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ももか さんのレビュー一覧

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レビュー数527

全527件 121~140 7/27ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.407:
(4pt)

退屈だな〜

「子供の眼」や「罪の段階」は非常に楽しめましたが、この小説はパタースン氏の名誉を重んじるなら読まなかった方が良かったのかも!?
全体的にどの話も長くてちょっと嫌になりました。
作者は恋愛ものを書きたいのか、それとも古き良きアメリカ?を書きたいのか。
どちらにしてもあまり興味を持てなかったのは事実です。


ケアリ家の黒い遺産〈上〉 (扶桑社ミステリー)
No.406:
(6pt)

うーん、ミステリーというよりもエンターテインメント?

ミステリーではあるのですが、そればかりを求めて読みだすとちょっと辛いです。
ユーモアたっぷりのエンターテインメント小説として読むなら、結構楽しめると思います。

最初つまらなく思っていた主人公が読み進めるにつれて段々と愛おしく?思えてくるのは、筆者の腕だと思います。
読み終えると、もう少し一緒にいたい、余韻を楽しみたくなるのは魅力的な主人公ならでは。

映画俳優でいうと、モーガン・フリーマン?
ああいう平凡な風貌なのに、なぜか色気のある人物で主演映画はいかがでしょう。
そう!モーガン・フリーマンを念頭に読むと難しい部分も超えられるかも!?

ケイヴマン (ハヤカワ文庫NV)
ジョージ・ドーズ・グリーンケイヴマン についてのレビュー
No.405:
(7pt)

ジェットコースター的ハードボイルド?

デミームーアで映画にもなったそうで、場面の展開が早くて結構楽しめました。
一気に読めるって、これはこれで良いですね。

読んでいくうちに準主役といっていいティーチャーに段々惹かれて、(ありえない話ですが)このまま二人が結ばれないかな?と。
敵同士だから、それはあり得ない話なのですが、そう思ってしまうぐらい二人の関係性が良かったです。

あと不満としては、登場する刑事に魅力を感じなかったことでしょうか。
もう少し踏み込んだ書き方でも良かったのではないでしょうか。

続けてデビュー作の「ケイブマン」を読もうと思っています。期待できますね!

陪審員 (ハヤカワ文庫NV)
ジョージ・ドーズ・グリーン陪審員 についてのレビュー
No.404:
(8pt)

またしてもバーバラの勝利?!

リンリー警部だけだと、たぶんつまらない小説だったはず。
バーバラがいるから読みごたえもあるし、途中で断念しそうな気持も何とか救われる。
私のお気に入りのセントジェイムズは全く登場しないし、話ばっかり長いし、失敗作かな~と。
でも、最後まで読むとリンリー警部のことが好きになっていた・・・こういうものなの?

この気持ちのまま、リンリー警部シリーズを読み返すと、また面白いのかもしれません。
エリザベスジョージの小説は普段からミステリーというよりも人間ドラマだと書いているのですが
この本もしっかり人間ドラマでした。



▼以下、ネタバレ感想
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隠れ家の死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
エリザベス・ジョージ隠れ家の死 についてのレビュー
No.403:
(9pt)

やっぱりバーバラがいなくっちゃ!

リンリー警部の相棒、バーバラが良い味だしています。
リンリー警部シリーズを何冊か読んで思うことは、リンリー警部だけじゃつまらない・・・ということです。
毎回毎回小説の相棒となる人物が味わいのある登場をするのですが、私はバーバラが相棒となるものが一番好きです。
彼女は自分と似ているところが多々あるので、友情?を感じているのかもしれません。

物語としては、いつものエリザエス・ジョージらしくミステリーというよりも人間ドラマとなっています。
このドラマが殺人事件とどう結びつくのか・・・ここが醍醐味でしょう。

リンリー警部シリーズも残り一冊となってしまいました、エリザベス・ジョージファンとしては淋しい限りですが
途方にくれた時はまた再読してみようと思っています。

大いなる救い (ハヤカワ・ミステリ文庫)
エリザベス・ジョージ大いなる救い についてのレビュー
No.402:
(8pt)

キースピーターソン氏の本名での執筆だそうです。

最後のあとがきを読むまで知りませんでした。
キースピーターソン氏の本名での執筆だそうで、面白さに納得です。
記憶に残っている「傷跡のある男」もなかなか面白かったですし、読者を楽しませるという点において脱帽です。
殺人事件が前半に起こる内容がやっぱり好きです。

犯人の一人のイメージはブラッドピットなんていかがでしょう?
映画セブンと違って、犯人役もいいかもしれません。
読んだあと、配役をあれこれ考える・・・・というのは、小説を堪能した結果に違いありません。



秘密の友人 (角川文庫)
アンドリュー・クラヴァン秘密の友人 についてのレビュー
No.401:
(7pt)

ミステリーはやっぱり殺人が起こらないと、怠いです。

前半、ブラックウォーター湾の人々の話が続いて退屈で退屈で途中で読むのをやめようかと思いました。
ミステリーの醍醐味の一部として、どこでだれがどうやって殺されたか・・・あるいは殺したか。
ここが決まらないと人間模様の話ばかりでは飽きてしまいますね。
普段はこういうことを思わずに読んでいたのですが、やっぱりミステリーには殺人が必要!と。絶対条件ともいえます。

内容としてはもう少し艶やかさ?華があっても良かったのでは?と思えるほど簡素なミステリーでした。
好みではありませんが、描写としてはきちんと書かれているので7点かなと。
もっと波乱にとんだ内容だと、アガサクリスティーもビックリするほど出来が良かったのでは。


ブラックウォーター湾の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
No.400:
(7pt)

ミステリーとしては6点ですが、ダイアモンド氏の頑張りで7点!

シリーズものなのですね、「偽のデュー刑事」は前に読みましたが、内容を覚えていません・・・。
まあまあ面白かったのでは?!
ダイアモンド氏が警察を辞めてからの物語になっています。

あとがきにも書いてありましたが、ダイアモンド氏の行動・言動をみていると、ダルジール警視やフロスト警部を思い出します。
懐かしさからまだシリーズものを読みたくなりました、結果がわかっていてもフロスト警部やダルジール警視ものは面白いですものね。
真っ向勝負のミステリーもたまには良いものです。

単独捜査 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ピーター・ラヴゼイ単独捜査 についてのレビュー
No.399:
(7pt)

軽い感じでスラスラ読めるので、気分転換には最適かも!?

難しいミステリーではないので、気軽に読みだせます。
前に読んだ「私の初めての事件」が軽い感じで面白かったので、二作目に挑戦してみました(でも、日本では?二冊しか出版していないようです)

主人公は、どこにでも?いるような新米記者で、ちょっとだけおっちょこちょいな感じが同類を見ているようで安心感があります。
事件自体はさほど面白みのないものですが、彼女を取り巻く個性的な人たちが飽きさせません。
もう少し家庭の中の様子が欲しかったかな~という思いもありますが、スラスラ読めて読後感も良かったので、7点です。

私のちいさな賭け (ハヤカワ・ミステリ文庫)
アネット・ルーム私のちいさな賭け についてのレビュー
No.398: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ひさしぶりのジェイムズトンプソン

久しぶりといっても、二作目ですが。
一作目に「凍氷」を選んでしまって、この「極夜」の続きになるのですね。
随分と前に読んだ割には主人公や主人公の妻のことを覚えていて、記憶に残っていました。
「凍氷」よりも読みやすく理解しやすくミステリーとしても楽しめました。
犯人探し・動機・複雑な人間模様と宗教。
フィンランドという国は私が考えている以上に複雑なのですね。

「極夜」を読んでから「凍氷」を読むともっと内容が理解できたのかもしれません。
未読の方にはお勧めします。

極夜 カーモス (集英社文庫)
ジェイムズ・トンプソン極夜 カーモス についてのレビュー
No.397:
(8pt)

なかなか堅物の刑事もいいものです

刑事といっても真面目な人もいれば、おちゃらけな人もいる。
主人公は真面目も真面目。「ド」がつくほどの堅物です。
こういう主人公もいいな〜と思えてしまう。話の内容とこの頑固なキャラが多分合っているのだと思う。

ミステリーとしては犯人探しに重点がおかれていますが、登場するその他の人々もなかなか個性的な人たちで、その点だけも面白かったです。
犯人が見えそうで見えない感じもいい味だしています。
ピントフ氏の小説をもっと読みたいと思ったのですが、日本では二冊しか出版されていないようです。
こういう作家さんは貴重なので、面白いミステリーをもっと書いて欲しいものです。

邪悪 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ステファニー・ピントフ邪悪 についてのレビュー
No.396:
(8pt)

「傷跡のある男」よりも、こちらが断然面白い!

探偵でもなく、刑事でもなく、記者というところが面白さを増したようです。
読みやすくあっという間に読んでしまいました。
長編でもないので旅行とか気軽に持っていけそうです。

内容自体は、ミステリーというよりハードボイルド系でヤンチャなところも随所にありました。
あと何冊かは、是非読んでみたい作家さんです。

夏の稲妻 (創元推理文庫)
キース・ピータースン夏の稲妻 についてのレビュー
No.395:
(7pt)

お勧めしますが、かなり長い!

こういう感じの表紙って、大体が好みではないのですが、目先を変えてたまには読んでみようと思って。
つまらなかったら、途中でやめてもいいし。

長編の割には読みやすく面白かったです、でも、原題の「TUNNEL VISION」がどうして「バースデイブルー」になるのか・・・。
もう少し主人公の特徴をくんで格好いいタイトルにして欲しかったです。イラストもちょっと安っぽい感じじゃないですか。

メグガーディナー氏のエヴァンとキャラがよくかぶっていて、どっちの小説を読んでいるの?と思うくらいでした。
動きとしては、こちらのウォーショースキーの方が二倍ぐらい?激しかったかも。
それは当然ですよね、エヴァンの方には相棒のジェシーがいるのだもの。
こちらは全くの一匹狼で奮闘するしかないもの。
サラパレツキー氏の本をもう一冊読むかどうか、躊躇するところではありますが、機会があればまた読みたいと思っています。

バースデイ・ブルー (ハヤカワ・ミステリ文庫)
サラ・パレツキーバースデイ・ブルー についてのレビュー
No.394:
(9pt)

エヴァンもジェシーもよく頑張った!そして、ママも!

帯で、スティーヴンキング氏が大絶賛していた通り、最初から最後まで飽きさせないジェットコースタードタバタ劇?といっては失礼でしょうけど
とにかく最後まで一気に読ませる力強いミステリーでした。
エヴァンとジェシーのミステリーは、ミステリーそのものをどうこういうよりも、めくるめく展開で推理小説を読んでいるのを忘れてしまうくらい。
今回はちょっと込み入った内容もあったので、一層頭の中がグルグルと回りっぱなしでした。

エヴァンシリーズはこれで三冊目?ですが、この小説が一番良かったです。
単独で「死の同窓会」を読むのもいいでしょうけど(それなりに楽しめると思います)登場人物の人間関係が複雑なので
やはり一冊目から読んだ方がわかりやすいと思われます。

10点をつけたいところですが、原題の「CROSS CUT」がなぜ「死の同窓会」というタイトルになってしまうのか・・・
確かに同窓会の場面は出てきますが、他の(内容に負けないようなビックリするような格好いい)題名が良かったです。
そこが-1点です。


死の同窓会 (エヴァン・ディレイニーシリーズ) (集英社文庫)
メグ・ガーディナー死の同窓会 についてのレビュー
No.393:
(4pt)

うーん、たぶん一番楽しんだのは、スティーヴン!

最初、まあまあ面白いと思って読み始めたのですが、進むにつれて面白さが欠けてきて、苦痛にかわっていきました。
この本を面白い!楽しい!素敵!と思う読者の方も当然いらっしゃるのでしょうが
私は一番楽しんだのはスティーヴンキング氏だと思います。

中身が全部苦痛なのではなく、面白い展開もあることはあるのですが
「ミスターメルセデス」や「it」のようなワクワク感はありませんでした。

セル〈上〉 (新潮文庫)
スティーヴン・キングセル についてのレビュー
No.392: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

これは人間ドラマです!

ミステリーとしても充実した内容で、推理自体も楽しめますが
私が一番感動したのは、下地にちゃんと人間ドラマが存在していること。
後半にさしかかると、推理そのものよりも人間の葛藤が重点になっていき、そして完結します。

ミステリーを読んだあとの感想としては、面白かったとか楽しめましたとか
こうだったのか!とかアイツが犯人だったのか!等々様々なものがありますが
この「死刑判決」読後の感想は一言でいうと、「やっぱりスコットトゥローは素晴らしい作家だ!」に尽きると思います。

未読の方には是非お勧めです。
もう一度最初から読みたいくらいです。

死刑判決〈上〉 (講談社文庫)
スコット・トゥロー死刑判決 についてのレビュー
No.391:
(7pt)

エヴァンとジェシーのやりとりにも段々慣れてきた!

二人の会話が独特なので、「裏切りの峡谷」を読んだ時は少々戸惑いましたが
段々慣れてくると、その面白さがわかるようになりました。
車いすの弁護士という設定も珍しく、バリアフリーの世の中って、なかなか難しいのだな〜と。
「裏切りの峡谷」よりも数段ジェットコースター的小説なので、どんどん先に進みます。
話の内容と読む勢いがバランスがとれていないと、アタフタするばかりになりそうです。
じっくりゆっくり読みたい人にはちょっと不向きかもしれません。
私の場合、どちらも好みなので、ドンドコドンドコ読み進められるのが快感でした。

最後に「エヴァン!事件は終わったから、少しゆっくり休んで!」
暗闇の岬 (集英社文庫)
メグ・ガーディナー暗闇の岬 についてのレビュー
No.390:
(6pt)

合う合わないがあると思う

「推定無罪」が面白かったので期待して読んでみたのですが、私にはイマイチでした。
裁判所の「さ」の字も登場しないのに、なぜに「有罪答弁」と思っていたのですが、それは読み終えたあと分かりました。
もう一度ちゃんと読むと面白いのかもしれません。

本格的なミステリーが好みの私としては、コメディータッチのミステリーはどうも合わないようです。
(でも、たまにコメディータッチでもものすごく面白い!と思うのもあるのですが)今回はご縁がなかったようです、残念!

有罪答弁〈上〉 (文春文庫)
スコット・トゥロー有罪答弁 についてのレビュー
No.389:
(8pt)

リチャードノースパタースン氏、第四冊目。お見事!

「子供の眼」「罪の段階」「最後の審判」と、間を空けながら読んで、ついに四冊目に入りました。
重厚で内容の詰まったミステリーのレベルは変わっていませんし、今回は解説によると「ポリティカルサスペンス」ということで
法廷での話は一切でてきませんでした。
それなのに「法廷ドラマ」を読んだような感覚が残るのは、作者の「腕」でしょうか。

この事件のあと、主人公がどういう人生を歩んでいくのかも気になるところです
(つまり、続編を読みたいということです)
最後まで読むと、しばらく重いもの?は読みたくないな〜という気持ちと
またドッシリとしたものを続けて読みたいな〜という気持ちとが相まみれます。
満足感でいっぱいです。

ダーク・レディ〈上〉 (新潮文庫)
No.388:
(8pt)

初めてのスーグラフトン氏の小説

Aから始まって今のところRまでシリーズがあるようですが
(Aから読み始めれば良かったのですが、シリーズものとは知らずに)いきなり途中の「探偵のG」から読んでしまいました。

初めてのスーグラフトン氏の小説で、面白いのかつまんないのか、読んでみないと分からない・・・で始めたのですが
これが意外にも面白くて(作者に失礼ですよね)主人公にも共感できるし、彼女を取り巻くキャラの強い登場人物もなかなか興味深い人たちで
アッというまに読んでしまいました。
会話も良いし、その土地の描写も詳しくて、こういう知らない場所の知識が増えるって、ほんとミステリーを読んで良かった!って実感できることです。
続けて読みたい作家さんに出会えてラッキーでした。

探偵のG (ハヤカワ・ミステリ文庫)
スー・グラフトン探偵のG についてのレビュー