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(短編集)
モザイク事件帳(大きな森の小さな密室)
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モザイク事件帳(大きな森の小さな密室)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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作者の遊び心に富んだ作品集です。ただ、この遊び心を好ましく思うかどうかで、アイデアに富んだ好短編集と評価するか、くだらないと思うかの差が大きく出てしまうかもしれません。 ものすごくクオリティの高い短編集と呼ぶのは難しいかもしれませんが、少なくとも”遊び心”に富んだ短編集なので、いろいろなミステリを読んでみたいという方は、お手に取られてはいかがでしょうか。 | ||||
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短編集やオムニバスなどはあまり読まないのですが『金田一やコナン好きな人ほど、騙される』と言ったコピーに惹かれて購入。 以下、ネタバレ少しだけあります。 短編だとどうしてもアッサリ解決させなければならなく…それだけでもいまいちのめり込めなかったのですが。特に『氷橋』はトリックも先に見せているし、はじめから主人公は疑われてるし、結局自滅するところを無理矢理出した感じがしました。 コナンや金田一、推理ドラマなど観すぎでしょうか… 拍子抜けしてしまった感が否めません。 | ||||
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99パーセントが対話で出来ています。 「」だらけ。 小説の醍醐味が全くないです。センスないです。ガッカリを通り越して苦痛です。 | ||||
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「大きな森の小さな密室」「氷橋」「自らの伝言」「更新世の殺人」「正直者の逆説」「遺体の代弁者」「路上に放置されたパン屑の研究」の7編収録です。「大きな森の小さな密室」は森の奥の金貸しが殺害され、その場にいた男女6人から犯人探しをします。「氷橋」は編集者が愛人の殺害に成功しますが、直後からある弁護士に古畑任三郎ばりに付きまとわれます。「自らの伝言」はコンビニでの女子3人のやり取りを描きます。「更新世の殺人」は「」や「」にも登場する"超限探偵∑"シリーズの1作で、"更新世の地層から死体が見つかる"というボケに読者が付き合います。この次のエピソードで∑の正体が分かります。「正直者の逆説」は人里離れた屋敷での殺人事件に、丸鋸教授と助手が挑みます。「遺体の代弁者」は前向性健忘の田村二吉が「」の様な記憶捜査をします。「路上に放置されたパン屑の研究」は前述の二吉と徳さんのちょっとしたやり取りです。他の小林作品のキャラが複数登場しますが、前向性健忘の田村二吉を知る為に「」だけは先に読んだ方が良いかも知れません(それを発展させた「」が超お薦めです)。新キャラではクールなバイト女子・新藤礼都(れつ)がなかなかの存在感でしたが、そこまで活躍はせずお預けになってしまい残念です。創元推理文庫の小林作品を読むのは「」に続いて2作目ですが、角川ホラー文庫やハヤカワ文庫の凄まじい作品群と比べると、良くも悪くもアニメの原作のようで軽く、どちらもあまり面白くなかったです。 | ||||
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バカバカしさも、悪凝りしすぎる面も含めて、まさにここにミステリの喜び極まるという至福の書。これに拒否反応を示す人はミステリに向いていないというのが言い過ぎなら、少なくとも私とはミステリに求めるものが全く違うのだろう。探偵役は過去の小林作品からの総動員だが、綺麗なロンド形式で2話交代をつとめ、それらを読んでなくても楽しみに支障はない。 文庫解説で『正直者の逆説』のラストは論理放棄となっている意味は不明。確かにだじゃれで落としているが、「犯人以外の人間が先に質問を受場合の答えはどうなるか」はきっちり文中で示されている。これ以上書いたらやぼというものだろう。 | ||||
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叙述ミステリーからバカミスまで。ネジが一本外れたような変化球ばかりを寄せ集めた小林泰三のミステリー短編集です。 目次を見るとご丁寧にどの短編がどんなミステリーかの担し書きまであるのですが率直に言うと8割方バカミスなのでミステリー小説として真正面から読むのはお勧めしません。ずっこけます。比較的まともに推理小説している話も何本かありますが、それもことごとく難易度が初心者レベルなのでミステリー好きの方は物足りなく感じるでしょう。 しかし(ミステリー小説に対してこう言ってはなんですが)推理小説だということを忘れて読むと小説としてはなかなか面白い短編ばかりです。特に私は著者の短編集を何冊か既読済みだったため、馴染み深い変人…もとい個性あるキャラクターが何人か再登場しているのを見て「小林泰三キャラのオールスターだ!」とちょっとした豪華さを感じました。もちろん小林泰三の本は本作が初めてだという方も楽しめますが、従来のファンにとっても嬉しい内容になっています。 そういったファン視点の加点抜きに純粋にミステリー小説として評価した場合は正直☆1がいいところです。トリックは初心者向け、穴だらけ、力業に反則技などある意味やりたい放題。作者楽しそうだなぁ…と推理どころか遠い目になります。どうして現代が舞台の推理小説でサイボーグに改造された人間が出てくるのか。作者楽しそうだなぁ以下略。 私は早々にミステリー小説として読むのをやめたため、単純に小説の面白さだけを評価して☆4とさせて頂きました。そこそこの分量ですが半日くらいで一気読みできますよ。暗くも重たくもないので、バカミスをお求めの方におすすめ。 | ||||
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ミステリーの様々なパターンを網羅したギャグパロディ風味のミステリー短編集。 犯人当てやバカミスやらSFミステリなどパターンを逆手にとって展開しようとする試みはよく理解できるのだが、なぜだろうか、どれもイマイチ印象が突き抜けないのだ。 この著者は本来はSFやホラーが本業の人のためだろうか、やはりこういうパロディ趣向は根っからの本格推理作家が書かないとイマイチ効果が薄れてしまうことを実証してし4まっている感じだ。 | ||||
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奇抜な短編集で、死者の記憶を証言させるとか、論理学の話とか、 物珍しい題材選びは面白かった。 しかし、ミステリとして見れは、 驚くようなトリックや伏線等はなく、唯一の解を導く論理性を重視せず オチ(決着)をつけただけの話が多くて、謎と解決の物足りなさがある。 また、小説的な面で見ても、作者が好き勝手に動かすは、鼻持ちならないはで 登場人物の言動にしらけるばかり。 こういった軽さが、軽薄にみえて自分の好みにはあわなかったですし、 万人受けする文章を書く作家にも思えず、注意。 | ||||
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単行本『モザイク事件帳』の改題文庫落ちであります。 それほど話題にならなかった単行本が、タイトル、表紙の印象を変えたところ大ヒット! 出版物の売行きにおいて出版社や編集者の力量が大きく左右することの証明といえる一作です。 それぞれ趣向を凝らした短編を七編収録しておりまして、ストレートな本格ミステリが最初の三編、SF仕立てのトンデモネタが次の三編、一見したところ日常の謎ながらシュールでブラックな真相に唖然となる巻末一編というラインナップ。本は売れていますが、内容はけっこう読者を選ぶものです。 表題作はシンプルな犯人当てモノながら出色のクオリティ。 | ||||
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「何か事件が起きたために個性が失われたと主張する者がある。そんなことなら最初から個性はなかったのだ。」とかつて花田清輝氏は書きました。 作者の作り上げる登場人物は、この伝でいうと最初から個性を持っています。 全7作中、羽目を外してコメディーそのものというものもあります。 面白かったです。 | ||||
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この著者の本は初めてで、オビの「ブラックユーモア大炸裂」に惹かれて手に取りました。 かなりクセの強い作家さんですね。。。 ブラックユーモアというか、知的なナンセンスコメディ、のほうがしっくりきますかね。 色々オーソドックスではないというか、「奇人変人な探偵たち」が活躍し、ミステリたりうる条件を時には笑い飛ばし、道徳を冷やかします。 最初に読んだときは、なんだかひねくれてるのが気になってしまい、登場人物の関係をまじめに考えたり、頭が痛くなる論理話に引きずり回され、正直におもしろがれなくて、ちょっとお休みしていましたが、 しばらく経って軽い気持ちで読みなおしたところ、コメディチックなのにかなり作りこんである精緻なところに感心しながら面白く読み終えました。 一番のお気に入りは「路上に放置されたパン屑の研究…日常の謎」でした。 このラストは、衝撃ですね。。。やっぱり、ブラックユーモアであってるかも(笑) | ||||
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いわゆるオーソドックスなミステリではなく、どの作品もどことなくひねた感じのする作品集で、 密室を作った意味が重要になる表題作と被害者から証言を聞けるタイプのミステリを逆手に取った 遺体の代弁者はそれなりに面白いのだが他の作品は普通程度のできで、読めないことはないが ミステリとしてそこまで魅力はない 角川ホラーから出してる良質なホラー作品と比べるとあまりできがよくないので そこから入ったファンが買うとがっかりするかもしれない | ||||
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表紙に惹かれて購入したが、非現実的な話ばかりなので入り込めずかなり退屈だった。 | ||||
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2008年に出た単行本『モザイク事件帳』の怪談・文庫化。7本を収めた短編集。 創元推理文庫では著者の一冊目の本となるが、本書に登場する探偵たちは『密室・殺人』や『目を擦る女』など以前の著作に出てきた者たちばかり。前作の後日談的な色合いが強く、それらを予め読んでいないと充分に楽しめないだろう。 探偵たちのコミカルさが魅力。強引すぎる解決、わがままで個性的な言動にニヤリとさせられた。 トリックはたいしたことがない。 ストーリーのひねり方に特徴があり、めちゃめちゃなロジック展開が楽しい。 | ||||
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この作者の方は以前から知っていたのですが、 ホラー小説にあまり縁がなかったもので、この作品が初めて読む作品になりました。 この作品は七編からなるミステリ連作となっており、 『犯人当て(密室もの)』『倒叙ミステリ』『安楽椅子探偵』 『バカミス』『??ミステリ』『SFミステリ』『日常の謎』 となっています。 この顔触れを見てピンときて、さらに本の帯に 『ブラックユーモア大炸裂』と書かれていたので迷わず購入をしました。 ところが、実際に読み進めていくと、ありきたりなミステリの枠を出ず、 ブラックユーモアがあまり感じられませんでした。 これははずれかな・・・、と思って4つ目のバカミスを読み始めたところ、 黒い、黒い、そしてばからしい!!その後は一気読みでしたね。 全編読んでの感想ですが、この本自体が アンチミステリ・メタミステリ的な存在のような気がします。 作者さんはミステリがお好きなんだろう、ということが分かりました。 他の著書についても、ホラーなんだけどミステリ的な作品が多い、 とのことでしたので、ミステリ好きな方ならば多分この本を読むと 他の著書も読みたくなりますね、そんな作品です。 | ||||
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密室ものやら倒叙ものなど、趣向の異なる短編を一冊にまとめた短編集、初出2001-2007の雑誌発表のものをまとめたもの。 内容ですが、うーんどうかなあ、という感じ。 冒頭の密室ものは、密室のトリックはたいしたことないが、ちょっと叙述ぽい工夫がしてあって、そのあたりを読み解くとそれなりに面白い。が、結局メイントリックがこれ、というのはどうなのか。 続く倒叙もの、安楽椅子探偵もの、などなど微妙にスターシステムを用いながら7編の短編が続く。「自らの伝言」では、某トンデモ似非科学がなにげなく批判的に書かれていたり、「更新世の殺人」では、だいぶ前にかなり問題になった考古学系の不始末の話が出てきたり、ニヤニヤしながら読む部分には事欠かない。「自らの伝言」のトリックは、二階堂の某合作ミステリのネタとかぶるのも気になる(時間的にはこっちが前)。 ・・・なのですが、どうもなんというか、どの作品もピリッとしない。読んでいて、おぉっ、と思う事がほとんどないのだ(ミステリなのに)。まぁ、お酒でも飲みながらだらだら読みするにはちょうどよい、ともいえる。飛行機の機内で読むにはよいかもしれない。 この作者は他にも何冊か出しているようだが、、、個人的にはちょっとパス。 | ||||
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モザイク事件帳の改題文庫版です。 小林泰三氏得意の短編ミステリ集。 あいかわらず、当てて擦る作風です。 が、本業が現役の研究者だけあって 推理は実に理論的です、 そして突っ込みどころは満載です。 そこが面白いと感じる人は☆5個 つまらなければ☆2か3個でしょう。 | ||||
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名前だけは以前から知っていた作家だったが、手に取るのはこれで初めてだった。 短編ミステリは以前から大好物で、目次を見るなり多様な手法で綴られた短編集だったために、書店にて購入した。 しかし、一遍目の表題作を読んでみると、キャラクターの動き方、感情の起伏がどうも不自然。キャラクターが立っていないということではなく、キャラクターの心情を充分に描写できないままストーリーが先行しすぎているために、リアリティを欠いている部分が多々見受けられた。例えば、さっきまで怒っていたキャラクターがいつの間にか落ち着いていて、そしてまたすぐ怒る、など。それにミステリ部分もたいして新鮮味はなく、カタルシスも少なかった。ただ、作品の終わり方は非常にすっきりと纏まっていて、それには思わずにやけてしまった。 二編目からも、キャラクターが立ってはいるものの、行動が理解しがたいものだったり、感情の起伏に惑わされた。 自分には合わない作家なのではないかと、私は思った。 | ||||
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この本は「モザイク事件帳」の文庫版です。 オリジナルを持っている人はご注意下さい。 自分は知らずに「おおっ!!新作が出る!!」と思ってポチりました。 届いてがっかりです。 「モザイク事件帳」自体は面白いのでオススメですが、 既読・所有済みの方はご注意下さい。 | ||||
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他の作品のキャラが出てくるのでファンには見てると楽しいと思います。 ファンでなくても内容が面白いのでオススメです。 でも他の作品を読んでおけば面白さは跳ね上がると思いますよ〜 | ||||
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