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マッチマッチ さんのレビュー一覧

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レビュー数312

全312件 181~200 10/16ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.132:
(8pt)

単純に面白いですね。

文庫本3冊一気読みでした。
第一部は割とコミカルな感じでストーリーが進み、全編こんな感じで展開するのかなと思っていましたが、第二部中盤に予想外のことが起こり、話しは急展開です。
ここから、俄然面白くなりましたね。第三部からはエンタメ感たっぷり。後半はあっという間に読み終えます。

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ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)
中島らもガダラの豚 についてのレビュー
No.131:
(8pt)

怖い

下手なホラー・サイコ小説より怖かった。
そして無性に腹立たしかった。
せめて、、、、

分量的に丁度いいくらい。読み易いです。
あっという間に読了しました。

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日没
桐野夏生日没 についてのレビュー
No.130:
(5pt)

キングを探せの感想

この小説、国内総合ランキング65位とかなり高い評価であったため、手にしました。
法月綸太郎シリーズというシリーズ物であることも、全く知らず、読み終わって初めて知ったことになります。
そういう面で、下記は先入観なく読み終えた感想と言えます。

最初の事件までは、非常にいいですね。
これは、当たりだと思って読み進めました。

▼以下、ネタバレ感想
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キングを探せ (講談社文庫)
法月綸太郎キングを探せ についてのレビュー
No.129:
(7pt)

軽快です

ボリュームたっぷり。
ページ数はかなり多いですが、サクサクッと読み終えます。
少年マンガの様なノリで、軽快に話が展開するので、飽きさせません。
偽札作りの描写がやや細か過ぎて少し冗長ではあるが、そのこだわりが、小説にマンガでは無い厚みをもたらしているのだろう。
ただ当方にはチョイとクド過ぎた。


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奪取(上)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫)
真保裕一奪取 についてのレビュー
No.128: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

体育館の殺人の感想

いわゆる犯人探しの謎解きモノ。
スーパー高校生が刑事を差し置いて、真犯人をあぶり出す。
リアリティ感の無い展開が続き、新たな事件も起こらず緊迫感も無いままに、事件は解決する。
こうした謎解き小説がお好きな方には、評価が高いと思いますが、当方にはちょっと合わなかったようです。
中高生の方には、丁度良いかもしれませんね。
体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.127: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

絶叫の感想

この方の「ロスト・ケア」よりもいいですね。
「ロスト・ケア」と同様、社会派小説です。
でも、ミステリー感も満載。
鈴木陽子・奥貫綾乃・事件関係者の供述、この3点の視点でストーリーが展開する。
この3点が最後に1点に終結するであろうことは、平易に読み取れるが、その終結感もお見事でした。
文章は読み易いです。ページ数は多いですが、これくらいあった方が読みごたえがありますね。
じっくり読みたい方には、お勧めです。

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絶叫 (光文社文庫)
葉真中顕絶叫 についてのレビュー
No.126:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (2件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

暴虎の牙の感想

虎狼・狂犬・暴虎と続く一連の警察(ヤクザ)小説の完結編ですね。
読み易くて面白いですよ。
虎狼の主人公である大上(ガミさん)が出ています。
個性が強くて、いい味を出していますね。
○○組とかいう名前が色々出てきて、その抗争の歴史の説明が少々面倒くさいですが、そこを端折って読む分には軽快で、ハマって読めます。
お勧めします。

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暴虎の牙
柚月裕子暴虎の牙 についてのレビュー
No.125:
(9pt)

王道の面白さ

ストーリー展開はいつもの通り。
定番の流れです。
読みながら、堺雅人・上戸彩・及川光博の顔が浮かんでは消えた。
ワンパターンだけど、やっぱり面白いですね。
読み始めたら、一気に読んでしまいます。
この方の小説はあと腐れが無く、読後感が良い。

気軽に楽しめる一冊としてお勧めです。

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半沢直樹 アルルカンと道化師
池井戸潤半沢直樹 アルルカンと道化師 についてのレビュー
No.124: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

復讐の協奏曲の感想

終盤の終盤。第2回公判日までは、かなり面白いですね。

事務員の過去の秘密。
事務員の殺人被疑者としての濡れ衣。
主人公の暴行被害。
主人公への懲戒請求扇動者。

この4つの事象が複雑に絡み合って、話が展開する。
どうなるのか。どういう結幕を迎えるのか、興味は尽きず、ページを捲る手が進む。
ここまでは、あっという間に読めます。
ここまでは、当方としては10点あげたい位。

後はラストですよね。
しかしながら、最後の20ページほど。
正直、安直すぎるまとめ方でした。
どうにか上記4つの事象を漏れなくまとめてはいるが、そんな簡単に事は運ばないだろう。
というのが、実感。
ここだけに注目すると、駄作だけど、とにかくラスト近くまでの面白さはかなりのレベルなので、当方としては高評価です。

復讐の協奏曲 (講談社文庫)
中山七里復讐の協奏曲 についてのレビュー
No.123:
(7pt)

テンポよく読めます。

アクション、ミステリー、サスペンス何でもありのエンタメ小説ですね。
読み始めは警察小説かなと思って読んでいましたが、主人公の逃亡に関する記述も多く、一種の冒険小説にような部分もありました。
そういう面では、結構テンポがよく小気味いいです。
本書の骨格となるミステリー部分も、しっかり書かれてあり、上滑りはしていません。読者に考えさせます。
とりあえずラストも、キチンと悪を始末して終わらせているので、めでたしめでたしというところでしょうか。
レベルが高いB級エンタメ小説でした。
グレイヴディッガー (角川文庫)
高野和明グレイヴディッガー についてのレビュー

No.122:

本性 (角川文庫)

本性

伊岡瞬

No.122:
(9pt)

結構面白いです

終盤近くまで飽きさず読ませます。
ややコミカルっぽく始まった物語も、章を追うごとに複雑にそして深刻になっていく。
この辺りは、著者の真骨頂ですね。結構、ページを捲るスピードも上がりました。
後半は刑事の視点で章が進みます。ここも、丁寧に書き進められあり、飽きさせない。
7章までは、当方にはとっては10点ですね。
8章で犯人と刑事が対峙するのですが、この落とし所が、うーんとなってしまいました。
いまいち、スッキリしないのですが、、、

ミサキと宮下、続編ありますか?



本性 (角川文庫)
伊岡瞬本性 についてのレビュー
No.121:
(7pt)

丁寧に書かれた警察小説

しっかり真面目に書き込まれた警察小説ですね。
猟奇犯罪というタイトルが目につきますが、そんなにグロい表現は無く、タイトルで敬遠されることもあって、損しているかなと思いました。
ライトではありませんので、じっくり読みたい方にお勧め。
ただし、ワクワク感とかスピード感、思わぬどんでん返しなどのエンタメ系の要素は余りないので、そちらはあまり期待されないように。


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県警猟奇犯罪アドバイザー・久井重吾 ドラゴンスリーパー (角川文庫)
No.120: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ノーヒントで読みましょう。

事前情報・予備知識は一切入れずに読むべき1冊。
ただし、かなりグロい・エロい描写があり、こういうものを全く受け入れられない方は、読まない方がいい。
少々ならOKの方は、途中で挫折せずに最後まで読みましょう。
なぜこのサイトの上位ランキングに入っているのかその理由がわかる。
当方、ランキングの上位であるにも関わらず、読んでいなかったのは、「殺戮」という文字が手に取るのを躊躇させていたからである。
しかし、読んで良かったですね。
単純に面白かったです。

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新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸殺戮にいたる病 についてのレビュー
No.119:
(5pt)

十字屋敷のピエロの感想

いわゆる犯人探しのミステリー小説である。
卒なくまとまった感じで、引き込まれるように読み進めるというようなスピード感は無かった。
犯人の背後関係や動機・心情等は有触れており、陳腐である。
ピエロの扱いは斬新ではあったが、結局、役割はあれだけであった。
しかしながら、面白く無いわけではなく、筆者の力量でほどよくまとめられた一冊になっている。
当方、いわゆる本格ミステリーと呼ばれる小説はあまり好まないので、こんな感想になってしまったのかもしれない。
お好きな方には、大変面白い1冊だと思う。
十字屋敷のピエロ 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾十字屋敷のピエロ についてのレビュー
No.118: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

社会派小説

焦点は彼。
高齢化社会と介護に関わる格差問題を真っ向から問う本格的な社会派小説、なんだけど「彼」と「彼の目的」を主旋律にしたミステリー小説である。
単純に思い込んで読んでいたため、後半驚いてしまった。
そして、そういう展開は、結構面白く楽しめた。
ただ最後は少し宗教観が強く出すぎ、ちょっと興ざめ。もう少しミステリー感を押し出して欲しかった。
でも、登場人物はさほど多くなく読み易い。
PS:読んでいて「津久井やまゆり園」の事件が頭に何度も浮かんできた。この日本を震撼させた植松聖被告は、この小説を読んだことがあったのかもしれない。
ロスト・ケア (光文社文庫)
葉真中顕ロスト・ケア についてのレビュー
No.117: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

品の良い短編集でした。

スッキリした短編集。
加賀恭一郎シリーズの一冊でした。
短編集というのを好まない当方ですが、無理なく読み終えることが出来ました。良品が揃っておりますね。
この方の作品は、基本的に読み易く、かつ大外れは無い。
今後も、過去に手にしていない物を読んでみたいです。
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
東野圭吾嘘をもうひとつだけ についてのレビュー
No.116:
(5pt)

可もなく不可もなく、平凡。
緊張感やワクワク感が無いので、サクサク読み進めることは無い。
この方は、カエル男や御子柴礼司のような少し下作な小説が面白い。
ヒポクラテスの憂鬱 (祥伝社文庫)
中山七里ヒポクラテスの憂鬱 についてのレビュー
No.115: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

中だるみなく読める

長編だがそれほど分量は多くない。
登場人物たちのグループが抱える秘密は何なのか?
ここがこの小説の重要なミソ。
この辺りは、非常に考えさせている工夫があり、面白い。
飽きさせない。

そして中盤を過ぎ、3分の2くらいに達したときに、その秘密が明らかになる、、、



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レイクサイド (文春文庫)
東野圭吾レイクサイド についてのレビュー
No.114:
(7pt)

中盤以降が面白い

中盤までは、登場人物たちが予知の種探しやリピートの仕組みを色々と繰り返し説明し、その分、ストーリー展開が単調で、ダラダラ感が続く。
しかしながら、中盤になってリピートした登場人物達に事件が起こり始める。
ここからは、一気に面白さ爆発。

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リピート (文春文庫)
乾くるみリピート についてのレビュー

No.113:

幻夏 (角川文庫)

幻夏

太田愛

No.113: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

予想外の展開に

ストーリーは予想外に展開する。
よって後半は特にページを捲るスピードも上がる。
ただ、事件が都合よく展開するあたりが少々目立つので、重厚さ緻密さにかける面もあるが、その事を差し引いても、面白かった。

日本の司法制度では、こうした悲劇が起こっているんだろう。
主人公の少年にとって、悔いの残る結末だった。
幻夏 (角川文庫)
太田愛幻夏 についてのレビュー