ダーク・レディ
- 家族小説 (42)
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全1件 1~1 1/1ページ
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「子供の眼」「罪の段階」「最後の審判」と、間を空けながら読んで、ついに四冊目に入りました。 | ||||
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本書は、『サイレント・ゲーム』で弁護士トニー・ロードと法廷で論戦を繰り広げた辣腕の女性検事補ステラ・マーズが主人公になっている。 パタースン得意の「スピン・オフ」(ある作品の登場人物が、後の作品で今度は主役を演じること)の仕掛けである。 ’04年、「このミステリーがすごい!」では海外編第7位にランクインしている。 アメリカの五大湖のひとつエリー湖を望むスティールトン(架空の都市)はかつて製鉄で栄えていたが、今は斜陽の都市だった。折りしも市長選挙を目前に控え、新しい野球場建設を柱とした都市再生プロジェクト“スティールトン2000”を掲げる現職市長と黒人初の市長を目指す郡検事とが争っていた。ステラも後釜の郡検事の座に並々ならぬ野心を持っていた。 そこでふたつの事件が起こる。ひとつは野球場建設の責任者の変死で、もうひとつは10数年前ステラの恋人だった弁護士の惨殺だった。郡検事の命を受け、検察局殺人課の課長として、彼女は市警察刑事部長ダンスと共に捜査に乗り出す。 関係者や目撃者を訪ねるうちに、ふたつの事件が市を蝕む麻薬に絡んだ同一犯によるものだと判明する。そして、目撃者の一人である娼婦が殺され、ステラ自身にも魔の手が伸びる・・・。見え隠れするのは市長選挙にも関係し、市政に大きな影響力を持つ黒幕・麻薬組織のボスだった。 第四部に至り、ついにステラは殺人実行犯を含め、すべての謎を解明する衝撃的な映像をおさめた一本のビデオテープを見つける・・・。その先には予想外の悲劇が待っていた。 パタースン最大のセールスポイントである法廷場面がないのは残念だが、ふたつの殺人事件を軸に展開してゆく本書は、それ自体の謎や、法の正義、市政に絡む黒い霧、麻薬問題と黒幕、人種問題、親子や男女の愛憎などのテーマを幾層もクロスオーバーさせた意欲作である。 | ||||
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現代リーガル・ミステリー最高の作家、パタースンの邦訳新作。「罪の段階」「子供の眼」「最後の審判」「サイレント・ゲーム」と続いた傑作につづく作品(間に「ノー・セイフ・プレイス」という作品があるが何故か一つ飛ばしで訳出)。 「サイレント・ゲーム」に登場した検事ステラ・マーズが、過去に関係のあった弁護士をはじめとする連続殺人の捜査にあたる話であるが、同時進行の市長選や、主人公と父親との相克や政治的野心を絡め、読み物としては相変わらず面白い。ただ、売り物であった緊迫した法廷シーンは全く出てこない等、ミステリーの形をとってはいるが、これまでとは相当変わった印象。 手に汗握る法廷シーンにしびれ、パタースンに多大な期待を抱いている私としては面白いけれど、上記諸作に比べると・・・というのが感想。 ただ、これまで3,000円以上する高い単行本で新作が出ていたのに、今回は文庫本で初登場という点は良心的か。 | ||||
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今回パタースンの新作が文庫本で出版された。いつもは大判のかなり分厚いハードカバーで出されるので、持ち運びに苦労してしまう。価格も手頃になったので、少しは多くの人に読んでもらえるのではないか。同じリーガルサスペンスの作家グリシャムなんかに比べてちょっと知名度が低いように思うが、この人の作品はほとんど”はずれ”がない。この作品も一気に読んでしまった。パタースン得意の法廷シーンがなく、地上げと政治家、警察の腐敗にまつわるストーリー展開になっている。ややラストに物足りなさを感じたが、十分楽しめる内容だ。 | ||||
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