ラスコの死角
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主人公パシェットは政府機関(経済犯罪対策委員会告発局)に勤める弁護士。大統領の友人である大企業家ラスコが株価操作を行っているという垂れこみを受けて、捜査を開始するが、情報提供者として現れた、ラスコの会社の経理部長がひき殺されてしまう。パシェットが手に入れたのは謎のメモだけ。そして、彼にも圧力がかかり始め・・・・・。「小役人」もの(弁護士資格持ってるから小役人ではないか)。委員会は当然ながらホワイトハウスの意向に左右されやすく、告発局内部でも出世競争、腹の探り合い、反目等々があり、そのため彼は総ての情報を誰にも話す事が出来ません。そこに面白さが生まれています。主人公は優秀な男なので普段は陰謀説などは採る気はしないでしょうが、提供者が轢き殺されたとき、警察に陰謀だと説明していてそれがあっさり却下されるあたりは上手い。人物の陰影が物語に作用していてその巧みさに驚かされます。真保裕一の「小役人」シリーズが好きな人は読んでも損はないです。良質のハードボイルドでもあります。デビュー作とは思えないです。 | ||||
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主人公パシェットは政府機関(経済犯罪対策委員会告発局)に勤める弁護士。大統領の友人である大企業家ラスコが株価操作を行っているという垂れこみを受けて、捜査を開始するが、情報提供者として現れた、ラスコの会社の経理部長がひき殺されてしまう。パシェットが手に入れたのは謎のメモだけ。そして、彼にも圧力がかかり始め・・・・・。 「小役人」もの(弁護士資格持ってるから小役人ではないか)。 委員会は当然ながらホワイトハウスの意向に左右されやすく、告発局内部でも出世競争、腹の探り合い、反目等々があり、そのため彼は総ての情報を誰にも話す事が出来ません。そこに面白さが生まれています。 主人公は優秀な男なので普段は陰謀説などは採る気はしないでしょうが、提供者が轢き殺されたとき、警察に陰謀だと説明していてそれがあっさり却下されるあたりは上手い。 人物の陰影が物語に作用していてその巧みさに驚かされます。真保裕一の「小役人」シリーズが好きな人は読んでも損はないです。良質のハードボイルドでもあります。 デビュー作とは思えないです。 | ||||
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