきており今後の作品も楽しみになりました。 |
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登場人物のほとんどが強欲で良い人物がほとんどいない倒叙物のノワールサスペンスですが、
会話のテンポが良く非常に読みやすくて面白かったです。 終盤まで小夜子、柏木、本多と一癖も二癖もある主人公格のやりとりは読み応え十分だったのですが… 終盤からラストが雑な感じがしてしまい私の好みではありませんでした。 とはいえ充分にオススメに値する良作だと思います。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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良質の文学作品に出会えたことに感謝です。
序盤こそ馴染みのない東北弁のため若干読みにくさはありましたが、 中盤以降は壮絶な物語に思いっきり引き込まれていきました。 主人公の富治はもちろんのことわきを固める登場人物にも魅力たっぷりです。 特に終盤二人の女性が散らす静かな闘いとラストの富治の闘いは壮絶そのものです。 舞台となった時代が人々にとって幸せだったのかは正直わかりませんが、 無味乾燥した現代を何となしに生活している私なんかにとって、 生きることの喜びを教えてくれる素敵な一冊でした。 |
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何故ここまでこの作品の評価が高いのか正直わかりません。
雪山の持つ過酷な描写は文句なしで特筆ものだと思います。 コメディ路線でのストーリーであれば非現実的なスーパーマンストーリーも楽しめるのですが、 この作品はシリアス路線のストーリーであるため主人公富樫の現実離れしすぎた行動が私は受け入れられませんでした。 更にもう一点残念なのが笠原の扱いに疑問が…。 冒険サスペンスとして素直に楽しむべき小説だと思いますが、 精神力と体力勝負ではなくて頭脳戦にして欲しかったというのが本音です。 |
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言葉の持つ力を堪能できるハートフルストーリー。
わかりやすいキャラ設定に読みやすい文章は非常に好感が持てます。 一見軽いだけの話かと思いきや、所々に散りばめられた名言の数々。 現実の話をモチーフにして話は進みますが、 完全にオリジナルストーリーの方が個人的には好きです。 『三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。』 帯にもなっているこのセリフ。 胸の奥が熱くなりました。 |
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赤字企業の逆転物語は内容こそ違うものの、
どうしても似たような展開構成となってしまうのは致し方ないのでしょう。 本作品もストーリー展開が読めてしまい、 多少のミステリー風の味付けはあったものの、 何となくどこかで読んだストーリーみたいな読後感でした。 読みやすくて面白い話なのですが…。 |
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原田マハさんの作品は『楽園のカンヴァス』に続いて二作品目です。
本当に優しい文章を書かれる作家さんですね。 正直楽園のカンヴァス程の驚きはありませんでした。 しかし負けず劣らずの余韻を読後に与えてくれる素敵な作品です。 予定調和ともとれる展開は物足りなく感じる方も中にはいると思います。 個人的にはその展開こそが読者に安心感を与えてくれていると思いました。 映画にそれほど興味はなかったのですが、 ちょっと映画館に行きたい気分になれるハートフルストーリーでした。 |
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多視点群像劇のドタバタコメディ作品。
登場人物が多く視点の切り替わりに法則がないので少し読みにくいですが、 コメディ作品として読めば先の方も書かれていましたが、 三谷幸喜作品風で楽しめると思います。 リアリティの全く無いご都合主義や先の読める展開は作者の計算のうちだと思われるので、 読後感も悪くなくスペシャルドラマを見ているつもりで読めば良いと思います。 |
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死神の精度の続編。
前作は連作短編でしたが、今作は長編となってます。 前作が非常に面白かったので期待して読んだのですが…。 残念ながら前作に軍配が上がると言わざるを得ません。 キャラの設定上短編形式の方が合っているのでしょう。 主人公のキャラは好きなので、次回作に期待です。 |
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出版社は何故このタイトルに変更したのでしょう?
元のタイトルである『厄災の季節』の方が数段良かったのでは? と思ってしまう程タイトルのせいで台無しにされた気がします。 ラストの畳み掛けは上手かっただけに非常に残念でした。 |
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ミステリーと言うよりは青春群像劇のライトノベルです。
5人の登場人物のそれぞれの視点から描かれていますが、 キャラ設定がしっかりしているので読みやすいです。 人間関係の微妙な描写は非常に良いのですが、全体的に淡泊な印象でした。 |
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高評価作品だったのですが、自分には少し合わなかった感じです。
メイントリックの構成は鮮やかで思わずうならされたのですが、 少しご都合主義過ぎると思ってしまいました。 タイトルからの連想で勝手にもっとチェスっぽい話を想像していたのもいけなかったようです。 |
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こういう作品好きです。
ピアノの世界を舞台にした青春スポ根物語+ほんのりミステリー仕立てといった作品でしょうか? 専門的知識がほとんど無いのにも関わらず演奏の描写等の音楽シーンはかなりの迫力を感じました。 読みやすいライトな文章は玄人受けは良くないかもしれませんが、 私個人としては面白ければ何でも良いので素直に楽しめました。 音楽を題材のスポ根として読んだ方が楽しめると思います。 私もミステリーであることを忘れていたので楽しめたと思っています。 |
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80分しか記憶がもたない博士と、家政婦、家政婦の息子の、切なくて美しい物語。
友愛数に完全数といった私のように数学にあまりなじみのない人間にもわかりやすい数字を絡めた話に、 上記の三人がうまくからめられていて読みやすい物語でした。 ただ個人的には高評価の作品だったため期待度が高すぎたのか少し物足らない印象。 通勤中とかではなく、のんびり優しい気持ちで読むべき作品かもしれません。 |
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まず一言おもしろい。
疫病神コンビがひょんなことから北朝鮮に潜入という舞台設定が素晴らしいです。 北朝鮮の内部描写の凄惨さに背筋を凍らされたかと思えば、 最高指導者を『パーマデブ』発言で笑わせる。(これ大丈夫なのでしょうか?) このようなシリアスで緊張感のある展開を軽快な口調で緩和させるバランス感覚が絶妙です。 さらにラストも満足。 極上のハードボイルドエンタメ小説だと思います。 |
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『小人地獄』という名の架空毒薬。
毒の痕跡を残さず殺害ができる、完全犯罪可能なミステリ小説においてはいわゆる反則アイテムです。 この毒薬をめぐって繰り広げられる難解な見立て殺人を本格推理ヨロシクな手法で解き明かす第一部。 二部構成作品の第一部も完成度が高くて良かったのですが、 第二部を読むと第一部はあくまでも前菜であることに気付かされます。 この第二部の二転三転していく展開と主人公である探偵瀬川の心の動きの描き方は本当に見事です。 更に読み終わった時に初めて気付かされる『名探偵に薔薇を』という秀逸すぎるタイトル。 真相こそ正直私の好みのではありませんでしたが、それを補って余りある作品です。 賛否の分かれそうな小説ですが私は傑作だと思いました |
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疫病神シリーズの第一弾。
高評価のシリーズだったので期待して読んだのですが…少しハードルを上げすぎてしまったのかもしれません。 二宮、桑原の疫病神コンビのやりとりは非常に楽しかったです。 今作は私にはいまいちハマりませんでしたが、次回作に期待です。 |
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