■スポンサードリンク


鉄の骨



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
鉄の骨
鉄の骨 (講談社文庫)

鉄の骨の評価: 4.30/5点 レビュー 288件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全288件 101~120 6/15ページ
No.188:
(4pt)

取材力の高さが伺える。

お仕事小説でおなじみ、池井戸潤の出世作。
ゼネコン業界の入札を巡る談合を若手社員の目から描く。
建設現場の作業や原価計算、業界構造や談合にまつわるディテールが細かく、カタルシスもある。
取材力の高さが伺える。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.187:
(5pt)

引き寄せられる

ぐぐっと、本編に引き寄せられ、分かりやすい文章を読みました。平太の気持ち、必要悪もあり、それで生かされている世界を知り、びっくりしながら納得する、恋人彩の複雑な気持ちよく書いてある。受賞できなかったのが、びっくり、魅力的な作品だ。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.186:
(4pt)

サラリーマンの苦悩と社会の構造を垣間見ることができる。そしてちょっとモヤっと

入社して数年で、畑違いの部署に送り込まれたサラリーマンの苦悩を描きながら、その背景となる社会の構造(建設業界)を説いていく。サラリーマンとしてすごく共感できる部分が多々ある。例えば、自分がどう思っていて、意見しようと組織の中では平の意見など意にも介さない上層部とか。サラリーマンとはどういう立場で、その会社の言動にはどういった背景があるのか。厳しい競争の中で生き抜いていくということ。そしてそもそも競争の場として与えられる場所はどういうものなのか。すごく勉強になる。でもそれ以上に心地よいテンポに引き込まれあっという間に読了。今月だけで、著者の作品を5つは読んでしまった。子供が大きくなったら。読んでもらいたい。人生の選択肢が広がると思うから。

ここまでベタ褒めしておいて★4つなのは、最後の結末と主人公の恋人に疑念を抱きまくったからです。なんか他の著者の作品にはない違和感を覚えました。参考までに
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.185:
(3pt)

長いがすぐ読めます。

ゼネコンの談合の話。半分くらいまでは主人公の会社が談合に参加するのかしないのか。彼女との恋愛はどうなるのかと、気になりつつ読み進めたが、段々話が迷走してぐだぐだに…。
しかも、結末に向かう流れも、意外性がなく全然すっきりしない!
まぁ、それでもそれなりに面白かったので、星3つです。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.184:
(2pt)

読むな!とは言わんがお奨めはできん

単純に建設業界の談合の話です。登場人物のほとんどが性格がひねくれてます。中でも「萌」って言う主人公の彼女がいるのですが、こいつのやってることが意味不明です。正直ウザイ…、池井戸作品の中では一番の駄作なのではないかと思ったので、取り敢えず池井戸潤を今まで一度も読んだことのない人は別の本を選んでください。この本から読んでしまうと池井戸潤を嫌いになりかねない。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.183:
(5pt)

「白熱の談合ドラマ」読み始めると引きこまれました。

次に出る大型入札案件は、2000億円規模の地下鉄工事。
「“何としても”取って来い」 謎の日本的システムの中で奔走する、若きゼネコンマン富島平太の行末は-。
白熱の談合ドラマを描いています。読み始めると引きこまれました。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.182:
(5pt)

サラリーマンなら共感できる部分がある本

ゼネコンによる談合を題材にした長編小説だが、読み始めると引き込まれるように楽しんで読めた。

主人公が談合に関与することは悪いと認識しながらも、会社という枠組みの中で、もがきながら働く姿はリアリティがありました。
望まない人事異動に対し向き合う姿など、サラリーマンなら共感できる部分が少なからずある本だと思います。

読後にこの小説にはモデルがあるのかと思い調べてみたら、名古屋地下鉄延伸工事での談合事件がモデルとなっているようでした。
社会的な過去の事件についても調べるきっかけとなったことも読んでよかったと思うポイントでした。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.181:
(5pt)

単純な善vs悪の図式じゃないところが良い!

今まで読んだ池井戸作品のなかで一番気に入った。

池井戸作品と言えば勧善懲悪。卑怯な敵役を最後にギャフンと言わせてスカっとするパターン。
半沢直樹シリーズがまさにその典型。
さらに言えば、中小企業が技術力を持って正々堂々と悪どい大企業と対決し、勝利してスカッとするっていうのもお馴染みのパターン。
「下町ロケット」や「陸王」「空飛ぶタイヤ」などもこのパターン。

しかし、この「鉄の骨」はこれらのパターンとは違う。
主人公も主人公が勤める建設会社も「談合」という犯罪にドップリとつかっていて「正義」とは言えず勧善懲悪の図式にはならない。
談合というある意味では必要悪ともいえるシステムを題材にしており、単純な正義vs悪の図式にはなってないのだ。
でも、それがいい。
建設業界の談合は法的には間違いなく犯罪ではあるのだが、長年業界の慣習として続いてきた。
それには談合が一方的な悪とも言えずそれなりの理由がある。
下請け企業や部品メーカーの従業員の雇用と仕事を確保したりして経済を安定させるという側面もある。
一概に談合=悪とは言えないのだ。
何が正しいのかは書かれていない。読者は多面的思考を要求される。

登場人物も良かった。
主人公、平太の恋人の萌が浮気をするなどで、ここのレビューでも評判が悪いが、読者をいらつかせる存在として必要な人物だったと思う。
萌を不愉快に感じるって事はそれだけ感情を揺さぶられてるって事で、この物語を楽しんでるっていう事だから。
僕は萌の優柔不断な言動をハラハラ楽しみながら読んだ。

他の池井戸作品と違い単純な勧善懲悪の図式にはなってないが、その分様々な視点で考えさせられ充実した読書体験となった。
今のところ僕の中では池井戸作品のナンバーワン。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.180:
(2pt)

伏線の回収ができていない。

氏の作品はこれ以外、色々と読ませてもらって、好きではいるが、この本に関しては広げた物語が収束できないままに終わってしまう感が強く、あれ?終わっちゃったよ!という終わり方。競札談合のやり取りがエラく簡単に決まってしまったり、会社の経営を左右する工事原価が数人の仕事で決まったりが、かなり粗いプロットに思え、そこらじゅうで派生するストーリーはそのままで終わり、結末は読者の判断でとかいうレベルではなく、モヤモヤした状態の読後感である。
それでも氏の本だからと期待して700ページ近くの大部を読ませる部分だけを評価してホシ2個としました。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.179:
(1pt)

ゼネコンの匂いが全く感じられない作品

ストーリーの組み立て自体は不自然なところはないものの、舞台がゼネコンだろうと銀行だろうと何でも良いような内容。タイトルと内容との違和感だけが残りました。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.178:
(1pt)

ビジネス小説としては良いけれど

主人公の恋人である萌はどうしても受け入れられない。
不誠実極まりない。
そもそもが、自分が何かを持っている訳でも無い中で、彼氏を見下す勘違いから始まり、女子中学生のような恋愛への憧れ。
挙句の果に浮気をして双方切らずにキープしつつ、浮気相手の母親に婚約者として会う。

この萌が何も起こらずスルーされてるこの小説、本当に池井戸潤の書いた物語ですか?
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.177:
(4pt)

あっという間に完読しました。

本の厚みに圧倒されましたが、読み進めるとあっという間に完読しました。
池井戸潤さんの小説はいつも引き込まれてしまう魅力があり楽しみです。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.176:
(5pt)

ゼネコン談合

入社4年目の富島平太が業務課に配属され、ゼネコン談合に巻き込まれていく話。知らない世界の話が主人公とともにわかっていくのが楽しい。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.175:
(3pt)

建設業界の話に集中したかった

建設業界とは無縁の人生を送る自分にとっては新鮮な内容だったが、割と早い段階から出てくる検察がなかなか踏み込んでこないし、萌は愚図で狡くて面倒臭いしで、物語に集中し辛かった。
予測できた結末に辿り着くまでの時間が長すぎると感じた。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.174:
(5pt)

奥深い

会社人生、恋愛、結婚、家族愛、正義、信条を深く考えさせられる本でした。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.173:
(1pt)

価格設定がおかしいので星1つ 作品は星5

文庫本で三回読みました。又、いつでも読み返せるKindleで読みたかったのですが価格が高過ぎて諦めました。文庫本より高い価格設定は理解出来ません。作品はとても面白いのに残念です。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.172:
(4pt)

土木関係

土木関係の仕事してます。過去にあった話として談合などは聞いたことあります。今でもたまに贈収賄の話はありますね。その辺の話がとってもリアルに感じられました。土木関係でなくても、就職したばかりの人や30代くらいまでの人なら、若手社員として共感して読めるのではないかと思います。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.171:
(5pt)

中国の汚職構造からみれば、日本の談合システムは健全に見える。

池井戸潤は おもしろい。エンターテイメントである。
読んでいるうちに 引き込まれていく。
それぞれが 魅力的な 人物として 描かれる。

入社 4年目の 平太。
若いのに 物怖じしない 素直さがある。
会社員であると言う制約を理解しながら、行動する。
平太の恋人 萌。銀行に勤める。
学生の価値観と銀行の価値観と違って来ることに戸惑う。
揺れ動く、女心。それを 思い切らせるのが 園田の母親。
いやぁ。母親は 強くて、したたかで、読み取る能力がある。
その先輩の 西田。仕事ができるし、飲んだくれる。
平太のいい上司である。
平太は不思議な縁で知り合う。
フィクサーの 三橋萬蔵が 平太の母親と若かりし頃の知り合い。
この 萬蔵が 存在感があり、平太に 素直に心を開く。
そして、シナリオをつくるのが 尾形。
やはり、このオトコの 先を見る目が すばらしい。

テーマは しがらみ。
世の中 しがらみから 抜け出せないのだ。
それを突き破るものは、何なのか?

日本は 談合というシステムがあるが
中国には 談合がなく 権力者の汚職から始まる。
なぜか、談合が 健全に見えてしょうがない。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.170:
(5pt)

共存共栄と公益性の危ういバランス

人がこの世の中を渡っていくうえで、清廉潔白では生きづらい。
かといって、社会悪に魂を売れば生きる資格がない。
「清き水に魚棲まず」と故事にあるように、
人間社会において清濁併せ呑む度量が必要であることは揺るがない真理であろう。
本書は「談合」をテーマに、社会における悪と必要悪の曖昧な境界の現実を
読者に投げかけ、あえて筆者の答えを提示することなく問題提起に留めている。
公共事業入札における制度システムの不備が談合の温床になっている可能性が
本書で指摘されてはいるが、仮に適切と思われる構造に変更されようとも、
この日本的な精神風土のもと、人間が集い、それぞれの思惑が絡めば、
同質の利権が生じ、新たな不正は必ず生まれるであろう。
「談合」そのものへの、yes、noではなく、業界において
共存共栄という大義のもとに、いきすぎた調整が図られることで
公益が著しく失われていることが問題なのではなかろうか?
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329
No.169:
(4pt)

談合の実態・現実

建設業界では常識だったかもしれない談合について、一方的に糾弾するわけでなく、様々なアングルからこの問題をあぶりだしている。公共入札のような官民癒着が生じやすい制度ではある意味このような仕組みができるのは至極当然であり、民間サイドだけで解決できる問題ではなかったのかもしれない。かなりの長編で、伏線がやや中途半端なかたちでおわった部分もあるが、総じて一気読みさせる迫力がある。
鉄の骨Amazon書評・レビュー:鉄の骨より
4062158329

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!