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(短編集)
魔法飛行
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魔法飛行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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「ななつのこ」「魔法飛行」「スぺース」と続く入江駒子シリーズ。 これは第2作目にあたる作品です。 1作目で瀬尾さんと知り合った駒子が、 瀬尾さんのすすめで物語を書く練習をはじめます。 これはその駒子の書いた物語を軸にした小説です。 連作短編の形を取り、それぞれの章で疑問として残った事柄が 最後にすべて鮮やかに組み合わされます。 解くことのできなかったパズルが 一気に何問もスルスルと解けてしまったような見事な爽快感。 この大フィナーレの気持ちの良さ! 加納朋子さんの作品はいつも読者を絶対に不快にさせない気持ちのいいものがあります。 駒子にずっと届いていた差出人不明の手紙。 これはすべてがわかった後にもう一度読み返すことによってさらに意味を増してくる。 この手紙の部分だけはぜひ2度読みしてください。 | ||||
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「ななつのこ」「魔法飛行」「スぺース」と続く入江駒子シリーズ。これは第2作目にあたる作品です。1作目で瀬尾さんと知り合った駒子が、瀬尾さんのすすめで物語を書く練習をはじめます。これはその駒子の書いた物語を軸にした小説です。連作短編の形を取り、それぞれの章で疑問として残った事柄が最後にすべて鮮やかに組み合わされます。解くことのできなかったパズルが一気に何問もスルスルと解けてしまったような見事な爽快感。この大フィナーレの気持ちの良さ!加納朋子さんの作品はいつも読者を絶対に不快にさせない気持ちのいいものがあります。駒子にずっと届いていた差出人不明の手紙。これはすべてがわかった後にもう一度読み返すことによってさらに意味を増してくる。この手紙の部分だけはぜひ2度読みしてください。 | ||||
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「ななつのこ」の続編にあたる連作短編集です。 前作から通して、宇宙や星、空そのものへの憧れが実にしばしば語られて、読者に爽快な読後感をもたせてくれます。特にラストが素晴らしく、すべてのストーリーの要素が集結して美しい結晶をかたちづくるかのように綺麗です。この作品は「ななつのこ」の続編ではありますが、決して前作をよまないと理解できない本ではありません。ぞれはそれで凄いのですが、前作を読んだほうが圧倒的に楽しむことができますので、ここは順序よく両方読むことをお勧めいたします。 | ||||
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「ななつのこ」の続編にあたる連作短編集です。前作から通して、宇宙や星、空そのものへの憧れが実にしばしば語られて、読者に爽快な読後感をもたせてくれます。特にラストが素晴らしく、すべてのストーリーの要素が集結して美しい結晶をかたちづくるかのように綺麗です。この作品は「ななつのこ」の続編ではありますが、決して前作をよまないと理解できない本ではありません。ぞれはそれで凄いのですが、前作を読んだほうが圧倒的に楽しむことができますので、ここは順序よく両方読むことをお勧めいたします。 | ||||
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空想とは、「空を想う力」なんだ。 なんて言葉が印象的な「ななつのこ」の続編。 今作は、主人公駒子が物語を書き始めるという展開。 魅力的な日常の謎、謎への解答を楽しみとともに、1作ごとに 洗練されていく、駒子の小説を読むことも楽しみの一つ かもしれません。(このあたり、芸が細かいなと感心します) 不幸にならない、殺人が起きないそんな日常の謎系なのは いうまでもありませんが、なんだか一本芯の通ったような文章には 「リリカル」なんて語を思いついてしまったり… そして今作にも、全体を通してはじめて明らかになる仕掛けが… 短編を楽しみつつ、大掛かりな仕掛けをも楽しめる。 非常にカタルシスのある短編集です | ||||
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空想とは、「空を想う力」なんだ。なんて言葉が印象的な「ななつのこ」の続編。今作は、主人公駒子が物語を書き始めるという展開。魅力的な日常の謎、謎への解答を楽しみとともに、1作ごとに洗練されていく、駒子の小説を読むことも楽しみの一つかもしれません。(このあたり、芸が細かいなと感心します)不幸にならない、殺人が起きないそんな日常の謎系なのはいうまでもありませんが、なんだか一本芯の通ったような文章には「リリカル」なんて語を思いついてしまったり…そして今作にも、全体を通してはじめて明らかになる仕掛けが…短編を楽しみつつ、大掛かりな仕掛けをも楽しめる。非常にカタルシスのある短編集です | ||||
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「ななつのこ」の続編ですが、私は先にこの「魔法飛行」を読み、こちらにより惹かれました。 女子大生の主人公が、日常生活で起こった少し不思議な出来事を知人の作家宛に小説形式の手紙にしたためます。三篇とも、身近で起きたちょっとした出来事で、それぞれに返信の形で“不思議の種明かし”がなされます。 1編1編も楽しめますが、その途中に挟み込まれた意味不明の手紙の謎がラストで解き明かされます。その時、今までの“不思議な出来事”の中に伏線が張られおり、この小説が短編集ではなく中編である事が判明します。 学生生活というとても身近でリアルな世界を描きながら、全体としてはロマンティックな印象を受ける小説です。 | ||||
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「ななつのこ」の続編ですが、私は先にこの「魔法飛行」を読み、こちらにより惹かれました。女子大生の主人公が、日常生活で起こった少し不思議な出来事を知人の作家宛に小説形式の手紙にしたためます。三篇とも、身近で起きたちょっとした出来事で、それぞれに返信の形で“不思議の種明かし”がなされます。1編1編も楽しめますが、その途中に挟み込まれた意味不明の手紙の謎がラストで解き明かされます。その時、今までの“不思議な出来事”の中に伏線が張られおり、この小説が短編集ではなく中編である事が判明します。学生生活というとても身近でリアルな世界を描きながら、全体としてはロマンティックな印象を受ける小説です。 | ||||
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加納朋子先生の作品「ななつのこ」の続編。 全作の主人公、入江駒子はある日瀬尾という男性に出会い、 小説を書くように薦められる。そして、駒子は小説を書き始める。 学校で出会った不思議な女性の事、男の子の落書き、不思議な文化祭、 そして届いた三通の手紙。この全ては最終章で繋がり、読者は改めて加納先生の力量に驚かされる事になる。 ファンタジックな描写と、駒子と愉快なクラスメイト達のキャンバスライフが 非常に上手く書かれている作品。 | ||||
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加納朋子先生の作品「ななつのこ」の続編。全作の主人公、入江駒子はある日瀬尾という男性に出会い、小説を書くように薦められる。そして、駒子は小説を書き始める。学校で出会った不思議な女性の事、男の子の落書き、不思議な文化祭、そして届いた三通の手紙。この全ては最終章で繋がり、読者は改めて加納先生の力量に驚かされる事になる。ファンタジックな描写と、駒子と愉快なクラスメイト達のキャンバスライフが非常に上手く書かれている作品。 | ||||
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