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死ねばいいのに
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死ねばいいのにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全166件 81~100 5/9ページ
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刺激的なタイトルに興味をそそられて初めて京極氏の作品を読んだ。 ストーリーは渡来(わたらい)健也という24歳の定職をもたずバイトで生活している若者が、自宅で殺害された知人の女性の鹿島亜佐美について、職場の上司や隣人など生前に亜佐美と面識のあった関係者(合計6人)を訪ねて、亜佐美について聞くというものだ。 大して深い知り合いでもない健也がそこまで深入りするという設定に少々無理があるとは思ったが、健也が会う知人たちは、性別も環境も異なるものの、自分の人生に深刻な不満を抱えて生きており、会話の内容の大半は自らのおかれた境遇に対する愚痴であり、それと亜佐美の人生がリンクしていく構成は実にうまいと思った。 400頁弱と決して短くはないが、6人との会話が各々一話完結の短編になっているため、気軽に読み進めることができ、楽しめました。 | ||||
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刺激的なタイトルに興味をそそられて初めて京極氏の作品を読んだ。 ストーリーは渡来(わたらい)健也という24歳の定職をもたずバイトで生活している若者が、自宅で殺害された知人の女性の鹿島亜佐美について、職場の上司や隣人など生前に亜佐美と面識のあった関係者(合計6人)を訪ねて、亜佐美について聞くというものだ。 大して深い知り合いでもない健也がそこまで深入りするという設定に少々無理があるとは思ったが、健也が会う知人たちは、性別も環境も異なるものの、自分の人生に深刻な不満を抱えて生きており、会話の内容の大半は自らのおかれた境遇に対する愚痴であり、それと亜佐美の人生がリンクしていく構成は実にうまいと思った。 400頁弱と決して短くはないが、6人との会話が各々一話完結の短編になっているため、気軽に読み進めることができ、楽しめました。 | ||||
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読む前、 「死ねばいいのに」 最悪な題名だなと思った。が、 読み終わった今となっては、 「死ねばいいのに」 この題名の印象が180度変わってしまった。 ホントに180度変わった。 こんな事初めてだ。 終始、登場人物にイライラするけど でも、彼らと自分は同じなのだと感じました。 「死ねばいいのに」 自分に言われた気がします。 心の奥が震えるラストでした。 | ||||
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読む前、 「死ねばいいのに」 最悪な題名だなと思った。が、 読み終わった今となっては、 「死ねばいいのに」 この題名の印象が180度変わってしまった。 ホントに180度変わった。 こんな事初めてだ。 終始、登場人物にイライラするけど でも、彼らと自分は同じなのだと感じました。 「死ねばいいのに」 自分に言われた気がします。 心の奥が震えるラストでした。 | ||||
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初めの一人目で話は済んでいる気がする。 あとの五人は余計で、ただ分量を膨らませているだけだ。 あの「告白」の第一章と同じ意味合いのよう。 文体は読みやすいが、実質的な中心人物に感情移入できず、あまり残るものがない。 | ||||
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実験的な作品。人の闇の部分に鋭くメスを入れる。面白かった。しかし、ほかのレビュワーの方も指摘しているように、主人公が「頭も悪い、どうしようもない人間」のわりには非常に論理的なところに違和感をもった。もちろん、底辺の人間と言ってもよいような、しかし自分をごまかすことをしない主人公が、とりすました登場人物たちの表に出したくない本音の部分を抉り出していくのが痛快なわけだが・・・なんとかその辺、もう少し違和感ない方法がなかったのかなあ。それだけが残念。 | ||||
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実験的な作品。人の闇の部分に鋭くメスを入れる。面白かった。しかし、ほかのレビュワーの方も指摘しているように、主人公が「頭も悪い、どうしようもない人間」のわりには非常に論理的なところに違和感をもった。もちろん、底辺の人間と言ってもよいような、しかし自分をごまかすことをしない主人公が、とりすました登場人物たちの表に出したくない本音の部分を抉り出していくのが痛快なわけだが・・・なんとかその辺、もう少し違和感ない方法がなかったのかなあ。それだけが残念。 | ||||
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この作家の作品初めて読みましたが全く期待外れでした。 フリーターの男の知り合いの女性が亡くなり 訳を探ろうと男が被害者の周りの人物を訪ね歩いていくのですが どの人物も似たような人ばかり。 エリートだけど会社からの評価が低くて 気持ちがくすぶっているとか、 人間関係が上手くいかず悩んでいるけど 周りに悟られない様に態度には出さず 日々取り繕って生きているとか。 現代人が悩んでいる事を表現してあり、 皆その不満をフリーターの男にぶつけ始めるのですが 誰でも持っている不満を書き綴ってあるだけです。 何の工夫も無い。文章も面白くない。 フリーターの喋り方も何かにつけ「そうなんすか」「俺頭悪ぃんで分かんねぇっすけど・・」 って、学歴は無いけど素直で愚直な感じを表すのに そんな表現しか使えないのかと思いました。 男の喋り方、内容がワンパターン過ぎて嫌気がさしてきます。 子供が書いた小説みたい。 結末も酷いものでした。 中二病の人が読んだら喜びそうな内容です。 | ||||
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この作家の作品初めて読みましたが全く期待外れでした。 フリーターの男の知り合いの女性が亡くなり 訳を探ろうと男が被害者の周りの人物を訪ね歩いていくのですが どの人物も似たような人ばかり。 エリートだけど会社からの評価が低くて 気持ちがくすぶっているとか、 人間関係が上手くいかず悩んでいるけど 周りに悟られない様に態度には出さず 日々取り繕って生きているとか。 現代人が悩んでいる事を表現してあり、 皆その不満をフリーターの男にぶつけ始めるのですが 誰でも持っている不満を書き綴ってあるだけです。 何の工夫も無い。文章も面白くない。 フリーターの喋り方も何かにつけ「そうなんすか」「俺頭悪ぃんで分かんねぇっすけど・・」 って、学歴は無いけど素直で愚直な感じを表すのに そんな表現しか使えないのかと思いました。 男の喋り方、内容がワンパターン過ぎて嫌気がさしてきます。 子供が書いた小説みたい。 結末も酷いものでした。 中二病の人が読んだら喜びそうな内容です。 | ||||
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さすが、京極夏彦氏。 これほどごく当たり前のテーマを、こんな設定にして、これだけこねくりまわして複雑にして、それでもこの分量の文章を一気読みさせるなど、ほかの作者にできる芸当では、絶対にない。 トリック崩しや犯人探しを目的とした「本格推理小説」ではない。 古今東西普遍的な、それでいて答えのないテーマを突きつけているが、ほとんどの「大人」は解決済み。 少なくとも私は価値観を揺さぶられることはなかったし、冷静に読めた。 不快な感じも持たなかった。 改めて京極氏の力量を思い知ることは確実にできた。故に星は四つ。 | ||||
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さすが、京極夏彦氏。 これほどごく当たり前のテーマを、こんな設定にして、これだけこねくりまわして複雑にして、それでもこの分量の文章を一気読みさせるなど、ほかの作者にできる芸当では、絶対にない。 トリック崩しや犯人探しを目的とした「本格推理小説」ではない。 古今東西普遍的な、それでいて答えのないテーマを突きつけているが、ほとんどの「大人」は解決済み。 少なくとも私は価値観を揺さぶられることはなかったし、冷静に読めた。 不快な感じも持たなかった。 改めて京極氏の力量を思い知ることは確実にできた。故に星は四つ。 | ||||
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ダーッッ!って読みました。おもしろかったです。期待どおり!タイトルからいくと、もっと重〜い、いやな感じの本なのかと思いきや、そんなことなかったです。「死ねばいいのに」なんて、普通絶対口に出しちゃいけない言葉だと思うけど、その言葉になぜか共感できてしまうのが不思議でした。そう言うことが正しいような気がしてくるんですよね。ストーリーの骨となるのが、ある殺人事件。しかし、ミステリーとはちょっと違って、犯人探しには重きが置かれていません。さらけ出されるのは人間の愚かさや醜さ。誰が一体正しいのか?だいたい、正しいって本当のところ、何を指すんだろうか?とても考えさせられる一冊です。 | ||||
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ダーッッ!って読みました。おもしろかったです。 期待どおり! タイトルからいくと、もっと重〜い、いやな感じの本なのかと思いきや、そんなことなかったです。 「死ねばいいのに」なんて、普通絶対口に出しちゃいけない言葉だと思うけど、その言葉になぜか共感できてしまうのが不思議でした。そう言うことが正しいような気がしてくるんですよね。 ストーリーの骨となるのが、ある殺人事件。しかし、ミステリーとはちょっと違って、犯人探しには重きが置かれていません。 さらけ出されるのは人間の愚かさや醜さ。 誰が一体正しいのか? だいたい、正しいって本当のところ、何を指すんだろうか? とても考えさせられる一冊です。 | ||||
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京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。思ったよりライトで読みやすかったです。難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。アサミさんが死んだのは残念。現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。 | ||||
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京極夏彦さんの本はこれが初めてでした。 とにかく分厚く難しい本という印象があったのですがタイトルに惹かれて読んでみました。 思ったよりライトで読みやすかったです。 難しい漢字はいくつかありましたがフリガナふってありましたし、内容は現代モノで次が読みたくなるようにうまく伏線がはられています。 昔ちょっとブームになった映画「バカヤロー」を思い出しました。 少しずつ蓄積された感情が飛び出す瞬間の言葉が「死ねばいいのに」ですが、徐々に沸点が低くなっていくのが少し残念ではありました。 アサミさんが死んだのは残念。 現実の世も、本当に「死ねばいいのに」と思う人は長生きして、そうでない人が短命…少しせつなくなりました。 | ||||
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衝撃的なタイトルなので読んでみたが、結末は半分も読めば想像できる。でもそれはかまわないと思う、謎解きがメインの小説ではないから・・・。 しかし、気に入らない点がいくつか。まず、大変説得力のある頭のいい(と読んでいて感じる)主人公が、なぜか「教養も常識もない馬鹿のチンピラ」みたいな設定になっている。話の流れからは、その設定がしっくりくるが、実際のところ主人公の言い分は大変筋が通っていて、まったく「馬鹿」さを感じさせないため、話全体が嘘っぽく感じてしまった。 「死ねばいいのに」のキーワードは、最初に出てきたときには説得力があったが、それ以降はちょっとこじつけというか、唐突過ぎて、せっかく話に引き込まれていても、そこで気持ちが離れてしまう。 主人公が、数人の関係者と順番に話をする展開なのだが、3人目くらいからは同じ展開でマンネリ化してしまう。キャラも皆さん似たような感じなので、「またか・・・」「もういいよ・・・」と、段々読み飛ばしたくなる気持ちになる。 読み終わって残ったのは、いまいち納得できない、何ともいえないもやもやした不快感だった。上記の難点をクリアしていれば、その不快感も満足・納得の行くものになったと思うのだが、やはりちょっと無理やりなストーリーで、完全にはこの独特の小説の雰囲気に浸ることはできなかった。物語を通して、人間の命について考えさせるような含みがあるのだろうが、それよりは上記の難点のほうが気になる作品だった。 | ||||
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衝撃的なタイトルなので読んでみたが、結末は半分も読めば想像できる。でもそれはかまわないと思う、謎解きがメインの小説ではないから・・・。 しかし、気に入らない点がいくつか。まず、大変説得力のある頭のいい(と読んでいて感じる)主人公が、なぜか「教養も常識もない馬鹿のチンピラ」みたいな設定になっている。話の流れからは、その設定がしっくりくるが、実際のところ主人公の言い分は大変筋が通っていて、まったく「馬鹿」さを感じさせないため、話全体が嘘っぽく感じてしまった。 「死ねばいいのに」のキーワードは、最初に出てきたときには説得力があったが、それ以降はちょっとこじつけというか、唐突過ぎて、せっかく話に引き込まれていても、そこで気持ちが離れてしまう。 主人公が、数人の関係者と順番に話をする展開なのだが、3人目くらいからは同じ展開でマンネリ化してしまう。キャラも皆さん似たような感じなので、「またか・・・」「もういいよ・・・」と、段々読み飛ばしたくなる気持ちになる。 読み終わって残ったのは、いまいち納得できない、何ともいえないもやもやした不快感だった。上記の難点をクリアしていれば、その不快感も満足・納得の行くものになったと思うのだが、やはりちょっと無理やりなストーリーで、完全にはこの独特の小説の雰囲気に浸ることはできなかった。物語を通して、人間の命について考えさせるような含みがあるのだろうが、それよりは上記の難点のほうが気になる作品だった。 | ||||
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なかったけど、内容は別にガッカリもしなかった‥ 作者が理解してるかどうかは置いといて このタイトルだけはとてもいいなーと思います | ||||
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なかったけど、内容は別にガッカリもしなかった‥ 作者が理解してるかどうかは置いといて このタイトルだけはとてもいいなーと思います | ||||
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本の内容はミステリーだから書けませんが、アマゾンの紹介文でも、「死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ、私に尋ねる。」とあるとおりで、このパターンで無礼な男に尋ねられた人たちの視点で何人かが尋ねられるわけです。というとどこがおもしろいのかちっとも分からないでしょうけれど、僕が思ったのは、たったそれだけの場面(移動も、動作もほとんどないわけです)を一人称で描いているのに、心の方の「動き」はものすごく鮮やかで、これが本当に文章だけで書かれているのか??と驚くほどでした。地の文とカギ括弧だけの、風景描写もない、ほとんど会話しかないやりとりを描いて、ここまで表現できるっていうのはうまいとしかいいようがない。確かに無礼な男は決めぜりふ的に「俺は馬鹿だから」というし、そのわりに弁が立ちますが、彼のいう「馬鹿」は学がないと言うほどの意味だと思えば(つまり、本質的な馬鹿の意味ではなく)、全然、あらというほどのことはないと思います。僕は、最初の人の話を読んで、すっかり笑ってしまい、最後のあたりでは、だんだんくらーーい気分になっていくという、滅多なことでは得られない珍しい感想を持ちましたが、それもまた巧みな組み立てではないか、と。だってこれだけうまいんだもん、それで十分ですよ。 | ||||
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