毎日が退屈で死にそうになっている団地の主婦政子が、高校以来の友人並子に再会したのは団地の公園だった。

噛ませ犬。現役時代、武藤順次はそう呼ばれた。

兄弟にして刑事と検事。反目しあう二人の意地と信念が、数々の事件の意外な真相を解き明かす。

「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。

“今世紀最強の霊媒師"と謳われ、「浮遊霊、地縛霊問わず、あらゆる霊障、祟りに対処し、速やかに解決する」と豪語する霊媒師・櫛備十三には、実は肝心の霊を“祓う"力がない。

「ついに証明した!俺にはやはり恋人がいた!」。二年間の悪戦苦闘の末、数学氏はそう叫んだ。

年の瀬に起きた痛ましい〈地下鉄S線内無差別殺傷事件〉。

探偵作家アマンを担当する鹿堀は、雑誌ナゾーン誌上で読者の「謎」を募集する。

高校3年生の千紗は、横浜のタウン誌「ハマペコ」編集部でアルバイト中。初恋の相手、善正と働きたかったからだ。

世間様では、あたし“なんでも屋の大蔵”と呼ばれておりまして、ご用命さえあれば引っ越しのお手伝いから、留守中のペットの世話、雨漏りの修理までなんでも格安で承ります。

東大卒で警察庁に採用されたエリート中のエリート、道定聡、25歳。

古いアパートを改築してできたショッピングモール『夢玄館』。そんな夢玄館で起きるのは、恋愛ではなく事件。

汗が滲む真夏の昼休み、名探偵と誉れの高い少女は屋上にいた。

私の名は渋柿。一匹狼の私立探偵。

自殺の名所を訪れる、様々な人間たち 「死」の気配を濃厚に漂わせる、富士の樹海。

医者なんて、大嫌い！ 「このミス」大賞＆大藪賞作家、渾身の連作ミステリー。

フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。

仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。

姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。

探偵・月夜見ひろゑの驚くべき事件解決法とは? <腕貫探偵 >シリーズでおなじみ “櫃洗市"で起きる珍妙な事件を描く連作ミステリー!

生まれつき左眼だけ翠色、オッドアイの女子高生・小鳥遊(たかなし)唯(ゆい)は、右目に緑色のカラコン、黒いマントの二八歳独身男性、暗黒院(あんこくいん)真実(まこと)(本名・田中友治)が営む探偵事務所で助手を務めている。

江戸時代から続く質屋・結城屋で祖母と二人暮らしの円は、美術学部に通う少しおせっかいな女子大生。

雨の日には、読まないでください。

Z県警本部の通信指令室。その中に電話の情報のみで事件を解決に導く凄腕の指令課員がいる。

癒やしのファシリティードッグ〈ピーボ〉とわけあり警察官が知られざる重大事件を鮮やかに解決! ピーボは警察病院の小児病棟に常勤して患者の治療計画にも介入するのだが、実は密命を帯びていた。

ラストで君は「まさか！」と言うシリーズのキャラたちが登場する、学園ショートミステリー！「凪学園」を舞台にした「謎解き」「どんでん返し」が２０話！ショートストーリーだから、朝読にもぴったり。

大学に入学早々、廃部の危機に瀕したオチケン(落語研究会)に無理やり入部させられた越智健一。

神秘主義詩人ウィリアム・ブレイクの預言詩に導かれ、障害を持って生まれた長男イーヨーとの共生の中で、真の幸福、家族の絆について深く思いを巡らす。

妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。

美形でボンボンで博識だが、自意識過剰で幼稚で無神経。人生の決定的な局面から逃げ続ける喰えない男、伊藤誠二郎。

神社で神隠しに遭う少年、ホームレスの奇妙な生活を垣間見る青年、意外な過去を持つ金髪の老人……。

益子徳一、七十二歳、独身。定年後の人生を慎ましく過ごす独居老人の大真面目で可笑しくて少しだけせつない日常。

あのアツい男・遠藤が出社拒否に!? 人のいい彼が遂に、折れた……。

中学校にはいろいろな生徒がいる。

会社を潰すのはヘッドハンターか!? 父が創業したアウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂(かのこ・さほ)は、創業者一族ということもあり、若くして本部長、取締役となった。

若くして都会の公園で寝起きする身になったタカオは、食に精通する誇り高きホームレス「ヤッさん」と出会う。