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プラ・バロック



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【この小説が収録されている参考書籍】
プラ・バロック
プラ・バロック (光文社文庫)

プラ・バロックの評価: 3.21/5点 レビュー 24件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(4pt)

普通に面白いです

以前から著者のファンだったので、ネットで見つけて驚いて、急いで書店に買いに走りました。

何よりもこの作品で特筆すべきなのは、作品全体を通して見られる怜悧で無機質な雰囲気でしょう。作中を通してずっと降っている雨が、舞台設定として何とも言えない空気を作り出しています。登場人物がカタカナで表記されるのも、雰囲気を作り出す良いギミックになっています。好みは分かれると思いますが、こういう作品もなかなか良いです。
物語自体のほうも、事件の始まり・明かされる謎など、これまでのミステリーの枠を超えた斬新なものだったと思います。しかし、やはり賞の応募作は枚数制限があるためか、登場人物や犯人の人間像が、少々曖昧のような気もします。続編が出ることがあるなら、そのあたりも踏み込んで描いて欲しいと思いました。でも、基本的にはサクサクと読みやすく、良い作品だったと思います。

ただ、「全選考委員絶賛!」というような帯の煽りはどうかと思いました。他の方もおっしゃっておられますが、こういう書き方をすると、書き手にも読み手にも、無用なハードルが出来てしまって、素直に作品を評価できなくなってしまうように思います。帯の文章は話半分、あくまで新人賞受賞作という一線を超えない範囲で良い作品という意味だと思ってください。

所々欠点はあると思いますし、好みが分かれる作風かもしれませんが、一度はこの空気を感じてみて欲しいです。次回作にも期待しています。

お勧めです。
プラ・バロック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:プラ・バロック (光文社文庫)より
4334749224
No.3:
(2pt)

独りよがりミステリー

全選考委員絶賛の第12回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作という期待があるせいか、読み始めると面白みが無い。
警察を舞台に捜査の前線を求め自動車警邏隊から機動捜査隊に異動してきたクロハという女性を主人公に、女性蔑視のカガと同一捜査班になるという設定から集団自殺に見える事件を追う。
この著者の狙いであろう女性を主人公にしてある事で起こる摩擦が、この作品をツマラナイものにしている。
どうも古臭い状況設定にしか映らず、主人公クロハの生き方にも共感出来ない。
加えて大きな盛り上がりである筈の、鼓動と呼ばれる犯人とのバトルにも構成に無理がある。
全体を通して独りよがりなミステリーで、大きく期待を削がれた文学賞作品だった。
プラ・バロック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:プラ・バロック (光文社文庫)より
4334749224
No.2:
(3pt)

物足りなさを感じました。

物語の始まりから途中までは
一気に面白く読みましたが・・・
後半がさっぱり面白くなかったですね
残念。
プラ・バロック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:プラ・バロック (光文社文庫)より
4334749224
No.1:
(3pt)

期待しすぎたのかも‥

この本の感想を聞かれると「ん-」とうねりたくなる。確かにおもしろいし、読んでみて損はないと思う。しかしこの作品が日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞していて帯にも“全選考委員絶賛”と書かれていることを考えると、読前に作ってしまったハードルには少し届かなかったように思う。 ストーリーは埋め立て地の冷凍コンテナから14体の冷死体が発見され、それを孤高の女刑事クロハが追っていくというものでコレは興味を引かれるしおもしろい。まず読んでいって感じるのは中々作品の中に入れないなぁという感覚。そのひとつの原因は主人公クロハのつかみにくいキャラクター設定にあると思う。正直最後まで読んでみてもクロハのキャラクターにはあまり惹かれなかった。またクロハ以外にもその他の警察関係者のキャラクターもイマイチで、それがこの作品をあまり評価できない主な要因になっている。それに対して中盤から登場するタカハシのキャラクターはとてもよかったように思う。またこのタカハシの登場あたりからストーリー自体もスピーディーに動きだし一気に引き込まれていく。しかし、やっとスピードにのってきたところで終わってしまう感もあり、もう少し犯人やタカハシのバックボーンというかその周辺の事柄をストーリーに入れてもよかったんじゃないかなぁと感じた。 ただ、事件の形や動機なども非常に新しく、こんな時代だからこそのリアリティがあっておもしろかったし、仮想空間と現実とのリンクというのも斬新でよかったと思う。
ただもう少し早い段階で一瞬も気を抜けないようなスピーディーな展開に話しを持って行って欲しかったと感じた。
プラ・バロック (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:プラ・バロック (光文社文庫)より
4334749224

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