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歌舞伎蝶 さんのレビュー一覧
歌舞伎蝶さんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.84pt |
レビュー数303件
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小市民シリーズの最新作で楽しみにしていた作品だったのですが…
小佐内さんと小鳩君との出会いのエピソードが描かれます。 序盤で事故にあった小鳩君が寝台探偵として推理のみで、 過去の事故を思い出しながら現在とクロスオーバーさせて真相に近づいていくストーリーです。 過去の小鳩君のウザさの描き方はワザとなのでしょうが… このウザい言い回しやフレーズが文章を読む妨げとなって、 以前の小市民シリーズのように楽しんでページがめくれませんでした。 作者の狙い通りなのかもしれませんが。 |
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ミステリーとしてはよく考えられた話なのですが…
ぞわぞわとした不愉快な展開が好きな方であれば楽しめるのでしょうか? 真相に驚くというよりも少し無理がありすぎな気もしました。 |
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一言面白かった。
シリーズの中では小佐内さんの毒々しさは若干緩めな番外編と呼ぶべき短編集でしょうか? 本編よりも一話ごとのクオリティは上だと思われます。 読後感もシリーズの中で一番よく三話目の揚げパンの話は真相で思わず笑みがこぼれてしまいました。 登場人物の把握ができていることが前提ではあるものの、 ゆるさの中にちょっとしたスパイシーな味わいはシリーズのファンであれば誰もが納得の作品だと思います。 |
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イヤミスと言うべきかバカミスと言うべきか正直なんともいえない読後感でしたが、
発想はすごいと思いました。 超絶技巧の作品なのですがそれが面白いのかと言うと、 推理ゲームパートでの回答のほとんどが強引なこじつけ回答のオンパレードのため、 非常にもったいないと思ってしまいました。 |
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面白くないわけでは無いのですが…。
一作目の出来が最高だったためいくらかトーンダウンした印象。 ごく普通の極道物語としか言えない内容。 三作目の完結編に期待です。 |
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テクニカルなアイデアが光る楽しい作品です。
本編も読みやすくおススメの一作ですが、 個人的にはブログ作成の動機が微妙に弱いと思いました。 |
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読みやすく非常によくできた作品です。
とりたてて斬新な手法では無いですが、 良く練られた連作短編でテンポも良いので初めて小説を読む人にもおススメできると思います。 |
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軽快な作風で読みやすいのですが…。
個人的には軽すぎる気がしてしまいました。 真相もまぁ大きな驚きもなく、 ミステリー入門編としては良いのではないでしょうか? |
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軽い文体は読みやすいのですが、
序盤は少しウザいかなと感じてました。 中盤、聖人に見えていた人物にいくつもの疑惑が浮かんできて…。 終盤伏線を回収しつつの展開は楽しめました。 若干アンフェアな部分もありますが、 絶妙な後味の悪さが最終的には非常に気に入りました。 面白かったです。 |
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D機関シリーズ第四弾。
充分に面白い作品なのですが… シリーズ化の宿命と言いますか、 どうしてもパターンが似てしまうのが少し残念です。 |
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堀内・伊達シリーズの三作目
相変わらず面白いですね。 テンポの良い会話が楽しいので、 かなりの長編ながらストレスなく読み進めることができます。 登場人物が比較的多いので人物把握が大変ですが、 エンタメ小説として充分に満足できます。 |
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相変わらず非常に面白いです。
ドラマを見ていたので結果を知っているのにも関わらず、 登場人物にイラついたり応援したりできることに驚きました。 敵味方関わらずそれぞれのキャラクターが立っている証拠だと思います。 |
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『そして誰もいなくなった』『十角館の殺人』への挑戦というのはさすがにハードルを上げすぎだと思う。
それらのオマージュ作品としてなら十分に楽しめる内容でよく練られた作品だと思う。 架空のパラレルワールドが舞台なのだが、 個人的には1980年代という時代設定が少しずるいかなと感じてしまう。 現代の通信技術の上でこの物語を完成させていたら、 もしかしたら上記の2作品に迫る作品になったかもと思ってしまう。 通信技術の進歩のため現代を舞台にクローズドサークルを作ることが相当困難であろうことは予想されるので、 無いものねだりなのでしょうけど…。 |
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好みの問題でしょうか?
過去の冤罪事件の真相に対して葛藤する主人公。 お遍路巡礼をしながら淡々と語られていく過去と現在の事件。 夫婦の絆や家族愛にほろりとさせられる場面もあるのですが、 全体的に抑揚に乏しく、 著者の別作品のようなカタルシスを期待していただけに少し残念に感じてしまいました。 |
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古典部シリーズの第6作。
短編集ながら、この作品が今のところ古典部シリーズの最高傑作なのではないでしょうか? 満点でない理由はシリーズを全て読んでいることが前提のため、 6作目というのはさすがにハードルが高いので…。 全作品通じて高校生から徐々に大人になっていく過程のほろ苦さが見事に描かれています。 特に『長い休日』と表題作の『いまさら翼といわれても』の二作品は、 登場人物の背景がわかっていないといけませんが、 ミステリーとしてよりも、 折木奉太郎・千反田える二人の主人公の心の葛藤を存分に堪能することができると思います。 次回作も楽しみにしています。 |
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パブロ・ピカソのゲルニカを題材にした話。
史実の中にフィクションを混ぜ込んだ歴史小説を読んでいる感覚。 美しい文章はさすがと思いつつも、 読み物としては個人的には今一つ抑揚に欠け作品に入り込めませんでした。 作者のアートに対する思い入れの深さはひしひしと伝わってくるので、 今までそれほど興味が無かったピカソですが、 久しぶりにどこかの美術館に行きたい気持ちにさせられました。 |
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私は音楽に造詣が深いわけではありません。
むしろ作中に出てきたほとんどの曲と曲名とが一致しません。 音符も読めない楽器も弾けない私が、 文字を読むだけでピアノの音が頭の中で響き渡りました。 四名の登場人物が一つのピアノコンクールを舞台に描かれた群像劇。 脇役も含めて登場人物は全員魅力に溢れています。 素晴らしい作品を世に出してくれた作者に感謝します。 |
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御子柴シリーズの三作目。
このシリーズ本当に面白いですね。 前作ほどの衝撃は無いものの、 無機質だった御子柴が徐々に人間味を持ち出して変化していく過程が丁寧に描かれています。 一見無関係なプロローグからメインストーリーへの繋がり、 現代社会の社会問題となっている介護士問題に法の限界の問題提起。 詰め込みすぎな内容でありながら絶妙なバランスで書かれた素晴らしい作品だと思います。 ダークヒーローとも呼べる御子柴礼司の成長、活躍していく姿をまだまだ見続けたいと思いました。 |
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カミーユ・ヴェルーヴェン警部三部作の完結編。
前二作はいまいち作品の世界に入り込めなかったのですが、 この作品は前作ほど凄惨な場面が少なかったにも関わらず、 ヴェルーヴェン警部の心理が違和感なく伝わってきました。 更に見事な構成で文句なしです。 過去の二作を読んでいることが前提にはなりますが、 良い作品だと思います。 |
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