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(短編集)
おそろし 三島屋変調百物語事始
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おそろし 三島屋変調百物語事始の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全135件 121~135 7/7ページ
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宮部作品の江戸ものは、特に期待していました。 時代小説を全く読まない私にもわかりやすく、更に現代にはない、人の優しさが伝わり、 何とも言えない温かい気持ちになるからです。 本作は、心に傷を負った主人公・おちかが、 不思議な話を人から聞くことによって、 自分の不幸な傷を癒していくと言った、前向きなストーリーです。 何故叔父が、おちかに恐ろしい話を次々と聞かせたかは、 どうも腑に落ちない点があります。 でもそれをさしおいても、おちか自身のエピソードと、 客達のエピソードが少しずつ明かされていく展開はスムーズで、 引き込まれました。 ただ、問題は最終章ですね。 普通の少女が巻き込まれる事件としては、あまりにも現実感がありませんでした。 「霊験お初シリーズ」で、霊感のある少女という設定を使ってしまったため、 今回は同じようには出来なかったのかもしれません。 おちかに具体的な超能力がないと、あの展開ではどうしても夢物語みたいで、 ご都合主義な感じがしました。 そして最近の宮部作品を読んでいつも疑問に思うのは、 なぜ本当の悪人が登場しないかということです。 例えば親兄弟を裏切った姉弟が、最後に許されてしまいます。 それまで人間のどろどろしたものを丁寧に描いていたのに、 急に浄化されてしまうのです。 悪を持った人間がその後どうなるかは、 神様(=読者)が決めることではないのでしょうか。 余韻があるからこそ、読者の想像を掻き立てるのだと思うのですが、 宮部さん自身が神になってしまっているので、 全て手のひらの上のおままごとみたいになってしまったように感じました。 | ||||
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途中までは非常に引きつけられるお話でした。良くできていて、読んでいる時間が楽しく幸せでした。しかし最後の展開にはがっかりしました。いきなり子供の冒険小説・・・。前半と後半の完成度の違いに愕然とします。残念です。でもまあ・・前半だけでも楽しい時間を過ごせたので、それで十分かも・・・といった気持ちです。 | ||||
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繰り出される「物語」の宝、また宝と解説にありますが、本当にその通りで稀代のストーリーテラー宮部さんの面目躍如といえる作品です。本作はあちらこちらにオリジナリティのある「おそろし」さがちりばめられているだけでなく、登場人物たちの会話や地の文章にも当時のお江戸を髣髴とさせる生活感がただよっていて読者は知らず知らずに百数十年前の時間の中に引き込まれていきます。 神田三島町の袋物屋の主人伊兵衛は、兄夫婦の娘おちかをあずかっています。おちかまだ十七歳なのですが、わけあって人との交わりをすっかり閉ざしてしまい、三島屋の女中として働くことで気を紛らわしています。ある日、突然の所用で伊兵衛夫婦が出かけることになってしまい、伊兵衛を訪ねてきた碁敵の藤吉の相手をおちかがすることになります。伊兵衛がわざわざしつらえた碁打ちのための客間、黒白の間に藤吉を通すと、藤吉は問わず語りに亡くなった兄吉蔵の話をはじめるのでした。茶を入れにたったおちかが戻ってくると藤吉は顔面蒼白になり息苦しそうにしています。立てつめた障子をあけたところ庭に咲いている曼珠沙華の花陰から覗いている人の顔をみたというのです。そしておちかは吉蔵と藤吉の因縁話が語られるのですが、その後まもなく、藤吉は憑き物が落ちたように亡くなってしまいます。 おちかには人の心のなかに閉ざされた悩みをききだす力があると気付いた伊兵衛は、そのような悩みを持つ人を黒白の間にあつめてはおちかに聞かせ悩みから開放させてやろうとしてやります。そのようにすればおちかも自分の閉ざされた心を開くことが出来るようになると考えたからです。こうして百物語の形式をとって各章毎に怪異の話が語られる構成となっていますが、各話そのものが誠に精緻に組み上げられた因縁話になっているだけでなく、全体としておちかの秘密も解き明かされ救済されるという構成になっています。 | ||||
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宮部みゆきの得意ジャンルの一つともいうべき江戸怪異。江戸の社会や当時の人々のものの考えをきっちり捉えたうえで組み立てられた物語はどれもよくできています。明るい面だけでなく、人の心の暗い一面にフォーカスしている点も秀逸で、現代に通じるものがあり、怪異といっても、それは人の心の中にある、ということなのだという作者のメッセージがよく伝わってきます。ただし、惜しむらくは、それぞれのエピソードをまとめる最後の物語がやや強引にまとめられたように思えること。目に見えない存在との対決、というのを描くのは難しいということなのでしょうか。 | ||||
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心に深い傷を負って、叔父が営む三島屋で暮らすようになった主人公・おちか。 そんな彼女に、叔父は「不思議な話をしてくれる人を集めたから、 それを聞いて、おまえが私にわかりやすく話しておくれ」と命じます。 それは、一風変わった「百物語」のようなもので、 次々と不思議な話をする人がおちかの前に現れます。 その一つひとつが、重く、切なく、時に恐ろしい。 しかし、その体験を経て、おちかは悲しい体験で傷ついた人は自分だけではないこと、 見方を変えるだけで被害者や加害者は立場を変えてしまうことなどを学んで行くおちか。 次第に、おちかは自分の傷や出来事を見つめることができるようになっていく。 そのうち、お客の一人が話した話から、事態は大きく動き始め・・・。 宮部みゆきらしく、登場人物一人ひとりが丁寧に描かれており、ちょっと出てきただけの人や 侍女ですら生き生きと個性を持って動き回っています。 お客が語る不思議な話には、あっという間に読み手である私も引き込まれ、 話を聞かされているおちかの気持ちを追体験するかのような感覚が得られました。 「これはどうなっていくんだろう」という興味から、あっという間に読破してしまいました。 不幸な出来事というのは、ある日突然身の上に降りかかるもの。 本当は、ただそれを不幸な出来事として、嘆くことができればいいのでしょう。 しかし、人はそれに何かしら理由がほしい。 だから、自分のせいにしてみたり、人を恨んでみたりして、想いを残し、嘆く。 その悲しさを、いろいろな出来事を通して表現している話だと思います。 ラストは思わぬ方向に進んでいき、ちょっと私の好みとは違いましたが、 それでも一気に読ませるだけのものはありました。 ほかの時代物同様、情景が浮かんでくるような描写で、十分に楽しめるものだと思います。 でも、ラストがちょっと好みと違ったので、星4つ。 そのあたりは好みの問題ですね。 おもしろかったですよ。 | ||||
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宮部みゆき独特のファンタジーと奇怪さが物語を高揚させる時代小説です。 こころに傷を負ったおちかと同じような苦しみを持っているひととの対話という形で、一話ごとにすすめられていく構成は読みやすく、また、季節を感じさせる植物や、また、舞台となるお屋敷や部屋の中の空気感と様子の描写は相変わらず細微であり美しい事に感銘します。 しかし、最後には、一話一話に登場した死霊や生霊を含んだ様々な登場人物が同じ舞台に登場し、彼女を支えんと、のろわえ、意思を持った”お屋敷”という大敵に対峙するのですが、なぜ彼らをしてそこまで彼女の為にするのかというところの説得力に欠けていたり、一体その怨念の正体がなんであったのか、というところがよくわからないままに終焉を迎えるのでなんだか納得のいかないままだったという感が否めません。 また、今回も、一筋縄ではいかない人の気持ちの交錯を緻密に描写していいます。泣かせる境遇にある人物も、生き方に筋の通った好感の持てる人々が出てくるのですが、きっとあまりに登場人物が多いせいか、一人一人の思いやそれを映した行動が、いつもの宮部作品のように、読み手の心の芯まで届いてくるまえで描写が終わっている感が拭えません。 それでも、一つ一つの物語は、映写をみているようにおもしろいことにはかわりませんので、人情ものというよりは、百物語集の一部として読むと十分以上に楽しめると思いますし、宮部作品の別格の秀悦性に変わりはありません。 | ||||
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正直、宮部みゆきさんの作品を読むのは、 これが2作品目でした。 時代小説は、初めてです。 とにかく、静かに淡々と進みながらも しっかりとストーリーの力強さを感じました。 一人一人の人々の生きる力を感じます。 ほんのり暖かで、時にひやりと冷たく、 夏の夜の一冊には最適でしょう。 | ||||
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最初から、ぐいぐい読者をひきつけて読ませてくるのは、さすが宮部みゆきだと思いました。 最後の1ページ、これを読む為にここまで読んできたんだと思わせる『うまさ』です。 オススメの1冊です。 | ||||
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事件が起こって、加害者と被害者が発生する。 加害者が一方的に悪く、被害者は全く罪が無い、という単純な決め付けでわれわれは事件を理解したつもりになってとりあえず安心(理解不能なことほど不安になるものはない)してはいないか。そんな図式で悲惨な事件を型にはめて論じてはいまいか。 実際には、双方の心の奥底の野獣みたいなものがぶつかって事件がおこるのではないか。それは当事者のみならず関わる者たちの心の闇も関わっているのではないか。 そんな問題意識を持った作品(「模倣犯」「理由」など)を書いてきた宮部みゆきが、本作でも「百物語」の趣向を使いつつ、ある事件が原因で旅籠を営む川崎の実家から神田の袋物屋の伯父の元に身を寄せた娘おちかが、人の語る怪事を聞いて自らの心のうちに潜ませた黒々としたものを吐き出して行く過程を描いている。 是非そのあたりに注目していただきたい。 | ||||
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おそろし 三島屋変調百物語事始宮部美由紀の江戸ものは大変面白く、色々なことを考えさせる作品が多いのである。しかし、レビューの中の一つでも触れられているように、うまくまとまるのであの人も大変ね、とか言う結論では私には物足りない。そんな小説なら人情話を聞いている方がまだましなのである。 かつて、救いようのないだるま頭巾などを書いていたが、本当に怖いのは人間だという姿勢は一貫している割に今度は善人づらか。彼女の作品には、犯罪者を擁護するような形にとられてしまった作品もある。社会が生み出すものとしてのやりようない、癒せない悲しみや過ぎ去ることができない罪と苦しみがあることとその中でもがく人間の生のうごめきを、他者の話によって成長させることでしか宮部さんにはかけないのか。人間は本をよんで成長するものだけではない。 少年・少女ばかりを主人公にしているようでは宮崎駿と同じレベルである。宮部さんの細部から成立させるすばらしさを何故本気で使わないのか理解できない。怠けないで欲しい、才能のある人は。 | ||||
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江戸の神田三島町の一角に店を構える袋物屋の三島屋。訳あって、その店の主人である叔父夫婦のもとに預けられ、働くことになった十七歳のちかが、店の「黒白の間」で、そこを訪れる人たちの不思議で怪しい話を聞いてゆく。不思議で怪しい、切なさと怖さ、恨みと憎しみ、割り切れぬ思いなどが絡まり合ってゆく。曰く、変調百物語。その聞き手となった主人公のちかが、語り手となる人たちから百物語の話を聞いていくことで、語り手とそこに関わる人たちの呪いを浄化し、それとともに、自らが負った災厄の根っこを見つめ、逃げずに相対してゆくようになるのですね。 著者の『あかんべえ』と好一対の、健気な少女と幽霊あるいは幽鬼たちが心を触れ合わせ、それぞれに浄化、変容、再生していく物語。第一話「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の話から、「お! これは、読ませるじゃないか」と、話の中に引っ張り込まれ、「凶宅」「邪恋」「魔鏡」と読み進めていくうちに、いつしか夢中で読みふけっていました。とりわけ、「魔鏡」「家鳴り(いえなり)」と続く終盤、物語の第四コーナーの一瀉千里、怒涛の勢いは圧巻。「魔鏡」に出てくる美しい登場人物は、殊に印象強烈。怖かったなあ。上村松園の『焔(ほのお)』という絵に描かれた女性がゆくりなくも思い出されまして、ぞおっとしました。 愛する心と憎む心、気遣う心と悪意の心、そうした人の思いというのは表裏一体、紙一重のところにあるのだなあと、本書をひもといていくうちに、しみじみ感じ入ってしまいましたねぇ。登場人物の伊兵衛の言う、<何が白で何が黒かということは、実はとても曖昧なのだよ>との言葉が、ことのほか印象深く、忘れられません。 蛇足ながら、「最終話 家鳴り」の中、ある人物が言う「姉さんが来た、姉さんが来た」という台詞のことで。ここはおそらく、著者の敬愛する岡本綺堂『半七捕物帳』の記念すべき第一話「お文(ふみ)の魂」を念頭に置いています。本書をはじめ、宮部さんの江戸時代ものの小説の雰囲気、なかでも怪しの雰囲気には、岡本綺堂の『半七捕物帳』『三浦老人昔話』『青蛙堂鬼談(せいあどうきだん)』などの作品に非常に通じるものがあります。未読の方は、そちらもぜひ、お読みになることをおすすめいたします。 | ||||
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縁談の際に起こった悲劇によって、心に大きな傷を負ってしまったちかが主人公です。 物語は、彼女を預かった叔父の三島屋の主人の計らいで、心の傷の回復のために企画された「変調百物語」を中心に展開します。 この「変調百物語」の聴き手をあずかるちかは、その中で徐々に逞しく成長して行きます。 それは、ものの見方の勉強と言うことだったのかも知れません。 不幸な事件にあたって、彼女の考え方は一方的に固定されがちです。そんな時、他の事件の話を聴くことによって、別の角度からの考え方を知ることが出来るからです。それは、「広い世間には、さまざまな不幸がある。とりどりの罪と罰がある。それぞれの償いようがある。」ということなのでしょう。 「黒白の間」と名付けられた座敷で子の催しがなされるのも、「黒」「白」はそれほどはっきりとはしていないということの象徴でしょう。 舞台を江戸にとり、「百物語」を中心に一人の女性の心の問題を扱うと言うこの設定は非常に面白く、楽しく読むことが出来ました。 終わり方を見ると、何となく続編が書かれそうなので、それも又楽しみにしています。 | ||||
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宮部さんの時代物最新作。*暗い過去の出来事から心に傷を負ってしまったおちか。彼女は、袋物屋の伯父三島屋夫婦の元に預けられる事となり。そこでなんとか立ち直ってもらいたいと切に願う伯父の計らいの元、百物語の聞き手としてお客様をおもてなしする事となるが…!?☆一言で表現するならば「切ない」。そして、宮部さんらしい時代小説に仕上がっていると思う。*おちかの揺れる心の機微。そして、物語達の語り手達の気持ちが、巧く表現されていると思う。4つの百物語が、ラストには巧く1つに融合されそれもまとまりがあって良かった。*このお話を通して一番怖い物。それはやはり人間の嫉妬に行き着く。そして、誰にも心を開く事が出来ずに殻にこもったままのおちかが、周囲の優しさを汲取りながら自分に出来る事を着実に掴み進んで行く姿は、読者としても勇気付けられる物がある。 | ||||
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著者、待望の新刊です。 宮部みゆきさんの作品は全部好きですが、やはり(『火車』を別格として)江戸のお店モノが一番好 き。メインの物語のつなぎに紹介される、商売のあれこれが好き。「切り回す」とか、「こまこまと」とか、 「きりきりと」とか、ああ自分も明日頑張って仕事しようとか思えますよね。 不幸な事件に巻き込まれて心を閉ざしてしまった主人公が、自身の心の傷故に、同じような痛みを 抱えた人を引き寄せ、打ち明け話を聴くうちに、語る者の心も聴く者の心も、とらわれていた想いから 解き放たれていきます。そんな「変調百物語」。 実際の生活に囚われている私たちは、実際のところは、稀な例外を除き、解き放たれることはなかろ うと思うのですね。自分に迷惑をかけずに死んでくれと世話になった人を憎む心も、許されぬ恋である とわかっていても惹きつけられてしまう心も、そして、自分が気に病んでいることさえ丸く収まれば、それ で大団円なのであって、付随して自分が苦しめている人や忘れている人がいることは、きれいさっぱり なかったことになってしまう心も、リアルに私たちの日常にあるものだし、そして現実の日常では、そうし た心は解き放たれることはない。 でも、いっとき、宮部みゆきの小説を読んでいる時だけでも、小説の登場人物の心が解れることに 随伴して、私たちの現実の心も解れることがあるのかも、と思うことができます(甘いんだけど)。 そう思うだけで、実際は解れないんだけれど(私の心に巣食う憎しみも決して減らないのよ〜♪)、で も、そう思えるだけで、少なくとも明日もまた朝起きようと思えます。 本当にありがたい、これは宮部みゆきの大効用。 でも、宮部みゆきの小説を読んでからしばらくは、きっとみんな言葉にも行動にも表さない、それぞれ のいろんな心を抱えているのだなあ、とか思っちゃって、同僚氏のあれこれや、お隣のデスクのお嬢さん や、上司のなんだかんだに、いつものように普通に対応できなくて、なにかと固まってしまい、業務の 進捗に被害甚大。 たいへんに困ったことで、日常生活を円滑に送るためには、「偏見」という認知の節約が有効なことと 同様に、あんまり「きっとみなさん、いろいろな想いを抱えて、それでも会社に来てらっしゃる」みたいな ことはあんまり考えないのが吉かと。 これが宮部みゆきの弊害。 ほんまに、いいものを読ませてもらいました。 | ||||
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昨日買って、一気によみました。 あかんべえテイストでなかなか面白かったです。 でも個人的には「ぼんくら」ファンなので、星五つまではつけられませんでした。 展開的にも、ちょっと強引なところがあって、簡単に幽霊出すぎでしょ!みたいな・・・(汗) でも、ストーリーは面白かったし、出てくる登場人物も魅力的です。 清太郎さんがイメージしにくく、イマイチあくの弱いのが寂しいかな? 何はともあれ、おちかという新キャラ登場でしょう。 続編が期待できそうな感じです。 お初に出てくるお奉行様、女版? ぼんくら〈上〉 (講談社文庫)が好き | ||||
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