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(短編集)
道具屋殺人事件
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道具屋殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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満足しています | ||||
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この作家の方を知らなくて、落語ミステリって田中啓文だけだと思っていました。レビューは、あまりよく書かれていませんでしたのでそんなに期待しないで入手しましたが、読んで、私は面白くいいお話だと思いました。ミステリファン、落語ファンですが、ほんとに殺人の話はもう読みたくないし、落語も親切にあらすじを教えてくれて、よかったです。奥さんもいいし、また、前座の人の様子、師匠に稽古をつけてもらう、ってそういうことなのかなあと伺い知ることが出来た。続きも買います。 | ||||
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落語がからんだ日常ミステリー。現代物なのに時代物の雰囲気は落語の世界だからだろう。 ふとしたことから読み始めて創元推理文庫におさめられているものはすべて読んだ。 主人公の奥さんがいい味を出している。詳しくない人が突っ込みを入れるというスタイルなんだけど,それがほどよい解説になって,知らない落語の世界が開ける。 だいたいにして,芸道ものっておもしろいものが多い気がする。有吉佐和子しかり,山崎豊子しかり。まあ,こういう超大物作家ではないもののこじゃれていてよいシリーズだと思いますよ! | ||||
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落語好きでもあり、ミステリー好きでもある僕はとても楽しめた。 でも、落語に詳しくない人はちょっと辛いかも。 一応、特殊な用語の説明とか、話の途中で出てくる噺の粗筋とかは簡単に説明してくれてはいるが、落語初心者には読みづらいかもしれない。 現実の落語界のパロディみたいな部分もあり、山柳亭山柳という噺家が出てきて毎日「軍歌の花道」というネタしかやらない。 これなんかは落語好きなら誰のパロディなのかすぐわかってニヤっとしてしまう。 これは川柳川柳という噺家がモデルなのは落語好きなら一発でわかる。川柳師匠はここ30年ほど「ガーコン」という軍歌漫談のネタしかやってない(笑) 少なくとも僕は川柳師匠が「ガーコン」以外のネタをやってるのを一度も聴いた事がない。 寄席に行けば100%の確率で川柳師匠の「ガーコン」が聴ける。 まあ、こういうパロディは落語好きしか笑わないだろうから、なかなか一般層には伝わらないかな。 短編3本の構成なのだが、それぞれの話に出てくる主要な謎と、古典落語の「黄金餅」「らくだ」「壺算」とが密接にリンクしていて、最後は落語で謎が解けるというパターン。 物語の謎と落語を組み合わせて解決するというのはとても難しい作業だろうなと思うが、とてもよくできている。 シリーズ物という事なので次作以降も読みたいと思った。 | ||||
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道具屋殺人事件。 落語というエンターテーメント。お笑いとミステリーとても対照的で楽しめた。 | ||||
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2007年に原書房から出た単行本の文庫化。 「神田紅梅亭」シリーズの第1弾。 「道具屋殺人事件」「らくだのサゲ」「勘定板の亀吉」の3本を収める短編集。 落語界を舞台としたミステリで、「黄金餅」、「らくだ」、「壺算」などの落語がテーマとなって謎が展開していく。トリックもよくできていて、しかもきちんと落語に結びついている。落語好きもミステリ好きも満足できる一冊だろう。 全体として、符丁や専門用語を使いすぎる傾向があり、読んでいてうるさい。 | ||||
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落語の世界を舞台にした短篇連作集である。愛川作品は初読。 これまでにも落語に絡めた国内ミステリはいろいろある。有名な北村薫の円紫さんシリーズとか、田中啓文の梅寿シリーズとか。本作がこれらと異なるのは、寄席で演じられる噺、すなわち落語の芸そのものの描写に注力している点であろう。(例えば、円紫さんが落語を演っている描写はあまり記憶になかったりする。) 語り手というか狂言回し役の、噺家の奥さんの設定が絶妙で、落語に詳しくない読者(私のことだ)であっても一応話がわかるようになっているのも特徴か。たぶん、落語好きな人が読むとさらに楽しめるのかもしれない。こまごました落語界の描写が続くところもあるが、意外な伏線として効いてくる部分もあり、なかなか凝った構成とも言える。 あとがきにもあるが、これを読んで一度本物の落語を聞いてみようと思う読者は現れそうである。当方、勤務先のイベントで噺家さんに来ていただいて「時そば」を聞いたことがあるくらいの経験値だが、確かにこれは、ちょっと寄席にでも足を運んでみたくなるつくりではある。 | ||||
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ベテラン落語家が又聞きだけで謎を解く…んだけど、何しろ脳血栓の後遺症で喋ることがままならないため、弟子にヒントだけ伝える。 ちょいと捻った安楽椅子探偵である。椅子じゃなくて病院のベッドだし。 作中でかけられる古典の焼き直しが、いつか本当に本当の高座にかけられるようになるといいな。 | ||||
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落語に詳しい人なら常識に思えることをくどくど説明しているかと思うと、楽屋落ち風の話題は解説がない。行き詰まった作家が起死回生を狙って新しい材料に挑戦したという事情もあるのだろうが、意気込んであれこれ「書きすぎ」ている。その結果、ミステリとしては中途半端で、冗長な寄席や楽屋の描写が消化不良で残る。 私はやはり円紫さんと私の情緒に浸っていたい。 | ||||
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落語ミステリ「紅梅亭シリーズ」の第一作短編3編を収録ものすごい良作に出会えて嬉しかった兎に角、詰め込まれているネタの数が多いのに、せかせかした雰囲気もなく、楽しく読めた本格ミステリとしても、しっかりと作り込まれているいるが、落語関連のネタの方が比重は多いかなもちろん、その落語関連のネタの多くはミステリと密接に関わっているしている私は落語に関しては素人ですが、主人公の落語家の奥様が、夫に出会うまでは落語のずぶ素人だったというキャラなので、彼女がクッション役になっており業界ネタもわかりやすく説明されている落語に関しては話の枠が完成している古典落語をどのように演じるのかというところに、特に力が込められているように感じたまた、それがミステリと良く絡んでいるミスリードに使われたり、謎の原因になっていたり、もちろん解決の糸口にもなる文庫版には文庫版のあとがきと<strong>西上心太</strong>氏の解説に加え、単行本のあとがきと<strong>鈴々舎わか馬</strong>氏の解説も再録されていますこのような丁寧な作りにも、好感がもてます | ||||
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おもしろかった。道具立てに使われる噺の掘り下げも秀逸で、落語とミステリーどちらもしっかり楽しませてもらえた。 | ||||
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