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ぼくのメジャースプーン
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ぼくのメジャースプーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全132件 81~100 5/7ページ
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延々と小学生の主人公と大人が復讐について議論している内容で、嫌悪感をおぼえた。 そんなことよりまずふみちゃんを助けてあげなさいよ。ふみちゃんにできることをもっとしてあげてからにしなさいよと。思う。 この能力を使うことを「ゲーム」って言ってるのも不謹慎じゃないか? デスノートみたいな言葉遊びが中核になってますが、その能力を持ってる必然性とか、なんで先生がここまで主人公に関わってくれてるのかとかは説明が不十分だと思うし、この特異な設定の説明臭さが余計受け入れ難くなった。 最後まで読んだけど、評価がひっくり返るようなラストでもなく、ひたすらモヤモヤする。 唯一よかったのは、ふみちゃんのキャラクター。解説に、この本の登場人物はほかの作品にも登場すると書かれていたので、ほかの作品も読んでみようとは、思いました。 | ||||
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設定、内容共にとても面白いと思います。 しかし、主人公が小学生というのが内容とちぐはぐ。 小学生がこのゲームの内容を理解し、能力と向き合い、 犯罪者と向き合えるのか。 それを考えると、感情移入が難しかった。 先生とのやり取りの会話も込み入っているものが多く、 大人でもこの能力とゲームを理解し、活用するのが 難しいというのに。。。。 そこばかり気になって、面白みに欠けました。 あと、やはり長かった。 | ||||
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『条件ゲーム提示能力』 物語のカギを握るこの能力の保持者は、非常に少なく、作中では4人しか確認されていない。 人を一人一回ではあるけれど、ほぼ確実に操ることができる、ある意味恐ろしいものだ。 ただ、これは小説の中の話で、たぶん現実にはこの能力を保持している人はいないだろうと思われる。 でも、これに近い力は実は誰しもが持っているんじゃないだろうか。 この力は、一人につき何度でも使える。 そして、立場が上になるほどその強度は増していく。 仕掛けられた相手は拒むこともできるのだけど、人によってはそれができないということもある。 一番注意しなければいけないのは、『条件ゲーム提示能力』と同じように、人を幸せにすることも殺すこともできるということ。 「誰が」ではなく、この世のすべての人間にその力があり、皆に責任があるということを覚えて理解しなければいけない。 誰しもが読む作品だと思うけど、特に子供を持つ親に読んでもらいたい。 そして、この力の怖さと、持つ者の責任を伝え、教えていってほしい。 | ||||
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息子が腰椎椎間板ヘルニアで入院しました。そこの理学療法士の方から教えてもらって購入しました。良かったです。 | ||||
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主人公の「ぼく」は小学生で、不思議な力を持っている。それは相手に条件を提示して、提示した条件のようになるのがいやなら○○をしろ。と言うことで相手に言うことを聞かせる条件ゲーム提示能力だった。 ある日、ぼくの通っている学校で事件が起きる。それは飼育小屋のうさぎたちの手足、耳をハサミで切るという猟奇的な犯罪で、ぼくの幼馴染で飼育委員の「ふみちゃん」は、その現場の第一発見者となり、ショックで心を閉ざしてしまう。 話すことをやめ、廃人のようになってしまったふみちゃんをみて、ふみちゃんがそれまでどんなに優しく、強く、理知的だったか知っていて、傷つけられたことを許せないと憤るぼくは、条件ゲーム提示能力をもって犯人に復讐するために、同じ能力を持った「先生」の元で犯人に与える罪の重さを図り始めた。 激ネタバレ ぼくの決断を読んで、エヴァンゲリオン旧劇場版、まごころを君に。のアスカとシンジのシーンを思い出した。もちろんそんなものはすぐに衝撃に吹っ飛んだが……。 ラストまで読んでいる間に思ったのは、結末はどうなるのか、ぼくはどんな罰を犯人に与えるのかということだった。自分でいくら考えてみても、罪の重さ、量刑の重さ、そんなものの基準、いや、うしたらいいのか全くわからない。 自分で条件を作ってみたりもしたが、忘れてしまった。確かろくでもない出来だったと思う(ーー;) ウサギたちを嬲り殺し、インターネットに画像を不謹慎な言葉と共に投稿する悪質さ。第一発見者のふみちゃんをみて「えー第一発見者、君!?萌えねー!」と言ってのけ、反省したふりをして、親の七光りを利用して医学部に再入学しようとする犯人。 当事者の心も知らずに、ワイドショーで身勝手な報道をするマスコミに、さわぐがすぐに忘れるネット住民たち。一生晒されるであろうウサギたちと、ふみちゃんとクラスメイトの写真。 こんなものに、小学生のぼくは、どうやって立ち向かえばいいのだろう。子供が背負うには重すぎるのではないかと、ただそう思っていた。 なんどもため息をつきながら本をとじて、そしてまた開く。その繰り返しでラストまで読み進めた。 結果はひどく辛いものだと私は感じたが、きっと、読む人それぞれに受け取り方は違うのだろう。逃げるようだが、本当に好みは分かれると思う。読んだら、ぜひ感想をレビューしてほしい。 私は好きだと思ったし、この本か大好きな本のうちの一冊になった。ただほかの辻村さんの本は苦手だ。なぜだろう(>人<;) | ||||
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非科学的な力で人を操るとか、 なんとなく都合のいいように解釈が展開されるとか、 どっかで見たなーと思ったら、 デスノート? 意欲的な作品だとは思いますが、 「メジャースプーン」というキーワードを通して、 作者が伝えたかったことが今一弱い気がしました。 若い人向けの作品です。 | ||||
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ふみちゃんのサンタの話と、パン屋の話で号泣しました。 自分の意見を持っていて、優しい。 自分自身が、みんなと同じように外見がかわいかったり、抜けてたり、そのほうがいいんじゃないかとちょっと落ち込んでいたときに読んだので、 物語の本筋ではないこの部分でたまらなくなってしまいました。 くれぐれもバスや電車では読まないほうがいいと思います。 思わぬところで、涙が流れます。 | ||||
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作者も主人公も自分自身もみんなで一緒にたたかった。 勝手に戦わせてもらいましたが(笑) 「凍りのくじら」を読んでからだと、また違う楽しみ方もできるかな。 逆でもいいですが。 | ||||
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ツナグ で作者を知った初心者です。たまたま検索していたらこの本がよいとの評価をみて購入しました。中古でしたがとても綺麗でした。内容ですが、ふみちゃん、主人公の僕、クラスメイト、母と子、先生との出会い、出てくる人物が皆魅力的であっという間に引き込まれました。悔しい、悲しい気持ちになったり、僕に感情移入してしまったり、ふみちゃんを自分の娘と照らし合わせてしまったり。。。一冊の本でこんな気持ちになったのは初めてです。文句なしで良い本だと思います。 ツナグよりずっと素晴らしいお話です。 | ||||
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昔読んだ”ぼくがぼくであること”を思い出しながら読みました。 ”自分って何?””生きてる価値があるの?”等の青春期の悩みを実感させてくれる作品だと思いました。 主人公の決断にも驚きました。 ただし、各人の行動に納得いかない部分もありました。 どうしてそう考えるの? その分、星一つ減らしました | ||||
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学校で起こった悲しい事件。 PTSDによって、心を閉ざした幼なじみのふみちゃん。 主人公ぼくは自分の持つ特殊能力を使って、犯人への復讐を決意する。 生と死、勧善懲悪、友情と愛情、復讐の是非等、 実に色々なテーマが盛り込まれた小説だった。 ぼくという主人公を通じて、読者にそれらを考えることを訴えかけてくる。 「ツナグ」に次いで読んだ辻村作品。 切なく悲しい内容ながら、決して期待を裏切ることなく一気に読了できる。 最後のシーンも良い! | ||||
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罪を犯した者に対してどのような罰を与えるべきか? 本作品は読み手に大きな問いを投げかける。 我々の生きる社会では、 罪人であると認めること、罪人に対する量刑を下す判断基準は法に委ねられている。 そして、法に定められいることは絶対だと疑う余地のない国民が多い気がしてならない。法に無関心。 その状況の中、刑は淡々と執行されている。なんだか不気味。 日本社会では死刑制度を良しとする意見が圧倒的に多いが、 果たして死刑賛成者は死刑という罰について真剣に向き合って考えたことがあるのでしょうか。(反対者も同様) 全体の8割超を占める賛成者は、 死刑が妥当とされる犯行をした者に対する裁判の裁判員になった場合、 死刑にするべきだ!と、揺るぎない気持ちで意見を主張することができるだろうか? 罰の決め方に無関心だった私にとってこの作品は衝撃だった。 | ||||
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自分(主人公)には他人に復讐する力がある、そして大切な人(ふみちゃん)が他人の悪意に傷つけられたとき、どのような行動をとるのか。 この作品は何のために復讐を行うのか、正しいことはなんなのかを考えさせられる作品でした。一方でふみちゃんのやさしさに浸ることができ、内容は濃いものの、終始温かい気持ちで読むことができます。 主人公が能力を持っているので、読むのをためらう人もいるかもしれませんが、そういうのが苦手な人でも安心して読むことのできる良作です。 | ||||
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主人公「ぼく」には不思議な力がある。この力を使えば 友だちを痛めつけた人に復讐できる。不思議な力を持たない普通の人間には、 復讐することは難しい。相手に同じようなダメージを与えるとするならば、 犯罪を犯してしまうことになる。不思議な力を使えば、犯罪を犯さずに復讐することができる。 何をどうすれば相手にとってダメージになるのかと主人公は秋山先生相手に問答し考える。 秋山先生の考えは、相手が死に至るという冷徹なもの。主人公は子どもであって、そのような冷徹さをもっていない。 では、どうするのか。それが明確にされないまま話は進む。 相手の破滅を望むのは、飾りない言い方をするならば相手を殺したいと望むことになる。 でも、殺人は大罪だ。だから人は、「殺したい」と意識しないのだろう。 では、何が意識に上ってくるのか。それは、殺人と近い考えである自殺だろう。 秋山先生は、復讐する必要はないと言う。自分の命を引き換えにして何かをしようとするのは間違っていると言う。 私も、読後に考えてみた。 復讐しないで、「許せない」という気持ちを静かに見つめながら生きていくことはとても難しいことだと思うけど、 復讐すれば、自分の心が壊れてしまいそうな気がする。 この本は、復讐・憎しみ・怒りについて考えさせてくれた。 | ||||
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犯人に与える罰、何のために、誰のために。 不思議な力を持つ「ぼく」は、犯人に罰を与えるために、 同じ力を持つ伯父さんの「先生」に相談する。 対決の日までの5日間「先生とぼくの」レッスンが続く。 最初は単純に罰を与えたいと思っていたが、 先生に質問され考えが揺らぐ。 友だちのための復讐なのか、自分のための復讐なのか、 犯人に反省させたいのか。 読んでいて考えさせられた。 それにしても、最後に「ぼく」選んだ答え。。。 そうきたかぁ。 唸ってしまいました。 こんな小説を書く人がいるなんて、と思ってしまいました。 | ||||
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設定や内容は面白いと思いますが、なかだるみ感が否めなかったのが残念です。また、主人公が小学生な割に、難しい内容を理解できていることも少し違和感がありました。 | ||||
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NEWラブプラスとのタイアップで読みました。 NEWラブプラスでカノジョと一緒に読んで話を共有するという試みも画期的でした。 最初は期待せずに買ったのですが、読んでみたらかなり読みふけってしまいました。 この作家さんの他の本も読んでみたいなと思いました。 | ||||
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非常に考えさせられる作品。自分の子が同じ状況になったらとずっと考えてしまった。名作です。 | ||||
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私は辻村深月さんの本を読むのはこの作品が初めてでした。 気軽な感じで読み進めていたのですが・・・ えっ?能力? 突如SF色を帯びた内容に戸惑いを隠せませんでした。 小学生の男の子の日常を書いた物だとばかり思い込んでおり、それに加えて私はあまり非現実的な小説は好んで読まないので。 しかし章が進んでいくごとにどんどん物語に引き込まれていきました。 じわっと読者の心を揺さぶるシーンがいくつもあり、何度も涙が出そうになりました。 少年も、ふみちゃんも、先生も、お母さんも。皆優しい心の持ち主で、こっちまで温かくなれるような。 読み終わった後はしばらくこの本の事が頭から離れませんでした。心にジーンと残ります。 この作者の他の作品も是非読んでみようと思っています。 | ||||
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NEWラブプラス読書週間用推薦図書だったのでゲームをもっと楽しむために購入しました。特別カバーなどもついてきていいなと思いましたが 商品が届くと、この肝心なカバーが若干寸足らずだったりして残念なことに 本の内容には全く関係ないとはいえ、購入目的ですらあるわけなので評価は低めに 今まで知らず全く興味のなかった作家さんの作品だったのですが、本作を読んでみたところかなり面白く 他の作品も読んで見たくなりました。こういった形ではあるものの新しい出会いに感謝いたします。 | ||||
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